地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第17回「川越市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第17回は「川越市」です。

埼玉県にある「川越市」の人口は2019年9月時点で約35万人と、大阪府高槻市に次いで国内58番目です。そんな「川越市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「川越市」について

埼玉県にある「川越市」は、同県中央部よりやや南部に位置する中核市です。の人口は2019年9月時点で約35万人で、県内ではさいたま市、川口市に次いで3番目の人口を有しています。さらに、都心から30キロメートル圏内のベッドタウンで、業務核都市と保健所政令市にも指定されています。

また、「川越市」は、江戸時代以前は、江戸を上回る都市で「江戸の母」と称され、江戸時代には川越藩の城下町として栄え、「小江戸」の別名で知られました。歴史的な建造物や街並みが数多く残り、関東地方における文化財の数では神奈川県鎌倉市、栃木県日光市に次ぎ、2011年に国から「歴史都市」に認定されました。

観光名所には、国内外から年間約700万人が訪れる観光都市でもあります。さらに、同市は、埼玉県内では狭山市と並ぶ最大級の工業都市としても知られ、工業団地の整備も進んでいます。

最後に、「川越市」の気候は、温暖湿潤気候に属し、年間を通じて穏やかですが、都心のヒートアイランド現象の影響で、夏の猛暑が厳しくなっています。

>川越市のホームページ
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/

「川越市」の成り立ち

「川越市」の成り立ちは、1922年(大正11年)に川越町が仙波村を合併して市制を施行し、人口約3万人で誕生したのが始まりです。その後、1955年(昭和30年)に周辺の9村と合併し、現在の市域となって人口は約10万5千人にまで拡大しました。

そして、1990年(平成2年)には人口が30万人を突破し、2003年(平成15年)4月に関東では3番目、埼玉県では初となる中核市に移行を果たしました。人口は現在に至るまで増加傾向にあり、今後は減少傾向に転じる見通しながら、2025年に35万人都市を目指すとしています。

川越市長「川合 善明」(かわい よしあき)さんはどんな人?

2009年2月から川越市長を務める「川合善明」さんは、1950年10月26日に川越市で生まれました。二つの学士を取得後、弁護士登録し、法律事務所を開設しました。その傍ら、川越市法律相談担当を務め、川越市選挙管理委員長や筑波大学大学院客員教授などを歴任し、第27代の川越市長となり、3期目になります。

好きな言葉は、「正攻法」だそうです。

>川越市長公式ホームページ
http://yoshikawagoe.com/


「川越市」の行政プラン

「川越市」の行政プランは、2025年度を目標年次とし、「人がつながり、魅力があふれ、誰もが住み続けたいまち 川越」を目指す都市像に設定しています。そして、分野別にまちづくりの目標を以下のように明確化し、施策に取り組むとしています。

1) 子どもが健やかに成長でき、子育ての楽しさを感じられるまち
2) 住み慣れた地域で、一人ひとりが健康でいきいきと安心して暮らせるまち
3) 歴史と文化を感じながら学びあい、豊かな心を育むまち
4) 安全で快適な基盤を備え、歴史や自然と調和した魅力あるまち
5) 地域資源をいかした、にぎわいと活力にあふれるまち
6) 地球環境にやさしい、豊かな自然とともに生きるまち
7) 地域で支え合う、安全で安心なまち

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第17回は埼玉県の「川越市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年9月1日時点調査または公開された情報です。
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