※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。
はじめに
今回ご紹介する公立美術館「横尾忠則現代美術館」は、兵庫県神戸市(JR灘駅近く)にあり、2012年(平成24年)に開館された公立美術館で、収蔵作品数は、絵画約500点、版画約200点、ポスター約1,800点、ブックデザイン約700点と公表されています。
今回は、公務員として働く「学芸員」向けに公立美術館「横尾忠則現代美術館」に関する基本的な情報についてご紹介します。
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の沿革について
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の沿革についてご紹介します。
公立美術館「横尾忠則現代美術館」は、1982年(昭和57年)に「兵庫県立近代美術館新館(西館)」が開館され、2001年(平成13年)に兵庫県立美術館「芸術の館」へ移転準備のため休館、2002年に原田の森ギャラリー(兵庫県立美術館王子分館)としてリニューアル・オープンされました。
その後、2007年(平成19年)に「横尾 忠則」氏から兵庫県に作品・資料の寄贈・寄託の申し出があり、横尾忠則寄贈作品活用検討委員会が発足、2009年に原田の森ギャラリー西館、老朽化に伴う改修工事のため利用が停止、2011年に原田の森ギャラリー西館改修工事が着工されました。
同年に横尾忠則氏からの作品・資料の寄贈・寄託について基本的に合意、2012年(平成24年)に原田の森ギャラリー西館改修工事が竣工され、公立美術館「横尾忠則現代美術館」として開館されました。
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の概要について
公立美術館「横尾忠則現代美術館」は、兵庫県芸術文化協会が運営する公立の美術館です。
兵庫県神戸市にあり、広さ2,970.81平方メートル、収蔵資料は、絵画約500点、版画約200点、ポスター約1,800点、ブックデザイン約700点で、常勤役職員および来館者数については、確認できませんでした。
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の施設・展示について
公立美術館「横尾忠則現代美術館」には、オープンスタジオ、展示室A~A’、展示室B~B’、アーカイブルームなどがあります。
現在開催中および今後開催予定の展覧会は、下記の通りです。
1)展覧会「横尾忠則 自我自損展」
会期:2019年9月14日(土)~12月22日(日)
2)展覧会「兵庫県立横尾救急病院展」
会期:2020年2月1日(土)~5月10日(日)
公立美術館「横尾忠則現代美術館」のシンボルマークについて
公立美術館「横尾忠則現代美術館」のシンボルマークに関する情報については、確認できませんでしたが、ホームページ上では、公立美術館「横尾忠則現代美術館(Yokoo Tadanori Museum of Contemporary Art)」の頭文字「Y+T MOCA」がロゴマークとして使用されています。
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の館長について
現在の公立美術館「横尾忠則現代美術館」の館長は、「蓑 豊(みの ゆたか)」さんです。
「蓑 豊」さんの経歴は、1965年に慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史専攻を卒業、1976年に米国ハーバード大学大学院美術史学部博士課程を修了、米国ハーバード大学文学博士号を取得しました。
その後、インディアナポリス美術館東洋部長、シカゴ美術館東洋部長、大阪市立美術館館長、金沢21世紀美術館の館長、金沢市助役サザビーズ北米本社副会長、兵庫県立美術館の館長に就任した後、公立美術館「横尾忠則現代美術館」の館長に就任しました。
なお、「蓑 豊」さんが公立美術館「横尾忠則現代美術館」の何代目の館長であるかについては確認できませんでした。
公立美術館「横尾忠則現代美術館」のアクセス・開館時間・休館日について
公立美術館「横尾忠則現代美術館」は、兵庫県神戸市にあり、最寄り駅は、JR灘駅です。
開館時間は、10:00~18:00です。
休館日は、月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月31日、1月1日)、不定期のメンテナンス休館です。
詳細な情報については、公立美術館「横尾忠則現代美術館」のホームページなどをご確認ください。
▼参考URL:横尾忠則現代美術館
https://ytmoca.jp/
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の観覧料について
普通観覧者は、一般は700円、大学生は550円、70歳以上は350円で、団体観覧者は、一般は550円、大学生は400円、70歳以上は250円です。
なお、高校生以下は無料、障がいのある方は75%割引き、その介護の方は無料です。
詳細な情報については、公立美術館「横尾忠則現代美術館」のホームページなどをご確認ください。
▼参考URL:横尾忠則現代美術館|ご利用案内
https://ytmoca.jp/
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の職員数について
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の職員数については、確認できませんでした。
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の採用情報について
現在は募集がなく、過去には2013年に学芸員(臨時職員)の募集がありました。
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の財務状況について
公立美術館「横尾忠則現代美術館」の運営費については、確認できませんでした。
まとめ
以上、公立美術館「横尾忠則現代美術館」の基本情報(沿革・施設・職員数など)でした。
公立美術館「横尾忠則現代美術館」は、兵庫県西脇市生まれの芸術家でグラフィックデザイナーである横尾忠則から寄贈された作品を収蔵しており、「兵庫県立美術館王子分館」の西館を改修して使用している公立の美術館です。
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