地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第9回「八戸市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第9回「八戸市」です。

青森県にある「八戸市」の人口は2019年9月時点で約23万人と、埼玉県春日部市に次いで国内番99目です。そんな「八戸市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「八戸市」について

青森県にある「八戸市」は、同県南東部に位置し、太平洋を臨む中核市です。市域面積は約306平方キロメートルで、人口密度は1平方キロメートルあたり約740人で青森県内1位となっています。青森市・弘前市と共に、同県主要三市を構成しています。

また、港町として知られる「八戸市」ですが、八戸藩の城下町として栄えた歴史があり、市域は海岸から内陸部に広がっています。この立地から、農業・水産業・商工業・観光業がバランス良く発展し、全国屈指の水産都市であり、北東北随一の工業都市でもあります。一方、スケートやアイスホッケーが盛んで、「氷都八戸」とも称されています。

さらに、「八戸市」の気候は、太平洋側気候ですが、夏は偏東風やませの影響で涼しく、冷害も起こります。冬は北東北に位置しながら降雪量が少なく、晴れの日が多いため日照時間も長いという特徴があります。

>八戸市のホームページ
https://www.city.hachinohe.aomori.jp/

「八戸市」の成り立ち

「八戸市」の成り立ちは、1929年(昭和4年)5月に、当時の八戸町と3町村の合併によって、人口約5万人で誕生したのが始まりです。

その後、1961年(昭和36年)に新産業都市に指定され、2001年(平成13年)4月に特例市に移行しました。2002年(平成14年)12月には、東北新幹線が八戸駅まで延伸し、東京まで最短約3時間で結ばれました。「八戸市」の人口は年々減少傾向にあるものの、2017年(平成29年)1月に、施行時特例市から中核市に指定されました。

八戸市長「小林 眞」(こばやし まこと)さんはどんな人?

2005年11月から八戸市長を務める「小林眞」さんは、1950年5月14日に八戸市で生まれました。大学卒業後は、青森県庁を経て、自治省に入省し、埼玉県浦和市企画部長などを務めました。2005年9月に総務省自治財政局財務調査官を最後に退職しました。その後、第22代の八戸市長となり、4期目になります。

>八戸市長公式ホームページ
http://kobayashi-makoto.cande.biz/home/

「八戸市」の行政プラン

「八戸市」の行政プランは、目標年次を2020年度とし、「ひと・産業・文化が輝く北の創造都市」を将来都市像としています。人口減少と少子高齢化社会の到来、東日本大震災からの復興と様々な災害に対する備えを重要視し、重点的に推進すべき5つのまちづくり戦略を定めています。

1) 人づくり戦略(子育て、教育、女性活躍)
2) 生業づくり戦略(六次産業化、企業活性化、雇用・起業促進)
3) 安心づくり戦略(地域防災、健康・福祉)
4) 魅力づくり戦略(アート・スポーツ、八戸ツーリズム、中心市街地活性化)
5) 自治体経営戦略(協働のまちづくり、行財政改革、広域拠点・連携)


まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第9回は青森県の「八戸市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2019年10月25日時点調査または公開された情報です。
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