※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。
はじめに
今回ご紹介する公立美術館「目黒区美術館」は、東京都目黒区(JR目黒駅近く)にあり、1987年(昭和62年)に開館された公立美術館で、岡田謙三、秋岡芳夫、川村清雄などの収蔵作品数があります。
今回は、公務員として働く「学芸員」向けに公立美術館「目黒区美術館」に関する基本的な情報についてご紹介します。
公立美術館「目黒区美術館」の沿革について
公立美術館「目黒区美術館」の沿革についてご紹介します。
公立美術館「目黒区美術館」は、1978年(昭和53年)に文化施設建設検討連絡会が発足、1980年に目黒区美術博物館建設検討委員会が発足、1982年に美術館単独での建設構想が決定されました。
1984年に目黒区美術館(仮称)基本構想・設計が策定、1985年に目黒区美術館(仮称)実施設計が策定、1985年に目黒区美術館(仮称)新築工事が着工、1987年に東京都目黒区美術館条例が公布、目黒区美術館が竣工、1987年に運営組織として財団法人目黒区芸術文化振興財団が設立され、1987年(昭和62年)に目黒区美術館が開館されました。
なお、2006年に財団法人目黒区芸術文化振興財団が指定管理者として3年間管理運営を受託、2009年に同財団が指定管理者として5年間管理運営を受託、2011年に同財が公益財団法人に移行、2014年に公益財団法人目黒区芸術文化振興財団が指定管理者として5年間管理運営を受託されています。
公立美術館「目黒区美術館」の概要について
公立美術館「目黒区美術館」は、公益財団法人目黒区芸術文化振興財団が運営する公立の美術館です。
東京都目黒区にあり、広さ4,059.21平方メートル、岡田謙三、秋岡芳夫、川村清雄などの収蔵作品数があり、常勤役職員が令和元年6月25日現在で1名です。
また、平成29年度の来館者数は、11,647人です。
▼参考URL:http://www.persimmon.or.jp/media/yakuinmeibo2019_0625.pdf
公立美術館「目黒区美術館」の施設・展示について
公立美術館「目黒区美術館」には、展示室、区民ギャラリーがあります。
展示室では、「目黒区美術館」で所蔵している近現代の日本の作家による美術作品を所蔵作品展として展示するほか、国内外における多様な美術の動向をとらえた作品による企画展などが開催されています。
区民ギャラリーは、身近に利用することのできる貸し出しスペースとなっています。
なお、現在、開催中および今後開催されている展覧会は下記の通りです。
1)展覧会「太田喜二郞と藤井厚二ー日本の光を追い求めた型と建築家」
会期:2019年7月13日(土)から2019年9月8日(日)
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団、目黒区美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協力:竹中工務店、アルファコックス、メガソフト、ASUS JAPAN株式会社
2)区展「区民作品展」
会期:2019年9月18日(水)~2019年9月29日(日)
主催:区展実行委員会
備考:区民からの絵画・書・手工芸・写真の公募作品が展示されます。
公立美術館「目黒区美術館」のシンボルマークについて
公立美術館「目黒区美術館」のシンボルマークは、開館30周年を機に創作されました。
このマークの詳細については確認できませんでしたが、「目黒区美術館」の英語表記である「Meguro Museum of art, Tokyo」の頭文字「M」をデザイン化したマークが使用されています。
公立美術館「目黒区美術館」の館長について
現在の公立美術館「目黒区美術館」の館長は、「秋山 光文(あきやま てるふみ)」さんです。
「秋山 光文」さんの経歴は、早稲田大学第1文学部美術史専修を卒業、同大学大学院」韻文科学研究科修士課程を修了、文部省アジア地域派遣留学生としてインド国立デリー大学大学院博士課程に在籍、インド仏教美術に関する調査・研究を行いました。
その後、早稲田大学文学部助手・講師を経て、お茶の水女子大学文教育学部助教授に就任、教授に就任した後、同大学評議員、附属小学校長を併任しました。
2014年(平成26年)にお茶の水女子大学を定年退職して同大学名誉教授となり、放送大学客員教授に就任した後、2015年に公益財団法人目黒区芸術文化振興財団の運営する目黒区美術館の館長に就任しました。
なお、「秋山 光文」さんが、公立美術館「目黒区美術館」の何代目の館長であるかについては確認できませんでした。
公立美術館「目黒区美術館」のアクセス・開館時間・休館日について
公立美術館「目黒区美術館」は、東京都目黒区にあり、最寄り駅は、JR目黒駅です。
開館時間は、10時00分~18時00分です。
休館日は、月曜日(祝休日はその翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)、展示替期間です。
詳細な情報については、公立美術館「目黒区美術館」のホームページなどをご確認ください。
▼参考URL:https://www.mmat.jp/information/index.html
公立美術館「目黒区美術館」の観覧料について
観覧料は展覧会ごとに異なります。
2019年7月13日(土)から2019年9月8日(日)に開催されている展覧会「太田喜二郞と藤井厚二ー日本の光を追い求めた型と建築家」は、一般は1,000円、大高生・65歳以上は800円、団体観覧者は、一般は800円、大高生・65際以上は600円です。
なお、小中学生以下および障がい者の方と介護者1名は無料で、目黒区内在住、在勤、在学の人は証明書類を提示すると団体料金になります。
2019年9月18日(水)~2019年9月29日(日)に開催される区展「区民作品展」は無料です。
詳細な情報については、公立美術館「目黒区美術館」のホームページなどをご確認ください。
▼参考URL:https://www.mmat.jp/exhibition/index/
公立美術館「目黒区美術館」の職員数について
公立美術館「目黒区美術館」の職員数については、確認できませんでした。
公立美術館「目黒区美術館」の採用情報について
現在は募集がなく、過去の情報もみつかりませんでした。
公立美術館「目黒区美術館」の財務状況について
平成29年度の、公立美術館「目黒区美術館」の運営費は、1億8,452万4,517円でした。
その主な内訳は、利用料金、指定管理経費です。
▼参考URL:https://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/tokei/chosa_hokoku/shiteikanrisha/hyoka/unneihyoka.files/29gaiyou.pdf
まとめ
いかがでしたか?
公立美術館「目黒区美術館」は、日本に近現代の作家による美術作品や多様な美術動向に関する展覧会を企画し、展示と体験活動を融合させるワークショップを特色とする美術館です。
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