2022年9月、エリザベス女王2世がご逝去されました。

エリザベス女王2世の歩み(2022年9月情報)

イギリス在住の日本人による、イギリスや日本に関する記事レポートです。

今回は2022年9月8日に96歳で亡くなられた「エリザベス女王の歩み」についてまとめました。


はじめに

イギリス王室から公式にエリザベス女王2世が、スコットランドのバルモラル城で穏やかに死去したと、2022年9月8日の午後に発表されました。

2022年6月には君主在位70周年を祝う式典「プラチナ・ジュベリー」が執り行われ、元気な姿を見せていました。とりわけ式典で放映されたパディントンと一緒にお茶を飲むエリザベス女王のおちゃめな演技は、映像を見た人々を笑顔にしたに違いありません。イギリス国民から愛され続けたエリザベス女王の歩みを見てみましょう。

英国女王エリザベス2世の略歴

1926年4月21日 イングランドで出生
父:ジョージ6世 母:エリザベス・ボーズ=ライアン 妹:マーガレット
1947年11月20日 ギリシャから亡命してきたフィリップ・マウントバッテン氏(エディンバラ公爵フィリップ王配2021年4月9日イングランドにて99歳で死去)と21歳で婚姻。
エリザベス女王が死去された、スコットランドのバルモラル城はフィリップ王配がプロポーズした場所と言われています。
1948年 第一子、チャールズ皇太子を出産
1950年 第二子、長女のアン王女を出産
1953年6月2日 父であるジョージ6世(56歳)の死去に伴い、25歳でウインザー朝第4代君主として王位継承。
ジョージ6世の子息にはエリザベス2世とマーガレットの姉妹しかおらず、長女であるエリザベス2世が君主を継承し、英国女王となりました。
1960年 第三子、次男アンドリュー王子を出産
1964年 第四子、三男エドワード王子を出産
2022年9月8日 スコットランド・バルモラル城にて96歳で死去 エリザベス女王の死去により、第一子であるチャールズ皇太子がイングランドの王位を継承することになりました。
エリザベス女王は、在位期間70年と7ヶ月で、イギリス史上最長在位の君主となりました。

エリザベス女王2世の歩み「軍事参加」

第二次世界大戦中は積極的に軍事支援に参加したことが記録されています。

1942年近衛歩兵第一連隊の名誉連隊長

1945年イギリス陸軍英国女子国防軍に入隊、名誉第二准大尉 軍事用の車両の整備も行っており、普通自動車の運転免許以外にも大型自動車、軍事用トラックの運転もこなしていたようです。

2021年11月、95歳でありながらも、ウインザー城内で車を運転する姿が目撃されている通り、車の運転にはかなり自信があったようです。第二次世界大戦が終結した際には一般人に交じってその勝利を喜んだということです。

豆知識:女王エリザベス1世とは?

逝去したエリザベス女王はエリザベス女王2世と呼ばれます。なぜなら1558年~1603年までイギリスとアイルランドを統治していたエリザベス女王1世の存在があるからです。

エリザベス女王1世とはどのような人物だったのでしょうか。彼女は絶対王政を制定したチューダー朝のヘンリー8世の次女で、イングランドとアイルランドの女王としてチューダー朝第5代の君主であり、チューダー朝最後の君主となった女王です。

エリザベス女王1世は生涯独身であったことから、「処女女王」、「ザ・ヴァージン・クイーン」とも呼ばれていました。彼女が女王として統治していた時代はイギリスの黄金時代とも呼ばれる程安定した政権が続いた時代でもありました。

まとめ

エリザベス女王は、開かれた王室を目指し、一般市民と広く交流してきた君主であり、常にイギリス国民に深く愛される存在でした。

エリザベス女王の容態が医師の管理下に置かれているとの発表を受け、女王を心配する多くの国民がバッキンガム宮殿に集まりだした時、バッキンガム宮殿の空に大きな虹がかかりました。

その虹が静かに消えた後、エリザベス女王の逝去が発表されたのです。一夜明け、街中の至る場所にエリザベス女王の生前微笑む姿が張り出されています。


どれ程多くの国民に愛されていた女王であったかを知ることができます。

エリザベス女王2世の逝去に心から哀悼の意を表します。

本記事は、2022年9月20日時点調査または公開された情報です。
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