地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第23回「岐阜市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第23回は「岐阜市」です。

岐阜県にある「岐阜市」の人口は2019年9月時点で約40万人と、千葉県柏市に次いで国内44番目です。そんな「岐阜市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「岐阜市」について

岐阜県の県庁所在地である「岐阜市」は、同県の中南部、濃尾平野の北端に位置する中核市です。

人口は2019年9月時点で岐阜県最大の約40万人を有し、中部地方では、富山市に次いで8番目の規模です。市域北部には山林、南部には市街地が広がり、日本三大清流の一つである長良川が市内を横切っています。市の中心部よりも長良川の水面の方が高く、大雨の際には洪水の危険が伴う都市でもあります。

また、「岐阜市」は、市内での販売総額が最も多い農産物である枝豆をはじめ、大根やいちごなどが特産物として知られています。一方、中心市街地の空洞化が著しく、大型商業施設の閉店が相次ぎ、再開発が求められているという一面もあります。

さらに、「岐阜市」の気候は、太平洋岸気候の特徴を示していますが、夏がとても蒸し暑く、冬は寒い内陸性気候の特徴も併せもっています。降雪量と最深積雪量は、関東以西の太平洋側主要都市では最も多いです。

>岐阜市のホームページ
http://www.city.gifu.lg.jp/

「岐阜市」の成り立ち

「岐阜市」の成り立ちは、1889年(明治22年)7月に岐阜町と周辺の4村および1村の一部が合併して市制施行したことにさかのぼります。当時の人口は約2万6千人、市域面積は約10平方キロメートルでした。その後、1960年(昭和35年)に人口は30万人を超え、1975年(昭和50年)に40万人を突破しました。そして、1995年(平成7年)4月に中核市に移行しました。

さらに、2006年(平成18年)に岐阜市と柳津町が合併し、新「岐阜市」が誕生しました。翌年、岐阜駅前に「岐阜シティ・タワー43」がオープンしたのを皮切りに、再開発が進められています。

岐阜市長「柴橋 正直」(しばはし まさなお)さんはどんな人?

2018年2月から岐阜市長を務める「柴橋正直」さんは、1979年7月3日に京都市で生まれ、幼少期に岐阜県本巣郡に転居しました。大学卒業後は、UFJ銀行に入行。その後、衆議院議員を1期務めた後、第21代の岐阜市長となり、1期目になります。

座右の銘は、「無私の志」だそうです。

>岐阜市長公式ホームページ
http://www.sho-jiki.com/


「岐阜市」の行政プラン

「岐阜市」の行政プランは、目標年次を2028年度とし、「ひととまち、集い交わる活力と笑顔あふれる成長都市ぎふ」を目指す将来像として掲げています。そして、以下の4つを市政運営の理念として設定しています。

1) 人生100年時代の未来を創り、都市を支えるひとづくり
2) 魅力とにぎわいを生み、成長を引き出す活力づくり
3) つながり、安らぎを感じる持続可能な街づくり
4) 成長都市を支える行財政運営の最適化

また、以下の6つの都市づくりの方向性を示し、市民と行政が共有しながら将来像を目指すとしています。

1) 教育や子育てが充実し、人々が育まれるまち
2) 福祉や医療が充実し、生涯を健康に暮らせるまち
3) 伝統や革新を活かした産業があり、働く場があるまち
4) 多くの人々が集まりにぎわう、活気に満ちたまち
5) 暮らしを守り支える、安全・安心なまち
6) 快適な都市環境のある、住みやすいまち

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第23回は岐阜県の「岐阜市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年9月7日時点調査または公開された情報です。
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