地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第16回「高崎市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第16回「高崎市」です。

群馬県にある「高崎市」の人口は2019年9月時点で約37万人と、大阪府吹田市に次いで国内54番目です。そんな「高崎市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「高崎市」について

群馬県にある「高崎市」は、同県中部よりやや南西、関東平野の北端に位置する中核市です。人口は2019年9月時点で約37万人を超え、群馬県内最大の人口を誇っています。また、江戸時代から中山道の大規模な宿場町として栄え、現在では、主要道路や新幹線の分岐点となる全国有数の交通拠点都市です。東京からは、上越新幹線・北陸新幹線で約50分、関越自動車道で約1時間の距離にあります。

さらに、「高崎市」は、日本一のだるまの産地として知られており、国道18号沿いにはだるまの生産工場が集中しています。一方で、戦後に誕生した市民オーケストラのある数少ない地方都市で、音楽フェスティバルが開催されるなど、音楽活動が盛んなことから、「音楽のあるまち」として定着しています。

最後に、「高崎市」の気候は、太平洋側気候と内陸性気候の特徴を併せ持っています。冬は乾燥した季節風の影響で寒く、降水量は少ないです。夏は全国1位の高温を記録する日もあるほど蒸し暑くなります。

>高崎市のホームページ
http://www.city.takasaki.gunma.jp/

「高崎市」の成り立ち

「高崎市」の成り立ちは、1900年(明治33年)4月1日の市制施行によって、人口約3万2千人で誕生したのが始まりです。その後、1971年(昭和46年)に人口は20万人に達し、1993年(平成5年)に24万人を突破しました。

そして、2001年(平成13年)に特例市に指定されて以降、2009年(平成21年)までに3度の近隣町村との合併を繰り返し、現在の約460平方キロメートルの広大な市域に県内一の人口を有するようになりました。2011年(平成23年)4月に群馬県では2番目となる中核市に移行し、将来的には50万都市を目指しています。

高崎市長「富岡 賢治」(とみおか けんじ)さんはどんな人?

2011年5月から高崎市長を務める「富岡賢治」さんは、1946年8月20日に高崎市で生まれました。大学卒業後、文部省に入省し、外務省に出向した際には、駐フランス日本大使館で一等書記官を務めました。

その後、文部省総務審議官、国立教育研究所所長などを歴任し、群馬県立女子大学学長を退任後、第30代の高崎市長となり、2期目になります。

>高崎市長公式ホームページ
http://tomioka-kenji.com/

「高崎市」の行政プラン

「高崎市」の行政プランは、2027年度を目標年次とし、現在その素案が公開され、平成31年3月まで市民の意見を募集するとしています。その中で、14の都市づくりの基本的な方向性を設定しています。


1) 拠点エリア方式の経済発展による都市づくり
2) バランスのとれたたくましい産業を育む都市づくり
3) 交流人口・集客人口の増加による都市づくり
4) 高崎スタイルの生活の実現に向けた都市づくり
5) 文化活動とスポーツ環境の整備による都市づくり
6) 地域の特性を活かした振興策による都市づくり
7) 誰もが安心して暮らせる充実した福祉による都市づくり
8) 子育て環境の充実による都市づくり
9) 教育の振興による都市づくり
10) 地域における保健医療の充実による都市づくり
11) 地域防災力の強化による安心・安全な都市づくり
12) 情報通信技術の活用による都市づくり
13) 市民力を生かした都市づくり
14) 国際化に対応したグローバルな都市づくり

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第16回は群馬県の「高崎市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年8月31日時点調査または公開された情報です。
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