地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第22回「豊田市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第22回は「豊田市」です。

愛知県にある「豊田市」の人口は2019年9月時点で約43万人と、神奈川県藤沢市に次いで国内40番目です。そんな「豊田市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「豊田市」について

愛知県にある「豊田市」は、同県のほぼ中央部に位置する中核市です。総人口は2019年9月時点で約43万人で、県内では名古屋市に次いで2番目、面積は約920平方キロメートルで、同県全体の約20パーセントを占める最も広い都市です。

また、「豊田市」は、トヨタ自動車が本社を置く企業城下町として知られ、市名の「豊田」は、同社と創業者一族の姓「豊田(とよだ)」 に由来しています。同市の製造品出荷額は全国1位を誇り、そのうち自動車関連分野が約97パーセントを占めています。さらに、市内の製造業で働く人の約85パーセントが自動車関連産業に従事していることからも、同産業を中心とした工業都市であることがわかります。一方で、市域の約7割は豊かな森林におおわれ、桃や梨の栽培が盛んな田園が広がるなど、自然にも恵まれています。

最後に、「豊田市」の気候は、冬は北西の季節風が吹き、内陸にあることから、乾燥して冷え込みが厳しく、夏は蒸し暑い日が多いのが特徴です。夏の山間部は、市街地に比べて涼しく過ごしやすいですが、冬は降雪が多いです。

>豊田市のホームページ
http://www.city.toyota.aichi.jp/

「豊田市」の成り立ち

「豊田市」の成り立ちは、1951年(昭和26年)に「挙母市」(ころもし)として市制を施行し、1959年(昭和34年)1月に「豊田市」に改名されたことにさかのぼります。名称変更の背景には、自動車産業が軌道に乗り始め、全国有数の「クルマのまち」として知られるようになったことと、「挙母」が読みにくいという指摘がありました。

その後、1970年(昭和45年)まで隣接する町村との合併を繰り返し、市域は市制施行時の約8倍に拡大しました。そして、1994年(平成6年)に地方拠点都市地域に指定され、1998年(平成10年)4月に中核市に移行しました。2005年(平成17年)4月に6町村と合併して人口が40万人を突破し、市域面積は愛知県の面積の約20パーセントを占め、新生「豊田市」が誕生しました。

豊田市長「太田 稔彦」(おおた としひこ)さんはどんな人?

2012年2月から豊田市長を務める「太田稔彦」さんは、1954年4月30日に豊田市で生まれました。大学卒業後、豊田市役所に就職しました。経営政策本部長、総合企画部長などを歴任し、第8代の豊田市長となり、2期目になります。

>豊田市長公式ページ
http://www.city.toyota.aichi.jp/mayors_office/

「豊田市」の行政プラン

「豊田市」の行政プランは、「つながる つくる 暮らし楽しむまち・とよた」を将来都市像とし、「人と人、人と地域、自然とのつながりを深め、認め合い、生かし合う中で、多様な価値や可能性をつくりだし、暮らしを楽しむことができるまち」を目指すとしています。

また、目指す姿である「社会とのつながりの中で安心して自分らしく暮らす 市民」・「魅力あふれる多様で個性豊かな 地域」・「未来を先取る活力ある 都市」の実現に向け、分野横断的に以下の3の重点施策に取り組むとしています。


1) 超高齢社会への適応 ~安心して自分らしく暮らすことができる多世代共生のまちの実現~
2) 産業の強靭化 ~暮らしの活力を支える強固な経済基盤のあるまちの実現~
3) 暮らしてよし・訪れてよしの魅力創出 ~定住・交流人口を引き付ける魅力あるまちの実現~

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第22回は愛知県の「豊田市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

地方自治体特集「中核市」シリーズ 記事一覧

本記事は、2020年9月6日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

気に入ったら是非フォローお願いします!
NO IMAGE

第一回 公務員川柳 2019

公務員総研が主催の、日本で働く「公務員」をテーマにした「川柳」を募集し、世に発信する企画です。

CTR IMG