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公務員が語る「公務員採用試験」に挑むための心構え

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目次

はじめに - まずは公務員試験に合格するという目標を達成するために考えることは何か?

公務員試験を受ける際には、筆記試験や面接試験などいろいろな試験が行われます。私自身もその公務員試験を経験してきたので、試験のことやどのような心構えで試験を受けるべきかということを把握しています。

今回の記事では、公務員試験を受験する際の心構えや、注意した方が良いこと、やっておくべきことなどについて解説していきたいと思います。

この記事を読んで公務員試験に活用していただけるとありがたいです。

公務員試験への心構えその1:勉強する時も試験を意識しよう

公務員試験というのは、厳しく言えば「戦争」という言葉が当てはまるかもしれません。その戦いに勝ち抜くことによって、公務員になることができるのです。

その戦争を勝ち抜く力を持たないまま試験を受けてしまうと、公務員になれなかったり、公務員になれたとしてもあまりやる気を持って働くことができない可能性があります。

さて、私は公務員試験の勉強をする際にあることを実践していました。それは問題の時間配分を考えながら問題を解いていたということです。

公務員試験の勉強を始めた当初は、時間配分を考える必要は全くと言っていいほどありませんが、公務員試験直前になってくると、時間配分を考えながら問題を解くことが必要になってきます。

なぜ必要なのか。その理由はいくつかあります。

1つは、時間配分を考えながら問題を解くことによって、毎日模擬試験を受けている感覚になれるということです。

模擬試験は毎日あるわけではないので、トレーニングを毎日することにより、模擬試験や本番で自分の実力を発揮することができるようになります。

もし、自分の力を発揮することができなかったとしても、全力に近いものが出せるようになると思います。


勉強をし始めた頃はその分野ごとで解く時間を決めて、この問題は5分、この問題は10分以内に解く、など細かい配分を決めて取り組むのも良いでしょう。

試験直前になるとトータルで約2時間、1時間半など、時間を決めて問題を解くことによって、本番に近い感覚で問題を解くトレーニングをすることが大切になってきます。

もう一つは、あらかじめ得意分野と不得意分野を知ることができるという点です。

時間配分を考えながら問題を解くことによって、すらすら解ける問題となかなか解くことが難しい問題が現れてくると思います。

それを知っておくことによって、今は自分がどんな問題が苦手で、どの問題が得意なのかを知ることができます。これは自分の弱点を知ると言う点でも大きいことですし、今後自分がどの分野を勉強したほうがいいのか、どの分野に力を入れるべきなのかを知るきっかけにもなります。

公務員試験への心構えその2:色々な場所で勉強しよう

公務員試験は大変静かな環境で試験が行われます。

静かな環境ということは、その分、音が響きやすいことになります。すなわち、自分のちょっとした行動や仕草が、人によっては煩わしく感じる原因になってしまう可能性があります。

公務員試験への心構えその3:貧乏ゆすりの癖を治そう

自分では無意識にやっているつもりでも、静かな環境や集中したいと考えている人にとっては、貧乏ゆすりは大変厄介な存在になります。

自分が問題を解きたいと思っているのに、貧乏ゆすりで机が揺れてなかなか問題を解くことができないといったことがあります。

実は私もこの経験はあります。問題を解こうとしていた時に、机が揺れて全く問題に集中することができず、その試験の時間はあっという間に過ぎていきました。

結局この試験には不合格。大変憤慨したことをよく覚えています。

ただし、貧乏ゆすりに反応してしまうというのは集中力が足りない証拠でもあります。集中力を保っていればその貧乏ゆすりなどを気にすることなく、解答に集中できるでしょう。

私自身も集中力を欠いていたことに嘘偽りはありませんが、自分の行動1つが他人に影響を及ぼす可能性があるということを考えて試験に臨んでほしいです。

公務員試験への心構えその4:他人の独り言に耐性を付けよう

これも自分では全く気づかない可能性があります。

例えば試験中に「あれこれなんだっけ」といった声や、舌打ち、咳払いなど独り言や声に起因した音声が稀に発生します。


私はよく咳払いや舌打ちを経験したことがあります。問題を解こうとしていた時に後から「チッチッ」という声がしてきました。舌打ちだったのです。

また「アッ」と言う咳払いも聞こえてきました。貧乏ゆすりと比べてもその程度は低く、あまり試験に影響が出ませんでした。

これは私が感じたことなので人によってその感じ方は違うと思います。貧乏ゆすりがとても気になるという人もいれば、気にならない人もいるでしょう。

もちろん咳払いや独り言が大変気になるという人もいれば気にならない人もいるでしょう。

このように、人によって感じ方はそれぞれなのですが、気になる人に対しては大変強い影響を与えることになります。試験を受けるときはこれらの行動に気をつけたいところです。

少しのことでも気になってしまうと、イライラしてしまい試験に集中できないので、勉強する時から少し騒がしい場所で勉強することによって、音に対する耐性をつけてから試験に臨むようにしましょう。

公務員試験への心構えその5:体調管理も忘れずに

体調管理は公務員試験に限らず、就職、転職や普段の日常生活から気をつけるべきことです。体調管理ができないと、勉強はもちろん試験に行くことすらできません。

体調管理が原因で試験を受けられないともったいないですし、せっかく今まで自分が勉強してきたことを発揮する機会が寝坊や体調不良で失われるとなると、悔しい気持ちになるのが当たり前です。勉強してきた時間も水の泡となります。

自分の能力をしっかりと発揮するんだ。そういった思いを持って毎日の体調管理に努めてほしいです。

また、試験日前日はたくさん寝ることをおすすめします。私は試験日前日はあまり勉強せず、暗記するものだけ暗記してすぐ寝るようにしていました。

試験当日に体調を崩し、試験を受けることができなくなってしまっては本末転倒だからです。自分の力をしっかりと発揮するためにも、体調管理は重要になってくるのです。

公務員試験への心構えその6:試験会場には時間の余裕を持って行こう

試験が行われる会場の把握も大切です。初めて行く地域では、その試験が行われる会場の位置が分かりづらく、当日初めて行って迷ってしまい、試験時間に間に合わないということも考えられます。

これも体調管理と同じく、自分が勉強してきたことを発揮する場所がなくなるだけでなく、事前に調査する力がないと思われても仕方がありません。

最低限のことはできるようになっておきましょう。地図を印刷するなり、スマートフォンの地図を使って事前に調査するなりすれば、心に余裕を持って本番の試験に臨むことができるでしょう。

これに付け加えると、私が初めて受けた公務員試験で、会場がわからなくなり試験開始ギリギリに着席していたことがあります。

その時は試験に集中するどころか、疲れてしまったので全く試験に集中できず、その試験は不合格となっていました。

私はこの出来事以降、必ず事前に試験会場の地図をチェックし、会場までどのくらい時間がかかるのかや、どのようなルートでその会場に行くのが良いかということを毎回考えるようにしていました。

下調べをしてからは試験に集中することができるようになり、筆記試験を通過することも多くなっていったので、よく下調べをすることが大切だと実感しました。

公務員試験への心構えその7:試験が終わったらまずは休もう

試験を受け終わったら、まずその日は休養に努めましょう。試験は神経を使って集中して問題を解くことになります。疲労度は通常の比にはならないのです。


その日だけはゆっくり休んで、また次の試験に備えるようにしましょう。

私は試験が終わったその日については、甘いものを食べるようにしていました。疲れたときには甘いものを食べると、自分の満足感が増してまた次も頑張ろうという気持ちになれます。

ただし、食べ過ぎは禁物です。公務員試験を受けていたときは、私の体重が増えていたという記憶があります。

公務員試験への心構えその8:一次試験の結果を待つ前に二次試験対策を行うのは控えよう

これは私の意見ですが、一次試験が終わってからすぐ二次試験対策に取り掛かるという行為はしていませんでした。

それはなぜかというと、時間の無駄になってしまうという感覚があったからだと思います。

もしその試験に落ちていたとしたら、その試験の二次試験対策をしていた時間がもったいないと感じますし、その時間があれば別の勉強をすることができると考えていたからでしょう。

しかし、これも人によって意見が変わってきます。

私がこのような意見を持っていたのであり、人によっては「いや、すぐ二次試験の対策を始めた方が良い」と言う人もいるでしょう。どうすればいいか迷っている人であれば、両方とも試してみれば良いと思います。

一次試験が終わった直後に二次試験の対策をして、また別の試験では何も対策をせずに違う勉強をしておく。

そして、一次試験の合格が発表されたときから、すぐ二次試験の勉強を始める。

いろいろな勉強の手法がある中で、自分の性格に合った勉強方法を試してみてください。

公務員試験への心構えその9:当たり前だがカンニングは厳禁

これは当たり前の話ですが、公務員試験を受験する人の中には少しですがカンニングをする人がいます。

カンニングはやってはいけない最低の行為です。私も何人かカンニングをしていた人をこの目で見たことがありますが、カンニングされた人のことを考えると大変悲しくなりました。

一生懸命勉強している人に対して、カンニングは侮辱的な行為ですし、失礼にあたります。このような卑劣な行為をしている人が公務員になるべきではないとも考えてしまいます。

絶対にやってはいけない行為なので、カンニングをしている暇があるのであれば、しっかりと勉強するようにしましょう。

公務員試験への心構えその10:控室でも試験は行われていることを忘れずに

面接を受ける際に、控室で待機する場合が多々あります。その控え室でも試験が行われているということを忘れてはいけません。

「控え室の態度を試験結果に反映させるのは良くない。いかがなものか。」という考えを持っている人も一定数います。

しかし人事担当者から見れば、控室はその人の性格が現れる場所という認識なのです。何を言いたいのかというと、試験のときだけ真面目さを装っていてもいけないということです。

例えば、控え室ではガヤガヤ騒いでいたのに、面接になると急に真面目になる。試験が終わり、また控え室に戻るとまたガヤガヤ騒ぎ出す。このような人はいけないというのです。

試験はその会社の建物に入った時から始まっているのであり、そういった控え室でもガヤガヤしているのというのは不謹慎極まりありません。


その人がいるだけで、その人の所属している学校に対してあまり良い印象がなくなるということが考えられますし、今後その学校からの内定者を削減せざるを得なくなる場合もあります。

控え室でも試験は行われているという感覚を持って、過ごすようにしましょう。

 現役公務員からのメッセージ

公務員試験に関する心構えを10つまとめました。

公務員試験を突破するには、学力や記憶力だけではなく、人柄やその人が本当に公務員に適しているのかどうかも考慮されることがあります。

公務員試験を受験する際には、社会人としてのマナーや行動、配慮なども見られているので、日常からそれらを意識しながら生活しましょう。

まとめ - 編集部より

以上、公務員が語る「公務員採用試験」に挑むための心構えでした。

実際に試験を受けたからこそ語れる内容も多く、これから公務員試験に挑む方々にとって非常に参考になる内容でした。

本記事は、2020年9月24日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

元・公務員のライターです。
公務員総研では、公務員採用試験合格のための問題集の選び方や勉強方法についての記事を書いています。小林英介名義で、noteやブログも運営しています。

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