※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。
はじめに
今回ご紹介する公立美術館「東京都現代美術館」は、東京都江東区三好(清澄白河駅近く)にあり、1995年(平成7年)に開館された公立美術館で、収蔵作品数は、3,000点の作品と58,000部の図書資料と公表されています。
今回は、公務員として働く「学芸員」向けに公立美術館「東京都現代美術館」に関する基本的な情報についてご紹介します。
公立美術館「東京都現代美術館」の沿革について
公立美術館「東京都現代美術館」の沿革についてご紹介します。
公立美術館「東京都現代美術館」は、1995年(平成7年)に開館されました。
その目的は、日本の戦後美術を中心に広く現代美術を研究・収集・保存・展示するためで、東京都により1980年代に設立が構想され、1926年に開館されていた東京都美術館の3,000点の作品と58,000部の図書資料を引き継ぎました。
公立美術館「東京都現代美術館」の概要について
公立美術館「東京都現代美術館」は、公益財団法人東京都歴史文化財団が運営する公立の美術館です。
東京都江東区三好にあり、愛称は「MOT」で、広さ33,515平方メートル、収蔵資料は、3,000点の作品と58,000部の図書資料で、職員は47名です。
また、平成26年度の来館者数は、40万8,952人です。
▼参考URL:
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/bunka_shisetsu/files/0000000873/mot_honbun.pdf
公立美術館「東京都現代美術館」の施設・展示について
公立美術館「東京都現代美術館」は、地下2階から3階があり、展示が行われる会場は下記の通りです。
3階
・企画展示室(A)
・企画展示室(B)
・コレクション展示室(A)
・コレクション展示室(B)
・コレクション展示室(C)
2階
・企画展示室
・コレクション展示室
1階
・企画展示室
・コレクション展示室
・アトリウム
・屋外展示場
地下2階
・企画展示室(A)
・企画展示室(B)
なお、2019年7月から開催される予定の展覧会は、下記の通りです。
1)あそびのじかん
会期:2019年07月20日(土)~10月20日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F、3F(B室)
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団、東京都現代美術館
助成:公益財団法人法人花王芸術・科学財団
2)リニューアル・オープン記念展 コレクション展「MOTコレクション 第2期 ただいま/はじめまして」
会期:2019年07月20日(土)~10月20日(日)
会場:コレクション展示室1F、3F、屋外展示場
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団、東京都現代美術館
3)MOTサテライト2019「ひろがる地図」
会期:2019年08月03日(土)~10月20日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2FおよびMOTスポット7箇所
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団、東京都現代美術館、アーツカウンシル東京、文化庁
後援:江東区、アメリカ大使館
特別協力:深川資料館通り商店街協同組合
公立美術館「東京都現代美術館」の研究について
平成29年度に公立美術館「東京都現代美術館」で行われた研究は、下記の通りです。
1)「美術館がまちへー『MOTサテライト2017春 往来往来』の実践と可能性」( 藪前 知子)
2)「フルクサス・イン・ジャパン2014」の記録2(西川 美穂子)
3)「東京都現代美術館の教育普及活動と学校団体鑑賞で訪れた『こどもたちに見られる変化』」(郷 泰典)
4)「プロジェクションマッピング1995~2020 都市と文化施設における大型映像投影の考察」(森山 朋絵)
公立美術館「東京都現代美術館」のシンボルマークについて
公立美術館「東京都現代美術館」のシンボルマークは、グラフィックデザイナーの中條 正義さんによって創作されました。
このマークは、公立美術館「東京都現代美術館」の英語表記である「MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO」から「M」「o」「T」の3文字を取ってデザイン化されました。
公立美術館「東京都現代美術館」の館長について
現在の公立美術館「東京都現代美術館」の館長は、「岡 素之(おか もとゆき)」さんです。
「岡 素之」さんの経歴は、1966年(昭和41年)に慶應義塾大学経済学部を卒業、同年住友商事株式会社に入社、1977年に米国住友商事会社ニューヨークに駐在、1990年(平成2年)に同社鉄鋼貿易本部鋼管貿易第一部長に就任しました。
その後、1992年に米社ヒューストン支店長に就任、1994年に同取締役鉄鋼第三本部長に就任、1997年に同取締役業務企画グループ担当に就任、1998年同常務取締役に就任、2001年(平成13年)に同専務取締役、代表取締役社長に就任しました。
2007年(平成19年)に住友商事株式会社代表取締役会長に就任、2012年に同相談役に就任、2018年に同名誉顧問に就任した後、2019年(平成31年)に公立美術館「東京都現代美術館」の館長に就任しました。
なお、「岡 素之」さんは、公立美術館「東京都現代美術館」の第5代目の館長です。
公立美術館「東京都現代美術館」のアクセス・開館時間・休館日について
公立美術館「東京都現代美術館」は、東京都江東区三好にあり、最寄り駅は、「清澄白河駅」です。
開館時間は、10:00~18:00です。
休館日は、月曜日(祝日の場合は翌平日)です。ただし、2019年4月29日、5月6日、7月15日、8月12日、9月16日、9月23日、10月14日、2020年1月13日、5月4日は開館します。
詳細な情報については、公立美術館「東京都現代美術館」のホームページなどをご確認ください。
▼参考URL:https://www.mot-art-museum.jp/guide/
公立美術館「東京都現代美術館」の入館料について
あそびのじかん
普通入館者は、一般は1,200円、大学・専門学校生・65歳以上は850円、中高生は600円で、団体入館者は、一般は960円、大学・専門学校生・65歳以上は680円、中高生は480円です。
コレクション展 MOTコレクション 第2期 ただいま/はじめまして
普通入館者は、一般は500円、大学・専門学校生は400円、高校生・65歳以上は250円で、団体入館者は、一般は400円、大学・専門学校生は320円、高校生・65歳以上は200円です。
なお、中学生以下および障がい者の方と介護者2名までは無料です。
MOTサテライト2019 ひろがる地図
普通入館者・団体入館者のいずれも無料です。
なお、いずれも第3水曜日、9月16日(月・祝)は、65歳以上の方は年齢を証明できるものを表示すると無料になります。
家族ふれあいの日(毎月第3土曜日と日曜日)は、18歳未満の子を同伴する都内在住の方2名までは入場料金が半額になります。
詳細な情報については、公立美術館「東京都現代美術館」のホームページなどをご確認ください。
▼参考URL:https://www.mot-art-museum.jp/guide/
公立美術館「東京都現代美術館」の職員数について
職員数については確認できませんでした。
公立美術館「東京都現代美術館」の採用情報について
現在は募集がなく、過去の情報もみつかりませんでした。
公立美術館「東京都現代美術館」の財務状況について
平成29年度の、公立美術館「東京都現代美術館」を運営する公益財団法人東京都歴史文化財団の運営費は、112億6,02万2,167円でした。
▼参考URL:https://www.rekibun.or.jp/wp-content/uploads/2017/10/29_financial_zaimushohyo_300628.pdf
なお、上記金額は、東京都現代美術館、東京都庭園美術館、東京文化会館、東京都江戸東京博物館、東京都美術館、東京都写真美術館などの合算です。
まとめ
いかがでしたか?
公立美術館「東京都現代美術館」は、東京都美術館の現代美術コレクションを引き継ぎ、日本の戦後美術を概観できる公立美術館です。
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