地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第25回「長野市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第25回は「長野市」です。

長野県にある「長野市」の人口は2019年9月時点で約38万人と、愛知県一宮市に次いで国内51番目です。そんな「長野市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「長野市」について

長野県の県庁所在地である「長野市」は、同県の北部に位置する中核市です。全都道府県の中で最も高い標高約371メートルに県庁の本庁舎がある県庁所在地です。2019年9月時点の人口は約38万人で、県内77市町村の中で最も多く、長野県の政治や産業、文化の中心地となっています。

また、「長野市」は、善光寺の門前町としても知られ、国内外から毎年およそ600万人の人が訪れる観光地です。平成27年の「善光寺御開帳」の際には、年間約1200万人もの人が訪れました。周辺にも古き良き街並みが残っている一方、中規模地方都市としては、鉄道やバスなどの公共交通機関を利用した通勤・通学が盛んで、長野駅が市の中心駅となっています。

「長野市」の気候は、盆地特有で寒暖差が激しく、夏は暑く冬は寒いのが特徴です。全都道府県庁所在地の中で、最も降水量が少なく、日本の中で最も少ない地域の一つでもあります。

>長野市のホームページ
https://www.city.nagano.nagano.jp/

「長野市」の成り立ち

「長野市」の成り立ちは、1897年(明治30年)4月1日に上水内郡長野町が市制施行し、発足したことにさかのぼります。

県内では最初の市、全国では43番目の市であり、1897年当時の人口は約2万9千人、市域面積は約9平方キロメートルでした。その後、1950年(昭和25年)に人口は30万人を超え、1980年(昭和55年)に35万人を突破しました。そして、1988年(平成10年)には、第18回冬季オリンピック、第7回冬季パラリンピックがそれぞれ開催され、翌年1999年(平成11年)4月に中核市に移行しました。

長野市長「加藤 久雄」(かとう ひさお)さんはどんな人?

2013年11月から長野市長を務める「加藤久雄」さんは、1942年11月8日に長野市で生まれました。

大学卒業後は、内田産業株式会社を経て、株式会社本久に入社。同社社長、長野県商工会議所連合会会長、しなの鉄道株式会社取締役会長などを歴任し、第17代の長野市長となり、2期目になります。

好きな言葉は、「挑戦また挑戦」、「友達は自分の力、自分は友達の力」だそうです。

>長野市長公式ページ
https://www.city.nagano.nagano.jp/site/shicyo/


「長野市」の行政プラン

「長野市」の行政プランは、目標年次を2026年度とし、「幸せ実感都市『ながの』〜“オールながの”で未来を創造しよう〜」を目指す将来像として掲げています。そして、以下の3点をまちづくりの基本方針として設定しています。

1) 市民の「幸せ」の実現
2) 「持続可能な」まちづくりの推進
3) 「長野市らしさ」の発揮と「まちの活力と魅力」の創出

また、以下の3つを基本計画推進の重点テーマとして設定し、分野横断的な取組の重要性と人口減少、少子・高齢化対策の必要性を強調しています。

1) 「魅力ある地域づくり」〜暮らし続けられる環境づくりに向けて〜
2) 「にぎわいあるまちづくり」〜交流人口の増加に向けて〜
3) 「活力あるまちづくり」〜定住人口の増加に向けて〜

▼参考URL:長野市公式ホームページ|平成29年第5次長野市総合計画 概要版
(https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/317223.pdf)

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第25回は長野県の「長野市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年9月9日時点調査または公開された情報です。
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