地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第14回「柏市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第14回「柏市」です。

千葉県にある「柏市」の人口は2019年9月時点で約42万人と、富山県富山市に次いで国内43番目です。そんな「柏市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「柏市」について

千葉県にある「柏市」は、同県北西部、利根川を挟んで、北側は茨城県の堺に位置する中核市です。柏駅を中心に、大型ショッピングセンターが4カ所あり、商圏人口は約252万人と賑わっています。

一方、「柏市」の北部は、スマートシティの先駆けとして、大学、研究所、産学連携施設などが置かれた文教地区で、「環境未来都市」と「総合特区」にも選定された柏の葉地域が広がります。

また、「柏市」は、常磐線やつくばエクスプレスを始めとする鉄道路線と、常磐自動車道や国道が通る交通の要衝でもあり、郊外型のショッピングモールやマンション建設も活発化しています。首都圏30キロメートル圏内に位置し、東京都特別区部への通勤率は約42%で、ベッドタウンとしての機能も果たしています。

さらに、「柏市」の気候は、一年を通して穏やかですが、県内ではやや内陸に位置していることから、夏は高温で蒸し暑く、冬は比較的低い気温が特徴です。関東地方特有の冷たく乾いた季節風が強く吹きます。

>柏市のホームページ
http://www.city.kashiwa.lg.jp/

「柏市」の成り立ち

「柏市」の成り立ちは、1954年(昭和29年)9月に柏町が3町村と合併して東葛市となり、同年11月に改称して誕生したのが始まりです。その後、1964年(昭和39年)に人口が10万人を超え、1975年(昭和50年)には20万人、1989年(平成元年)には30万人を突破し、1999年(平成11年)3月に業務核都市に指定されました。

そして、2005年(平成17年)に沼南町を編入して市域面積が約115平方キロメートルに拡大し、2008年(平成20年)4月に県内では船橋市に次いで中核市に移行しました。2010年(平成22年)に人口は40万人を突破し、現在に至ります。

柏市長「秋山 浩保」(あきやま ひろやす)さんはどんな人?

2009年11月から柏市長を務める「秋山浩保」さんは、1968年9月6日に柏市で生まれました。大学卒業後、外資系コンサルティング会社に入社し、経営コンサルタントとして様々な企業の役員を歴任しました。その後、第6代の柏市長となり、3期目になります。

好きな言葉は「感謝」、モットーは「初心忘るべからず」だそうです。

>柏市長公式ページ
http://www.city.kashiwa.lg.jp/about_kashiwa/602/


「柏市」の行政プラン

「柏市」の行政プランは、2025年度を目標年次とし、「未来へつづく先進住環境都市・柏 〜笑顔と元気が輪となり広がる交流拠点〜」を目指す都市像に設定しています。そして、「先進的」・「持続可能」・「地域課題の克服」を焦点に、以下の3つを重点的なテーマとしたまちづくりに取り組むとしています。

1) 充実した教育が実感でき、子どもを安心して産み育てられるまち
2) 健康寿命を延ばし、いつまでもいきいきと暮らせるまち
3) 地域の魅力や特性を活かし、人が集う活力あふれるまち

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第14回は千葉県の「柏市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年8月29日時点調査または公開された情報です。
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