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経済産業省所管の独立行政法人「産業技術総合研究所」に就職するには?

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目次

はじめに – 「産業技術総合研究所」とは?

「産業技術総合研究所」は、技術コンサルティングや技術相談、ベンチャー企業創業の支援などを行っています。

「産業技術総合研究所」のプロフィール

設立:2001年4月1日
予算:1124億5百万円(2018年度)
組織:経済産業省所管
所在地:茨城県つくば市梅園一丁目1番地1 中央第一つくば本部・情報技術協働研究棟
公式ホームページ:https://www.aist.go.jp/

「産業技術総合研究所」の事業内容

「産業技術総合研究所」の事業内容を、3つのポイントに分けて、ご紹介します。

ポイント1:技術コンサルティング・技術相談

1つ目は、「技術コンサルティング・技術相談」に関する業務です。

この業務は、下記の13の業務に細分化されています。

1)テクノブリッジ事業における専属チームによる訪問およびソリューションの提案
2)テクノブリッジ事業におけるフェアの開催およびセミナー・意見交換会の実施
3)広報誌「産総研LINK」の発行
4)メールマガジンの配信
5)データベースによる論文などの各種データ情報の提供
6)知的財産の活用等による新規産業の創出および既存産業の発展につながる積極的な標準化
7)イノベーションコーディネータ・中小企業連携コーディネータ・産総研ふるさとサポーターの地域連携による技術相談
8)企業との連携による事業化の支援
9)企業との連携による研究試料提供・技術情報の開示およびライセンスの供与
10)企業との連携による設備・装置などの施設の提供
11)企業との連携による受託研究および共同研究
12)企業との連携による人材の育成
13)企業との連携によるコンサルティング

ポイント2:研究成果

2つ目は、「研究成果」に関する業務です。

この業務は、幅広い分野で研究・開発に取り組み、その事業成果を産業界の事業家につなげ、日本企業のイノベーションの創出を推進します。

これまで、下記の30の部門で研究が行われました。

1)細胞分子工学研究部門
2)製造技術研究部門
3)人間情報インタラクション研究部門
4)生物プロセス研究部門
5)安全科学研究部門
6)機能科学研究部門
7)活断層・火山研究部門
8)物理計測標準研究部門
9)環境管理研究部門
10)電子光技術研究部門
11)地質情報研究部門
12)バイオメディカル研究部門
13)分析計測標準研究部門
14)工学計測標準研究部門
15)ナノ材料研究部門
16)化学プロセス研究部門
17)省エネルギー研究部門
18)生物プロセス研究部門
19)創エネルギー研究部門
20)機能化学研究部門
21)構造材料研究部門
22)人間情報研究部門
23)情報技術研究部門
24)地圏資源環境研究部門
25)ナノエレクトロニクス研究部門
26)創薬基盤研究部門
27)無機能材料研究部門
28)電池技術研究部門
29)健康工学研究部門
30)知能システム研究部門

ポイント3:コミュニケーション

3つ目は、「コミュニケーション」に関する業務です。


この業務は、下記の8つの業務に細分化されています。

1)最新の研究成果を含む産業技術・科学技術の紹介
2)講談社ブルーバックス編集部との連携による研究室探訪記の配信
3)「サイエンス・スクエアつくば」「ライフ・テクノロジー・スタジオー臨海副都心ー」による見学施設の提供
4)パンフレット・産総研LINK・学術誌・産総研レポート・知のアーカイブ・報告書類・関連書籍の発行
5)動画による研究の紹介
6)研究者等の主なテレビ番組への出演情報の紹介
7)フォトアーカイブによる研究成果に関する写真の紹介
8)そうさけん「サイエンスタウン」によるキッズ向けの情報の配信
9)サイエンスカフェによるイベントの開催
10)出前講座・実験教室の実施
11)ソーシャルメディアによる情報の配信
12)メールマガジンの配信

「産業技術総合研究所」に就職するには?

「産業技術総合研究所」には、毎年定期・不定期に行われる採用試験に合格し採用されることで、就職することができます。

新卒採用から社会人採用まであり、新卒採用は毎年採用試験があり、社会人採用や任期付職員の採用など、その他の職種は、不定期で募集があります。

「産業技術総合研究所」の募集職種

「産業技術総合研究所」には、研究職・事務職員(総合職)・修士型研究員・任期付職員などの職種があります。

新卒職員以外は、年度によって募集している職種や時期が異なります。くわしくは、公式ホームページをご参照ください。

直近の募集・採用情報

参考までに、2020年上半期に募集のあった職種をご紹介します。

事務職員(総合職)

「事務職員」(総合職)とは、2021年4月1日に入所する職員であり、新卒者が対象で、多様な業務により最先端の研究所の運営のマネジメントを行います。

なお、2020年4月現在で、2021年4月採用については、すでに募集を終えています。

修士型研究員

「修士型研究員」は、常勤職員で、2021年4月1日に入所し、計量標準・地質調査などの研究開発業務を行います。

なお、2020年4月現在で、2021年4月採用については、すでに募集を終えています。

テニュアトラック型任期付研究員

「テニュアトラック型任期付研究員」は、2021年4月1日に入所し、任期付職員で、社会人採用です。

任期は、原則5年ですが、経歴や業績等によって任期期間の短縮による採用となる場合があります。

応募資格は、博士の学位を取得した人(採用予定日までに学位取得見込である者を含む)、または博士号取得と同等の能力を有することです。

なお、「テニュアトラック型任期付研究員」は、書類審査・面接試験による1次審査、面接による2次審査に合格し、採用されれば就職できます。


パーマネント型研究員

「パーマネント型研究員」は、2021年4月1日に入所し、任期の定めなく、定年は60歳で、社会人採用です。

応募資格は、研究グループの核となって研究成果の社会への展開(還元)を中長期的に実践していくことができる研究人材であることなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「パーマネント型研究員」は、書類審査・面接試験による1次審査、面接による2次審査に合格し、採用されれば就職できます。

年俸制任期付研究員

「年俸制任期付研究員」は、2021年4月1日に入所し、任期付職員で、社会人採用です。

任期は、最大5年ですが、1回に限り再任される場合があります。

応募資格は、特定の重点研究課題を推進するために必要な専門性を有し、研究開発リーダー(若手研究者であれば次世代リーダー)となりえる研究人材であることなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「年俸制任期付研究員」は、書類審査・面接試験による1次審査、面接による2次審査に合格し、採用されれば就職できます。

プロジェクト型任期付研究員

「プロジェクト型任期付研究員」は、2021年4月1日に入所し、2年~5年の任期付職員で、社会人採用です。

応募資格は、特定のプロジェクトを推進するために必要な専門性を有し、中心的な役割を担う即戦力となりえる研究人材であることなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「プロジェクト型任期付研究員」は、書類審査・面接試験による1次審査、面接による2次審査に合格し、採用されれば就職できます。

プロジェクト型任期付研究員(通年公募)

「プロジェクト型任期付研究員(通年公募)」は、入所は随時、2年~5年の任期付職員で、社会人採用です。

応募資格は、特定のプロジェクトを推進するために必要な専門性を有し、中心的な役割を担う即戦力となりえる研究人材であることなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「プロジェクト型任期付研究員」(通年公募)は、書類審査・面接試験による1次審査、面接による2次審査に合格し、採用されれば就職できます。

採用に関する詳細

上記に記載してある情報は、2020年4月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。

▼参考URL:https://www.aist.go.jp/aist_j/humanres/02kenkyu/

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「産業技術総合研究所」は、技術コンサルティングや技術相談、ベンチャー企業創業の支援などを行う役割を担っています。

「産業技術総合研究所」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。

本記事は、2020年6月25日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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