地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第10回「船橋市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第10回「船橋市」です。

千葉県にある「船橋市」は人口は2019年9月時点で約64万人と、静岡県静岡市に次いで国内21番目です。そんな「船橋市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「船橋市」について

千葉県にある「船橋市」は、同県北西部、東京湾の最奥部に位置する中核市です。東京都心と県庁所在地である千葉市のほぼ中間、共に半径20キロメートル圏内にあり、東京23区への通勤率は約40%にものぼり、ベッドタウンとして人口が増加しています。総人口は2019年9月時点で約64万人で、県内では千葉市に次いで2番目、中核市の中では最大の人口を誇っています。

また、「船橋市」は、都心や成田空港から近いだけでなく、京葉港や発達した鉄道網(9つの路線と37の駅)を有し、百貨店などの商業施設も多く、とても恵まれた立地です。そうした工業地や繁華街だけでなく、同市北部には農地もあり、特に人参と梨の栽培で知られています。一方、都心方向に伸びる東西方向の路線は多いものの、同市内の南北を結ぶ鉄道網や主要な道路は少なく、慢性的な交通渋滞に悩まされています。

さらに、「船橋市」の気候は、年間の平均気温が約16℃と比較的温暖な気候です。年間を通じて湿度が高く、東京湾と市内を循環する風の影響で、一日の気温差と年間の気温差が小さく、年間を通して過ごしやすい気候が特徴です。

>船橋市のホームページ
http://www.city.funabashi.lg.jp/

「船橋市」の成り立ち

「船橋市」の成り立ちは、1937年(昭和12年)4月に、当時の船橋町と4町村の合併によって、人口約4万3千人で誕生したのが始まりです。県内では、千葉市、銚子市、市川市に次ぐ4番目の市制施行でした。

その後、1953年(昭和28年)8月に二宮町を編入し、人口が10万人を突破しました。1960年以降、内陸部に多くの住宅団地が建設され、1969年(昭和44年)7月には、人口が30万人を突破しました。

さらに、1982年(昭和57年)9月には、人口が50万人を突破し、2003年(平成15年)4月に中核市に指定されました。「船橋市」の誕生以来、人口は増加を続け、2009年(平成21年)9月に60万人を突破し、現在に至ります。

船橋市長「松戸 徹」(まつど とおる)さんはどんな人?

2013年7月から船橋市長を務める「松戸徹」さんは、1954年11月9日に千葉県八千代市で生まれました。大学卒業後、船橋市役所に入庁し、秘書課長、市長公室長や副市長などを歴任しました。その後、第22代の船橋市長となり、2期目になります。

信条は、「誠実」だそうです。

>船橋市長公式ページ
http://www.city.funabashi.lg.jp/shisei/shoukai/001/index.html


「船橋市」の行政プラン

「船橋市」の行政プランは、「生き生きとしたふれあいの都市・船橋」をスローガンに、6つの将来都市像を設定しています。さらにそれぞれの都市像実現のため、その方向性と具体的な施策を計画しています。

1) 「いたわりあい」と「支えあい」の心に満ちたまち
2) いつも身近に「安らぎ」が感じられるまち
3) 文化を育み「豊かな心」と「生きがい」が実感できるまち
4) 活気あふれる「生き生き」とした暮らしのあるまち
5) 都市の活力を生み発展し続けるまち
6) 新時代をひらく「創意」と「意欲」にあふれるまち

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第10回は千葉県の「船橋市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

地方自治体特集「中核市」シリーズ 記事一覧

本記事は、2019年10月26日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

気に入ったら是非フォローお願いします!
NO IMAGE

第一回 公務員川柳 2019

公務員総研が主催の、日本で働く「公務員」をテーマにした「川柳」を募集し、世に発信する企画です。

CTR IMG