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公立博物館シリーズ

公立博物館「千葉県立中央博物館」の基本情報 - 沿革・施設・職員数など(2019年9月情報)

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※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

目次

はじめに

今回ご紹介する公立博物館「千葉県立中央博物館」は、千葉県千葉市中央区青葉町955-2(JR千葉駅近く)にあり、1989年に開館された公立博物館で、収蔵作品数は、98万9,386点と公表されています。

今回は、公務員として働く「学芸員」向けに公立博物館「千葉県立中央博物館」に関する基本的な情報についてご紹介します。

公立博物館「千葉県立中央博物館」の沿革について

公立博物館「千葉県立中央博物館」の沿革についてご紹介します。

公立博物館「千葉県立中央博物館」は、1989年に開館されました。

その後、1992年には北マリアナ諸島へ調査団を派遣し、新種の動植物を多数発見して房総との関連を裏付ける資料を得るなどの成果を得て、同年に研究員が日本産のハネカクシに1000の新種が存在することを明らかにしました。

1993年には、「分類学の父」とされるカール・フォン・リンネの直筆の学位論文などの資料を購入・収蔵し、1994年10月にはそれらの資料を用いて「リンネと博物学」展を開催し、資料の収集や研究を展覧会などに反映させました。

2008年(平成20年)には、この図書館の学芸員の朝倉彰がアジア人として初めて国際甲殻類学会会長に選ばれました。

公立博物館「千葉県立中央博物館」の概要について

公立博物館「千葉県立中央博物館」は、千葉県が運営する公立の博物館です。

本館は、千葉県千葉市にあり、広さ6,6000平方メートル、収蔵資料は98万9,386点で、常勤役職員が平成30年3月31日現在で15名です。

また、平成29年度の来館者数は、61万8,276人です。


▼参考URL:http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520735381146/simple/nenpo30.pdf

公立博物館「千葉県立中央博物館」の施設・展示について

公立博物館「千葉県立中央博物館」の施設は、大きく分けて3つの施設、本館、生態園、分館に分かれています。

本館

本館には、主に下記の9つの施設があります。

1)房総の地学展示室

2)房総の生物展示室

3)海洋展示室

4)生物の分類展示室

5)小動物展示室

6)房総の歴史展示室

7)自然と人間のかかわり展示室

8)体験学習室

9)企画展示室

生態園

生態園は、下記の4つの施設に分かれています。

1)植物群落園

2)生体実験園


3)植物分類園

4)船田池

分館

分館は、下記の4つの施設に分かれています。

1)海の博物館(千葉県勝浦市)

2)大多喜城分館(千葉県夷隅郡大多喜町)

3)大利根分館(千葉県香取市)

4)房総の山のフィールド・ミュージアム(千葉県君津市)

なお、現在開催中の展覧会については、公式ホームページをご確認ください。

公立博物館「千葉県立中央博物館」の研究について

公立博物館「千葉県立中央博物館」では、平成29年度に下記の46に関する研究が行われました。

1)房総半島の地形景観とその成り立ちに関する研究

2)房総丘陵におけるタゴガエルの産卵場所に関する環境地質学的研究

3)千葉県の甲虫相に関する研究

4)千葉県の鳥類相に関する研究

5)千葉県の大型海産藻類の分類・生態に関する研究

6)房総のヒメコマツの保全生態学的研究

7)生態園の生態系変遷に関する研究

8)房総丘陵における人の生活と自然のかかわりに関する研究

9)下総台地における近世以降の薪炭林育成に関する歴史地理学的研究

10)千葉県における戦前の地方行政の実態に関する研究


11)房総の縄文時代遺跡出土骨の研究

12)利根川下流の漁撈用具に関する研究

13)房総の上総掘り等の研究

14)房総における古代集落の研究

15)都市近郊低湿地における生業の研究

16)房総における生活変化と民間信仰の変化に関する研究

17)中央博物館の収蔵資料の保存管理に関する研究

18)中央博物館と学校との博学連携による博物館学習の推進に関する研究

19)校庭野草の教材化に関する研究

20)GPR(地中レーダー)を用いた河川州の研究

21)微小化石に基づく貝類化石の分類及び古生態の研究

22)千葉県で観測される蜃気楼の発生メカニズムに関する基礎研究

23)日本産エダヒゲムシ類の分類学的研究

24)地衣類の多様性に関する研究

25)アジア太平洋地域におけるコケ植物の分類学的研究

26)アジア高山帯における植物分類学的研究

27)カワノリ目の系統分類学的研・生態学的究

28)日華区系植物の細胞分類学的研究

29)トカゲモドキの分類学的研究

30)日本産淡水魚類の生物系統地理学的研究


31)鯨類の寛骨および後肢痕跡に関する形態学的研究

32)照葉樹林の生態学的研究

33)シギ・チドリ類の越冬生態、特に個体数変動に関する研究

34)芽ばえに関する記載的研究

35)干潟に生息するカニ類の生態学的研究

36)近現代における裁縫教育についての研究

37)関東平野における明治 10 年代の土地利用に関する研究

38)博物館における口述資料の活用に関する研究

39)人文系の博物館データベースについての研究

40)房総半島南端に分布する化石サンゴの分類と古環境に関する研究

41)房総半島における自然災害史の研究

42)日本産イシサンゴ類の分類・生物地理に関する研究

43)日本産共生性コエビ類の分類学的研究

44)原始紅藻亜綱植物の分類学的、生態学的研究

45)イソギンチャク類の分類・生態学的研究


46)磯の生態学的研究

公立博物館「千葉県立中央博物館」のシンボルマークについて

公立博物館「千葉県立中央博物館」のシンボルマークについては、確認できませんでした。

公立博物館「千葉県立中央博物館」の館長について

現在の公立博物館「千葉県立中央博物館」の館長は、「鎌田 操」さんです。

「鎌田 操」さんの経歴、および公立博物館「千葉県立中央博物館」の何代目の館長であるかについては、確認できませんでした。

公立博物館「千葉県立中央博物館」のアクセス・開館時間・休館日について

公立博物館「千葉県立中央博物館」は、千葉県千葉市にあり、最寄り駅は、JR千葉駅です。

開館時間は、午前9時~午後4時30分です。

休館日は、毎週月曜日(休日の場合には翌平日)、年末年始(12月28日~1月4日)です。

詳細な情報については、公立博物館「千葉県立中央博物館」のホームページなどをご確認ください。

▼参考URL:http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/

公立博物館「千葉県立中央博物館」の入場料について

公立博物館「千葉県立中央博物館」の入場料は、通常期間、企画展示開催期間、特別展開催期間によって異なります。

通常期間

通常期間の入場料は、通常入場者は、一般は300円、高・大学生は150円で、団体入場者は、一般は240円、高・大学生は120円です。

企画展開催期間

企画展開催期間の入場料は、通常入場者は、一般は500円、高・大学生は250円で、団体入場者は、一般は400円、高・大学生は200円です。

特別展開催期間

特別展開催期間の入場料は、通常入場者は、一般は800円、高・大学生は400円、団体入場者は、一般は640円、高・大学生は320円です。

なお、中学生、小学生、学齢未満児、65歳以上の方、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方および介護者は無料です。

詳細な情報については、公立博物館「千葉県立中央博物館」のホームページなどをご確認ください。

▼参考URL:http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/

公立博物館「千葉県立中央博物館」の職員数

平成29年度の公立博物館「千葉県立中央博物館」の職員数は、88名です。

▼参考URL:http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520735381146/simple/nenpo30.pdf

公立博物館「千葉県立中央博物館」の採用人数

現在は募集がなく、過去の情報もみつかりませんでした。

公立博物館「千葉県立中央博物館」の財務状況について

平成29年度の、公立博物館「千葉県立中央博物館」の運営費は、4,180万830円でした。

その主な内訳は、入場料収入、駐車場収入などです。

▼参考URL:http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520735381146/simple/nenpo30.pdf

まとめ

以上、公立博物館「千葉県立中央博物館」の基本情報(沿革・施設・職員数など)でした。

公立博物館「千葉県立中央博物館」は、千葉県の県立博物館群の中枢的機関として構築され、「分類学の父」とショウされるカール・フォン・リンネの直筆の学位論文などを収蔵している公立の博物館です。

公立博物館「千葉県立中央博物館」のウェブサイトのURL

http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/

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本記事は、2022年2月14日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

2021年に公務員総合研究所に入所した新人研究員。

好きな言葉は、「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」

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