地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第1回「旭川市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第1回は「旭川市」です。

北海道にある「旭川市」の人口は2019年9月時点で約34万人と、埼玉県所沢市に次いで国内62番目です。そんな「旭川市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「旭川市」について

「旭川市」は、北海道のほぼ中央にある上川盆地に位置し、道北の経済・産業・文化の中心である中核市です。国道や鉄道の終起点があり、高速道路も整備され、道内の物流の拠点の役割を果たしています。また、旭川空港は、東京・名古屋・大阪などへ直行便が就航しています。「国際会議観光都市」に認定されている他、国内有数の動物園として知られる「旭山動物園」もあり、国内外から年間500万人以上の観光客が訪れています。

中核市である「旭川市」の2019年9月時点の人口は、約34万人で、札幌市に次いで北海道内第二の人口規模を有しています。東北地方を含めても、仙台市、いわき市に次ぐ人口を持つ都市です。

また、産業面では、稲作などの農業をはじめ、食料品や紙パルプなどの製造業、旭川家具で知られる木工、機会金属などのものづくり産業が主体です。さらに、道北の交通と物流の拠点として、卸・小売業やサービス業が発展しています。

最後に、「旭川市」の気候は、典型的な内陸性気候です。気温の年較差は50度以上と寒暖差が大きく、四季が明瞭で冷涼な気候が特徴です。年間の降雪日数は約144日で国内で最も多いです。

>旭川市のホームページ
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/

「旭川市」の成り立ち

「旭川市」の成り立ちは、1922年(大正11年)8月1日の市制施行にさかのぼります。また、古くからのアイヌの人々の営みと開拓の歴史によって、今日の同市の基礎が築かれました。

1966年(昭和41年)に旭川空港が開港し、翌年、旭川市旭山動物園が開園しました。その後、1970年(昭和45年)に人口が30万人を突破しました。その後も、1985年(昭和60年)頃までは人口増加が続き、横ばいとなった後、2000年(平成12年)4月1日に中核市に移行しました。移行後は人口は減少傾向にあります。近年は、都市圏の人口はそれほど減っていないものの、隣接する町がベッドタウンとなり、旭川市域の人口減少に拍車をかけています。

旭川市長「西川 将人」(にしかわ まさひと)さんはどんな人?

2006年11月から旭川市長を務める「西川将人」さんは、1968年11月7日に旭川市で生まれました。大学卒業後は日本航空に入社し、操縦士として主に欧州路線に乗務しました。その後、1999年に自由党の候補者公募に合格したため日本航空を退社し、政治の世界に入りました。第17代の旭川市長となり、4期目になります。市長就任時は38歳で、北海道の首長の中では最も若く、中核市の中でも当時は最年少でした。

座右の銘は、「不惜身命」だそうです。

>旭川市長公式Facebookページ
https://www.facebook.com/masahito.nishikawa.16


「旭川市」の行政プラン

「旭川市」の行政プランは、「世界にきらめく いきいき旭川 ~笑顔と自然あふれる 北の拠点~」を目指す都市像として、人口減少の抑制と魅力的な地域づくりを推進するため、「こども」・「しごと」・「地域」に視点を当てた以下の3つの重点テーマを設定しています。

1) こども 生き生き 未来づくり
2) しごと 生き生き 賑わいづくり
3) 地域 生き生き 温もりづくり

また、上記のテーマに基づき、多く掲げている施策の中から以下の9つを重点施策として着実に取り組むとしています。

1) 妊娠・出産・子育てに関する支援の充実
2) 子育て環境の充実
3) 社会で自立して生きていく力を培う教育の推進
4) スポーツ・レクリエーションの振興
5) 魅力の活用、発信と競争力の強化
6) 地域産業の持続的発展
7) まちの賑わいの創出
8) まちの機能強化と国際化の推進
9) 地域主体のまちづくりの推進

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第1回は北海道の「旭川市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2019年9月18日時点調査または公開された情報です。
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