地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第15回「横須賀市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第15回「横須賀市」です。

神奈川県にある「横須賀市」の人口は2019年9月時点で約40万人と、岐阜県岐阜市に次いで国内45番目です。そんな「横須賀市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「横須賀市」について

神奈川県にある「横須賀市」は、同県南東部に位置する三浦半島の大部分を占める中核市です。市域の東側は東京湾、西側は相模湾を臨み、沿岸漁業漁獲量は県内1位を誇っています。また、市域は山間部や丘陵部が多く、平地が少ないことから、中心市街地も大部分が埋立地です。

また、「横須賀市」は、東京湾の入り口に位置するため、江戸時代から国防の拠点となり、軍港都市として発展してきました。現在もアメリカ海軍の施設を始め、海上自衛隊や陸上自衛隊の基地や関連施設が置かれています。

さらに、東京湾岸には、工場群や住宅群が建ち並び、市内の行政・経済的都市機能が集中している一方、相模湾岸には自然が多く、露地栽培の野菜作りが盛んに行われています。

さらに「横須賀市」の気候は、太平洋側気候に分類され、海に囲まれていることから、比較的平穏で温暖です。年間の平均気温は約16℃です。

>横須賀市のホームページ
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/

「横須賀市」の成り立ち

「横須賀市」の成り立ちは、1907年(明治40年)2月の市制施行により、人口約6万人で誕生したのが始まりです。神奈川県内では、横浜市に次いで2番目の市制施行でした。同市は、幕末の黒船来航の地として知られ、昭和に入ると大日本帝国海軍の大規模拠点となり、近代化と国防の要所として発展してきました。戦後、アメリカ軍や自衛隊が駐留する一方、1948年(昭和23年)には、横須賀港が重要港湾に指定されました。

また、東京や横浜のベッドタウンとして発展し、人口は、1992年(平成4年)5月に約44万人の最高数に達しました。その後、2001年(平成13年)4月に県内初となる中核市に移行しましたが、近年は人口減少傾向が続き、2018年2月には推計人口が41年ぶりに40万人を下回りました。

横須賀市長「上地 克明」(かみじ かつあき)さんはどんな人?

2017年7月から横須賀市長を務める「上地克明」さんは、1954年1月29日に横須賀市で生まれました。大学卒業後、一旦企業に入社しましたが、1年足らずで衆議院議員秘書および神奈川県連の広報副委員長に就任しました。その後、横須賀市議会議員を4期務めた後、第37代の横須賀市長となり、1期目になります。

信条は「一人では何もできない。しかし一人でもはじめなければ何もはじまらない」、座右の銘は「天同和賛」だそうです。

>横須賀市長公式ホームページ
http://www.kamiji.net/


「横須賀市」の行政プラン

「横須賀市」の行政プランは、「横須賀再興プラン」と題し、以下を目指すまちづくりの方向性(復活3構想)として設定しています。

1) 海洋都市
2) 音楽・スポーツ・エンターテイメント都市
3) 個性ある地域コミュニティのある都市

そして、「誰も一人にさせないまち」の実現に向け、以下の4つの柱による取り組みを進めるとしています。

1) 経済・産業の再興
2) 地域で支えあう福祉のまちの再興
3) 子育て・教育環境の再興(整備・充実)
4) 歴史や文化を生かしたにぎわいの再興

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第15回は神奈川県の「横須賀市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年8月30日時点調査または公開された情報です。
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