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【目指せ!外交官】アロールートの世界最大の生産国「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の基礎知識(2021年6月調査情報)

世界の国特集、今回紹介するのは、火山島のセントビンセント島と珊瑚礁のグレナディーン諸島から成る立憲君主制国家である「セントビンセント及びグレナディーン諸島」です。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」は、カリブ海の小アンティル諸島に位置する国です。

外交官になるなら押さえておきたい国の基本知識です。


目次

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」ってどんな国?

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の正式名称は、英語で「Saint Vincent and the Grenadines」です。漢字では「聖文森特和格林納丁斯」と表記し、その他「聖文森、聖文森國、聖文森及格瑞那丁」などとも表記されます。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の広さ 面積・場所について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の面積は約390平方キロメートルで、五島列島の福江島とほぼ同じ大きさです。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の場所は、カリブ海の小アンティル諸島にあり、火山島のセントビンセント島と珊瑚礁のグレナディーン諸島から成るイギリス連邦加盟国であり、英連邦王国のひとつです。

北にセントルシア、東にバルバドス、南西にグレナダが存在します。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の首都について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の首都は「キングスタウン」で、「キングスタウン」は、主要な港があり、主な産業は観光と農業です。

「キングスタウン」の人口は、2012年現在、1.2万人です。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の人口について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の人口は、世界銀行が2019年に調べた時点で約11.0万人であり、人口密度は、約285.35人で、第33位です。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の成り立ちについて

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」は、1498年にコロンブスによって発見され、1783年に英国植民地となり、1958年~1962年まで英領西インド諸島連邦に加盟しました。

1969年に英国自治領となり、1979年に独立、1984年に総選挙が実施され、新民主党(NDP)政権が成立、ミッチェル首相が就任しました。

2001年に総選挙が実施され、統一労働党(ULP)政権が成立、ゴンザルベス首相が就任しました。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の国民・宗教・言語について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の国民について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の人種割合は、アフリカ系が約66.5パーセント、混血が約19.0パーセント、印僑が約5.5パーセント、ヨーロッパ系が約3.5パーセント、その他が約5.5パーセントです。


「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の宗教について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の国家宗教は、聖公会が約47パーセント、メソジストが約28パーセント、ローマ・カトリックが約13パーセントで、そのほかにヒンドゥー教やセブンスデー・アドベンチスト教会などが信仰されています。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の言語について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の公用語は、英語です。

ただし、グレナディーン諸島の一部では、フランス語が混じったパトワと呼ばれるクレオール語が使用されています。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の経済状況について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の通貨は東カリブ・ドルで、GNIは約8.1億879万米ドルで、世界183位です。そして、一人当たりのGDPは約7,121.64米ドルで、世界82位です。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の貿易について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の貿易相手は主に、輸出が、ドミニカ国、バルバドス、アンティグア・バーブーダ、セントルシアで、輸入が、米国、トリニダード・トバゴ、EU、中国となっています。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の主な輸出品目は、農産品(バナナ、タロイモ)、くず粉、金属類で、輸入品目は、鉱物・燃料、輸送機械、食料品、一般機械です。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の政治・政策について

政治体制について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」は、立憲君主制で、議会は、一院制で選出議員15名と選任議員6名で構成されています。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の政策

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」は、独立直後、1979年12月の総選挙で、セントビンセント労働党のケイトー政権が成立しました。

1984年7月の総選挙で、野党新民主党(NDP)が9議席を獲得し、ミッチェル政権が誕生しました。

1989年、1994年、1998年の総選挙でもNDPが勝利し、ミッチェル首相が再任されました。

2001年3月の総選挙で1984年以降政権与党であったNDPが大敗し、統一労働党(ULP)のゴンザルベス党首が首相に任命されました。

2005年、2010年、2015年および2020年の総選挙でも、ULPが勝利し、ゴンザルベス政権は現在5期目に入っています。

ゴンザルベス首相は、度重なる自然災害からの復興、治安改善、観光部門の拡大による経済発展などの課題に取り組んでいる。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の元首・首相・外相について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の元首について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の元首は、エリザベス二世女王です。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の首相について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の首相は、外相と兼ねており、ラルフ・ゴンザルベスです。


「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の国防・軍事制度・兵役について

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」は、近隣の東カリブ諸国機構(OECS)諸国やバルバドスならびに歴史的に関係の深い英・米・加を中心とする欧米諸国との関係を重視しており、英連邦に加盟しています。

カリブ共同体(CARICOM)、カリブ諸国連合(ACS)及び東カリブ諸国機構(OECS)加盟国です。

また、台湾承認国で、北朝鮮との国交もあります。

軍事力は、1996年3月にOECS6か国およびバルバドスの7か国の間で域内安全保障システム(RSS)が設置され、独自の軍隊は持っていません。

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」と「日本」の関係は?

「セントビンセント及びグレナディーン諸島」と「日本」の政治関係は、1979年10月27日のセントビンセント独立と同時に、日本は同国を承認しました。

1980年4月15日に外交関係が開設、1981年より日本は、在トリニダード・トバゴ大使館が兼轄しており、セントビンセントは駐日大使館は未設置です。

経済関係は、対日貿易において、2019年現在、貿易額は対日輸出が約2.2億円、対日輸入が約5.1億円で、主要品目は、対日輸出が魚介類(まぐろ)で、対日輸入が自動車、原動機です。

在留邦人数は、2018年10月現在で3名、在日当該国人数は、2019年6月現在で7名となっています。

まとめ

以上、国特集「セントビンセント及びグレナディーン諸島」でした。

ちなみに、「セントビンセント及びグレナディーン諸島」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「167位」でした。

本記事は、2023年2月6日時点調査または公開された情報です。
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