公立大学法人「岩手県立大学」の基本情報(沿革・職員数など)

公立大学の職員を目指す方に知っておいてほしい公立大学法人「岩手県立大学」の基本情報について解説します。

公立大学法人「岩手県立大学」は岩手県滝沢市にある公立大学で、多くの教員を実業界から集めたことで「実学」教育の性格が強い大学です。


はじめに

公立大学法人「岩手県立大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、岩手県滝沢市にあり、1998年(平成10年)に設置された公立大学です。

公立大学法人「岩手県立大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、50~52程度のようです。

今回は公立大学法人「岩手県立大学」に関する基本的な情報について解説します。

公立大学法人「岩手県立大学」の沿革について

公立大学法人「岩手県立大学」は、1994年(平成6年)に県立大学基本構想検討委員会が設置、翌年に基本構想が策定、1997年に岩手県立大学の設置が認可創設され、翌年の1998年に「岩手県立大学」が開学されました。

その後、2000年~2004年に「岩手県立大学大学院」が開設され、2005年(平成17年)に公立大学法人に移行されました。

公立大学法人「岩手県立大学」の理念・スローガンについて

公立大学法人「岩手県立大学」の理念・スローガンは、「『自然』、『科学』、『人間』が調和した新たな時代を創造することを願い、人間性豊かな社会の形成に寄与する、深い知性と豊かな感性を備え、高度な専門性を身につけた自律的な人間を育成する大学を目指します。」です。

この理念のもと、公立大学法人「岩手県立大学」は、下記の5つを目的に掲げています。

1)幅広い教養により、お互いの人格を尊重し、豊かな教養を修得し、人間尊重の精神の涵養を目指す。

2)学際的な領域を重視し、課題を的確に捉え対応する能力を身につけることのできる特色ある教育や研究を目指す。

3)実際的な教育や研究を重視し、実学・実践を重視した教育・研究を行う。

4)地域社会と連携し、教育や研究の成果を地域社会に還元・貢献する。


5)教育・研究の交流拠点として、国際社会に貢献する。

公立大学法人「岩手県立大学」の学章・校歌について

学章について

公立大学法人「岩手県立大学」の学章については、確認できませんでしたが、大学のホームページ上では、三つの台形を結合したロゴマークが使用されています。

校歌(学生歌)について

公立大学法人「岩手県立大学」の校歌(学生歌)は、「風のモント」で、作詞・作曲は岩手県出身のシンガーソングライター「あんべ 光俊」さんです。

公立大学法人「岩手県立大学」の学長について

現在の公立大学法人「岩手県立大学」の学長は、「鈴木 厚人(すずき あつと)」さんです。

「鈴木 厚人」さんの経歴ですが、1969年(昭和44年)に新潟大学理学部物理学科を卒業、1971年に東北大学大学院理学研究科修士課程・博士課程を修了、1974に学術振興会奨励研究員に就任、1974年に高エネルギー物理学研究所(現高エネルギー加速器研究機構)助手に就任しました。

その後、1982年(昭和57年)に東京大学理学部助手に就任、1988年に高エネルギー物理学研究所助教授に就任、1993年に東北大学理学部・大学院理学研究科教授に就任、2002(平成14年)に東北大学大学院理学研究科研究科長・理学部長を併任、総長補佐を兼任しました。

2005年(平成17年)に東北大学副学長に就任、2006年に同大学名誉教授、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構機構長に就任、2015年(平成27年)に大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構に名誉教授に就任し、公立大学法人「岩手県立大学」学長に就任しました。

学長の「鈴木 厚人」さんは、グローバル化時代には人間形成が重要であると考え、公立大学法人「岩手県立大学」が、岩手県の新しい文化を創造する地域の中核となる人材を育成し、活力の創出に貢献する大学となるよう努めています。

なお、「鈴木 厚人」さんは、公立大学法人「岩手県立大学」の第4代目の学長です。

公立大学法人「岩手県立大学」の本拠地・キャンパスについて

公立大学法人「岩手県立大学」には、本拠地(本部キャンパス)を含め、3つのキャンパス「滝沢キャンパス」「宮古キャンパス」「アイーナキャンパス」(サテライトキャンパス)があります。

滝沢キャンパス

公立大学法人「岩手県立大学」の「滝沢キャンパス」には、看護学部、総合政策学部、ソフトウェア情報学部、社会福祉学部、盛岡短期大学部、看護学研究科、社会福祉学研究科、ソフトウェア情報学研究科、総合政策研究科があります。

このほかに、図書館、学生ホール、メディアセンター、体育館などが置かれています。

なお、「滝沢キャンパス」は、岩手県滝沢市にあり、最寄り駅は、「滝沢駅」です。

宮古キャンパス

公立大学法人「岩手県立大学」の「宮古キャンパス」には、宮古短期大学部があるほか、体育館、テニスコート、図書館、大講義室などが置かれています。

なお、「宮古キャンパス」は、岩手県宮古市にあり、最寄り駅は、「磯鶏駅」です。


アイーナキャンパス

公立大学法人「岩手県立大学」の「アイーナキャンパス」(サテライトキャンパス)は、盛岡駅西口の「いわて県民情報交流センター」内にあり、総合政策研究科の夜間コースがあります。

なお、「アイーナキャンパス」は、岩手県盛岡市にあり、最寄り駅は、「盛岡駅」です。

公立大学法人「岩手県立大学」の教職員数について

公立大学法人「岩手県立大学」の教職員数の総数は、405人で、このうち職員数は、167人で、教員数は、238人です。

教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

> 公立大学法人「岩手県立大学」の教職員数
参考URL:https://www.iwate-pu.ac.jp/information/edu-information/staffpage1.html

公立大学法人「岩手県立大学」の学生数について

公立大学法人「岩手県立大学」の平成30年の学生数は、学部学生数は、2,387名で、大学院学生数は、139名です。

参考URL:https://www.iwate-pu.ac.jp/information/edu-information/student.html

公立大学法人「岩手県立大学」の学部について

公立大学法人「岩手県立大学」には、6つの学部があります。

1)看護学部
2)社会福祉学部
3)ソフトウェア情報学部
4)総合政策学部
5)盛岡短期大学部
6)宮古短期大学部

公立大学法人「岩手県立大学」大学院について

公立大学法人「岩手県立大学」の大学院は、下記の通り、4つです。

1)看護学研究科
2)社会福祉学研究科
3)ソフトウェア情報学研究科
4)総合政策研究科

公立大学法人「岩手県立大学」の財務状況について

平成29年度の決算報告書では、公立大学法人「岩手県立大学」の収入は、60億8,819万7,555円ということです。

その主な内訳は、運営費交付金、授業料・入学料および検定料などです。

参考URL:https://www.iwate-pu.ac.jp/H29%E6%B1%BA%E7%AE%97%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8.pdf

まとめ

いかがでしたか?

公立大学法人「岩手県立大学」は、産業界との研究交流や、地域社会・他大学との連携を特徴とする公立大学です。

ちなみに、公立大学法人「岩手県立大学」出身の有名人は、甲斐谷 望さん、北山 猛邦さんなどがいらっしゃいます。

公立大学法人「岩手県立大学」のウェブサイトのURL

参考URL:https://www.iwate-pu.ac.jp/

そのほかの「公立大学」の基本情報はこちらです。

公立大学


本記事は、2019年9月4日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

岩手県立大学
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