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国立美術館・国立博物館シリーズ

「昭和館」の基本情報 - 沿革・研究・採用情報など(2019年9月情報)

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※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

目次

はじめに

今回ご紹介する国立博物館「昭和館」は、東京都千代田区(JR飯田橋駅近く)にあり、1999年(平成11年)に開館された国立博物館で、収蔵作品数は、約5万8,130点と公表されています。

今回は、公務員として働く「学芸員」向けに国立博物館「昭和館」に関する基本的な情報についてご紹介します。

国立博物館「昭和館」の沿革について

国立博物館「昭和館」の沿革についてご紹介します。

国立博物館「昭和館」は、昭和10年頃から昭和30年頃までの国民の生活上の労苦に関する歴史的な資料・情報を収集・保存・展示し、後世代の人に伝える機会を提供するため、1999年(平成11年)に開館されました。

国立博物館「昭和館」の概要について

国立博物館「昭和館」は、厚生労働省社会・援護局が運営する国立の博物館で、東京都千代田区にあり、収蔵資料は約5万8,130点で、職員数については、確認できませんでした。

また、平成29年度の来館者数は、46万2千人です。

国立博物館「昭和館」の施設・展示について

国立博物館「昭和館」の施設は、下記の通りです。

1)地下2階 設備管理室
2)地下1階 資料収蔵室
3)1階 ニュースシアター・資料公開コーナー
4)2階 広場
5)3階 研修室・会議室
6)4階 図書室
7)5階 映像・音響室
8)6階 常設展示室(出口)
9)7階 常設展示室(入口)

このうち、8)と9)で多くの国民が経験した戦中・戦後の生活上の労苦についての展示が行われています。

常設展示室(7階)について

国立博物館「昭和館」の常設展示室(7階)は、戦争が激しくなる少し前にあたる1935年(昭和10年)頃から1945年8月15日までの戦中の暮らしが展示されています。


常設展示室(6階)について

国立博物館「昭和館」の常設展示室(6階)は、終戦から「もはや戦後ではない」と「経済白書」に記載された1955年(昭和30年)頃までの戦後の暮らしについて展示されています。

国立博物館「昭和館」の研究について

国立博物館「昭和館」では、昭和のくらしに関する研究を行っており、第16号として刊行された「昭和のくらし研究」には、下記の4つの内容が記載されています。

1)軍事郵便のもつ“歴史力”に魅かれて―その収集・保存・公開・研究について―(新井 勝紘)
2)未帰還書状にみる出征と総攻撃直前の戦死観―米国国立公文書館所蔵鹵獲資料の事例―(木龍 克己)
3)戦地に送られた終戦直後の葉書―ラファイエット大学スキルマン図書館所蔵資料より―(折原 里枝)
4)資料紹介俘虜用郵便葉書のやりとりに託された想い―石黒正雄家往復書簡―(藤川 和史)

キャッチコピー・シンボルマークについて

国立博物館「昭和館」のキャッチコピー・シンボルマークについては、確認できませんでした。

国立博物館「昭和館」の館長について

現在の国立博物館「昭和館」の館長は、「羽毛田 信吾(はけた しんご)」さんです。

「羽毛田 信吾」さんの経歴は、京都大学法学部を卒業後、1965年(昭和40年)に厚生省入省、1976年(昭和51年)に北海道水産部水産経済課長、環境庁長官官房秘書課課長補佐に就任、1980年に内閣官房内閣参事官室内閣参事官に就任、1983年に厚生省医務局管理課長に就任、1984年に厚生省保健医療局管理課長に就任しました。

その後、1985年に厚生省保健医療局老人保健部計画課長に就任、1986年厚生省保健医療局企画課長に就任、1987年に厚生省保険局企画課長に就任、1988年に厚生省大臣官房総務課長に就任、1990年(平成2年)厚生省大臣官房審議官(内閣官房内閣内政審議室内閣審議官併任)に就任しました。

1992年(平成4年)に内閣官房内閣参事官室首席内閣参事官(内閣総理大臣官房総務課長併任)に就任、1995年に厚生省老人保健福祉局長に就任、1998年に厚生省保険局長に就任、1999年に厚生事務次官に就任しました。

2001年に宮内庁長に就任、2005年に宮内庁長官、2012年依願退官、宮内庁参与に就任した後、2013年(平成25年)に昭和館館長に就任しました。

なお、「羽毛田 信吾」さんが、国立博物館「昭和館」の何代目の館長であるかについては、確認できませんでした。

国立博物館「昭和館」のアクセス・営業時間について

国立博物館「昭和館」は、東京都千代田区にあり、最寄り駅は、飯田橋駅です。

開館時間は、午前10時~午後5時30分までです。

休館日は、月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日休館)、年末年始(12月28日~1月4日)、5月27日(月)、6月25日(火)~6月30日(日)です。

詳細な情報については、国立博物館「国立科学博物館」のホームページなどをご確認ください。

参考URL:https://www.showakan.go.jp/information/index.html


国立博物館「昭和館」の入館料について

通常展示普通入館者は、一般は300円、高校・大学生は150円、65歳以上は270円で、団体入館者は、一般は230円、高校・大学生は110円、65歳は230円です。

なお、未就学児、小・中学生、身体・精神障がい者、戦傷病者、「昭和の日(4月29日)」、「戦没者を追悼し秘話を記念する日(8月15日)」は無料です。

詳細な情報については、国立博物館「国立科学博物館」のホームページなどをご確認ください。

国立博物館「昭和館」の職員数について

国立博物館「昭和館」の職員数については、確認できませんでした。

国立博物館「昭和館」の採用情報について

現在は募集がなく、2018年には学芸部職員(1名)の募集がありました。

参考URL:https://www.museum.or.jp/modules/gakugeiin/index.php?controller=dtl&ctg=2&theme=2&id=3681

国立博物館「昭和館」の財務状況について

国立博物館「昭和館」の財務状況については、確認できませんでした。

まとめ

いかがでしたか?

国立博物館「昭和館」は、戦中・戦後の国民生活における労苦を後世に伝えることを目的として設置された博物館です。

国立博物館「昭和館」のウェブサイトのURL

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本記事は、2019年10月13日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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