国立大学法人「名古屋工業大学」の基本情報(沿革・職員数など)

国立大学法人の職員を目指す方に知っておいてほしい国立大学法人「名古屋工業大学」の基本情報について解説します。

国立大学法人「名古屋工業大学」は、愛知県名古屋市にある国立大学法人で、「名古屋高等工業学校」と「愛知県立高等工業学校」とが統合された国立大学です。


はじめに

国立大学法人「名古屋工業大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、愛知県名古屋市にあり、1949(昭和24年)年に設置された国立大学です。

国立大学法人「名古屋工業大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、48~64程度のようです。

今回は国立大学法人「名古屋工業大学」に関する基本的な情報について解説します。

国立大学法人「名古屋工業大学」の沿革について

国立大学法人「名古屋工業大学」の沿革は、1905年(明治38年)に創設された「名古屋高等工業学校」まで遡ります。

この「名古屋高等工業学校」は、1929年(昭和4年)に「工業教員養成所」が附設され、1944年(昭和19年)に「名古屋工業専門学校」と改称されました。

このほかに、国立大学法人「名古屋工業大学」の前身には、1943年(昭和18年)に創設された「愛知県立高等工業学校」があり、この「愛知県立高等工業学校」は、翌年に「愛知県立工業専門学校」と改称されました。

その後、1949年(昭和24年)に先の「名古屋高等工業学校」と「愛知県立高等専門学校」とが統合されて、「名古屋工業大学」が設置されました。

国立大学法人「名古屋工業大学」の理念・スローガンについて

国立大学法人「名古屋工業大学」の理念・スローガンは、「『ものづくり』、『ひとづくり』、『未来づくり』」です。

この理念のもと、国立大学法人「名古屋工業大学」は、環境保全活動を通じて社会に貢献するため、主に下記の6つを基本方針としています。

1)持続的に発展可能な循環型社会の形成に寄与する教育研究を推進する。
2)環境教育と研究の持続的な充実を図る。
3)地球環境問題の解決に貢献できる工学を基軸とした人材を育成する。
4)地域社会との連携による教育研究活動に積極的に参画する。
5)環境関連法規、条例、協定ならびに自主基準の要求事項を順守する。
6)省資源、省エネルギー、グリーン購入、廃棄物減量等を図る。

国立大学法人「名古屋工業大学」の学章・校歌について

学章について

国立大学法人「名古屋工業大学」の学章(シンボルマーク)は、2005年(平成17年)に正式に制定されました。


この学章(シンボルマーク)は、円を縁取った図形の中央に「工大」の文字が配されたデザインで、国立大学法人「名古屋工業大学」のスクールカラーであるネイビーブルーによって使用されています。

校歌について

国立大学法人「名古屋工業大学」の校歌は、「東海の邦のほまれに」です。

この校歌は、作詞は、「土井 晩翠」さん、作曲は、「青木 児」さんによって創作されました。

国立大学法人「名古屋工業大学」の学長について

現在の国立大学法人「名古屋工業大学」の学長は、「鵜飼 裕之(うかい)ひろゆき」さんです。

「鵜飼 裕之」さんの経歴は、1979年(昭和54年)に名古屋工業大学大学院工学研究科計測工学専攻修士課程を修了、1980年に名古屋工業大学助手に就任、1994年(平成6年)に名古屋工業大学の工学博士を取得、1998年に名古屋工業大学助教授に就任しました。

その後、2005年(平成17年)に名古屋工業大学の教授に就任、2009年に同大学創成シミュレーション工学専攻長に就任、2013年(平成25年)に同大学留学生センター長に就任した後、2014年(平成26年)に国立大学法人「名古屋工業大学」の学長に就任しました。

学長の「鵜飼 裕之」さんは、教職員や学生・同窓生・産業界・地域と情報意識の共有を図り、社会に開かれた大学をめざして広報・情報公開を積極的に行い、大学改革に力を入れています。

なお、「鵜飼 裕之」さんは、国立大学法人「名古屋工業大学」の第12代目の学長です。

国立大学法人「名古屋工業大学」の本拠地・キャンパスについて

国立大学法人「名古屋工業大学」には、本拠地(本部キャンパス)を含め、2つのキャンパス「御器所キャンパス」と「多治見キャンパス」があります。

御器所キャンパス

国立大学法人「名古屋工業大学」の「御器所キャンパス」には、工学部、大学院工学研究科があります。

このほかに、附属図書館、国際交流会館、大学会館、体育館、NITクラブ、校友会館、保健センターなどが置かれています。

国立大学法人「名古屋工業大学」の「御器所キャンパス」は、愛知県名古屋市昭和区にあり、最寄り駅は、中央本線・鶴舞線「鶴舞駅」または桜通線「吹上駅」です。

多治見キャンパス

国立大学法人「名古屋工業大学」の「多治見キャンパス」には、先進セラミックス研究センターが置かれています。

この「多治見キャンパス」は、愛知県多治見市にあり、最寄り駅は、JR線「多治見駅」です。

国立大学法人「名古屋工業大学」の教職員数について

国立大学法人「名古屋工業大学」の教職員数の総数は、514人で、このうち職員数は、340人で、教員数は、174人です。


教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

> 国立大学法人「名古屋工業大学」の教職員数
URL https://www.nitech.ac.jp/intro/about/files/yakuin_kyosyokuin.pdf

国立大学法人「名古屋工業大学」の学生数について

国立大学法人「名古屋工業大学」の平成30年5月1日現在の学生数は、学部学生数は、第1部は、3,976名(うち外国人学生 118名)で、第2部は、115名です。

また、大学院学生数は、博士前期課程は、1,500名(うち外国人学生 97名)、博士後期課程は、159名(うち外国人学生 44名)です。

参考データ https://www.nitech.ac.jp/intro/about/files/student_181010.pdf

国立大学法人「名古屋工業大学」の学部について

国立大学法人「名古屋工業大学」には 工学部第1部と工学部第2部があり、下記の通り、第1部は、14の学科に、第2部は、4つの学科にそれぞれ分かれています。

第1部

1)生命・応用化学科(1~3年次)
2)物理工学科(1~3年次)
3)電気・機械工学科(1~3年次)
4)情報工学科(1~3年次)
5)社会工学科(1~3年次)
6)創造工学教育課程(1~3年次)
7)生命・物質工学科(4年次)
8)環境材料工学科(4年次)
9)機械工学科(4年次)
10)電気電子工学科(4年次)
11)情報工学科(4年次)
12)建築・デザイン工学科(4年次)
13)都市社会工学科(4年次)
14)工学創成プログラム(4年次)

第2部

1)物質工学科
2)機械工学科
3)電気情報工学科
4)社会開発工学科

国立大学法人「名古屋工業大学」大学院について

国立大学法人「名古屋工業大学」の大学院には、「大学院工学研究科」があり、下記の通り13の専攻に分かれています。

1)生命・応用化学専攻
2)物理工学専攻
3)電気・機械工学専攻
4)情報工学専攻
5)社会工学専攻
6)物質工学専攻
7)機能工学専攻
8)情報工学専攻
9)社会工学専攻
10)未来材料創成工学専攻
11)創成シミュレーション工学専攻
12)共同ナノメディシン科学専攻(博士後期過程のみ)
13)名古屋工業大学・ウーロンゴン大学国際連携情報学専攻(博士後期過程のみ)

国立大学法人「名古屋工業大学」の財務状況について

平成29年度の、国立大学法人「名古屋工業大学」の収入は、109億8,000万円でした。

その主な内訳は、運営費交付金、授業料・入学料および検定料、産学連携等研究収入および寄付金収入などです。

参考URL:https://www.nitech.ac.jp/intro/corporative/zaimu/files/29kessan.pdf

まとめ

いかがでしたか?

国立大学法人「名古屋工業大学」は、ものづくりの集積地であり、地域性や専門性を生かした先進的な教育・研究活動を特徴とする国立大学です。

ちなみに、国立大学法人「名古屋工業大学」出身の有名人は、ミュージシャンのkenさん、小説家の城山 三郎さん、建築家の黒川 雅之さんなどがいらっしゃいます。

国立大学法人「名古屋工業大学」のウェブサイトのURL

https://www.nitech.ac.jp/

そのほかの「国立大学法人」の基本情報はこちらです。

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本記事は、2019年8月24日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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