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政令指定都市シリーズ第5回「横浜市」について

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「横浜市」について

神奈川県の県庁所在地である「横浜市」の人口は2018年12月の時点で約374万人で、国内の市町村では最大で、10番目に人口が多い静岡県に匹敵します。国内の他の4都市と共に、初代の「政令指定都市」に指定されました。

関東地方の南部、神奈川県の東部に位置し、市域面積は約438平方キロメートルで、神奈川県の約18%を占め、県内の市町村で最も広いです。人口集中地区の人口としては、「東京23区」に次いでいますが、人口密度は、「大阪市」や「川崎市」の方が高くなっています。

また、政令指定都市の「横浜市」には、現在18の行政区(鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区、保土ケ谷区、磯子区、金沢区、港北区、戸塚区、港南区、旭区、緑区、瀬谷区、栄区、泉区、青葉区、都筑区)が置かれています。市役所本庁の所在地は、「中区」で、行政区の数としては、「大阪市」の24区に次いでいます。最も人口が多いのは、「横浜アリーナ」などがある「港北区」です。

次に、「横浜市」の気候ですが、四季が明瞭で、気温の年較差が大きい特徴があり、夏季は、比較的暑さが穏やかで、冬季も冬日は年に数日で晴れる日が多いです。一方、内陸部に位置する市域では、市中心部と比べ5度程度低い傾向があります。そして「年平均降水量」は約1700mm、年平均気温は15.8℃です。

▼参考URL:横浜市のホームページ
http://www.city.yokohama.lg.jp/

「横浜市」の成り立ち

「横浜市」の誕生は、マシュー・ペリー率いる黒船の来航がもたらしたとされています。太平洋航路の拠点として日本の港の利用を望んだ黒船一行との交渉の末、江戸時代末期の1858年に「日米修好通商条約」が締結され、翌年「横浜港」が開港しました。この「横浜港」は、商業港や工業港、また旅客港として発展し、横浜を国際港湾都市へと発展させる基盤となりました。

その後、1889年4月1日に市制が施行されたことにより、それまでの「横浜区」が市となり、「横浜市」が誕生しました。当時の市域は、約5平方キロメートルでしたが、拡張と埋立てが繰り返され、現在の市域まで広がりました。

1923年の関東大震災後は、政府による振興政策が活発化し、「京浜工業地帯」の中核都市としても成長しました。また、1927年時の区制施行により、市域は5区に分けられ、合併と再編を経て、行政区は現在の18区になっています。市制施行時に約12万人だった人口も増加の一途を辿りました。

そうした急成長を背景に、「横浜市」は、1956年に初代の「政令指定都市」に、1988年には「業務核都市」に指定されました。

横浜市長「林 文子」(はやし ふみこ)さんはどんな人?

2009年から横浜市長を務める「林 文子」さんは、1946年5月5日に東京都で生まれました。高校卒業後、自動車メーカーの「ホンダ」でキャリアをスタートさせ、「フォルクスワーゲン東京」、「BMW東京」、「ダイエー」の社長を歴任し、第30代の横浜市長となり、3期目になりました。桜美林大学大学院の特任教授も務めています。

林市長は、市長就任後、待機児童数ゼロや、ラグビーワールドカップの決勝会場誘致に成功しています。


▼参考URL: 横浜市長公式Webサイト
(http://www.hayashifumiko.com/)

「横浜市」の行政プラン

「横浜市」の行政プランは、「市民力と創造力により新しい【横浜らしさ】を生み出す都市」という都市像を目指して策定されています。さらに具体的な都市像として、以下の5つの柱が公表されています。

1) 世界の知が集まる交流拠点都市
2) 新たな活躍の場を開拓する活力創造都市
3) 多様な働き方や暮らしができる生活快適都市
4) 市民の知恵がつくる環境行動都市
5) いつまでも安心して暮らせる安全安心都市

こうした都市像実現に向け、行政は、市民との協働による自治を進めながら、持続可能な行財政運営を行い、市民満足度の高い自主的な大都市運営を展開しています。

まとめ

以上、地方自治体特集「政令指定都市」シリーズ、第5回は神奈川県の「横浜市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

地方自治体特集「政令指定都市」シリーズ 記事一覧

本記事は、2019年2月11日時点調査または公開された情報です。
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公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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