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文部科学省所管の独立行政法人「日本学術振興会」に就職するには?

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はじめに-「日本学術文化振興会」とは?

「日本学術文化振興会」は、学術研究の助成、研究者の養成のための資金の支給、学術に関する国際交流の促進、学術の応用に関する研究等を行うことにより、学術の振興を図ることを目的としています。

「日本学術文化振興会」のプロフィール

設立:2003年10月1日
予算:2,614億円(2018年度)
組織:文部科学省所管
所在地:東京都千代田区麹町五丁目3番地1
公式ホームページ:https://www.jsps.go.jp/

「日本学術文化振興会」の事業内容

「日本学術文化振興会」の事業内容を、5つのポイントに分けて、ご紹介します。

ポイント1:研究助成事業に関する業務

1つ目は、「研究助成事業」に関する業務です。

この業務は、下記の3つの業務に細分化されています。

1)「科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)」
「科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)」
は、人文学、社会科学・自然科学の全ての分野にわたり、基礎から応用までの「学術研究」を発展させるため、独創的・先駆的な研究に対する助成を行う。

2)「課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業」
「課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業」は、領域開拓プログラム・実社会対応プログラム・グローバル展開プログラムを実施することにより、人文学・社会科学の振興を目指す。

3)「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業」
「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業」は、人文学・社会科学研究に関するデータを、分野や国を超えて共有・利活用できるよう総合的な基盤を構築し、研究者のデータ共有および国内外の共同研究等を促進する。

ポイント2:国際交流事業に関する業務

2つ目は、「国際交流事業」に関する業務です。

この業務は、下記の7つの業務に細分化されています。

1)国際的な共同研究等の促進
2)国際研究支援ネットワークの形成
3)若手研究者への国際的な研鑽機会の提供
4)諸外国の優秀な研究者の招へい
5)現行の学術国際交流事業の見直し
6)海外研究連絡センターの改善・強化
7)国際学術情報の一体的な分析と活用


ポイント3:人材育成事業・大学の教育研究機能の向上

3つ目は、「人材育成事業・大学の教育研究機能の向上」に関する業務です。

この業務は、下記の6つの業務に細分化されています。

1)若手研究者の海外派遣
2)卓越研究員の公募・審査・補助金交付
3)大学の教育研究機能を向上させるためのプログラムの開催
4)地方創生の推進
5)大学の世界展開力の強化およびスーパーグローバル大学の創成支援
6)特別研究院事業の充実による若手研究の養成・確保

ポイント4:社会との連携の推進に関する業務

4つ目は、「社会との連携の推進」に関する業務です。

この業務は、下記の5つの業務に細分化されています。

1)大学や研究機関で行われている最先端の研究成果に関する小・中・高校生向け体験プログラムの実施
2)若手外国人研究者の講師としての高等学校への派遣
3)国立情報学研究所および関係学協会の協力によるデータベースの構築
4)学術の社会的連携・協力の推進
5)寄付金の受入れ、寄付者の意向に伴う特定分野の助成、指定寄付金のよる募金および特定公益増進法人としての募金の実施

ポイント5:顕彰事業に関する業務

5つ目は、「顕彰事業」に関する業務です。

この業務は、下記のつの業務に細分化されています。

1)生物学の受賞分野において優れた業績を挙げ、世界の学術の進歩に大きく貢献した研究者への「国際生物学賞」の選考・表彰
2)「野口英世アフリカ賞」の募集・選考・表彰
3)「日本学術振興会賞」の募集・選考・表彰
4)「日本学術振興会 育志賞」の募集・選考・表彰

「日本学術文化振興会」に就職するには?

「日本学術文化振興会」では、毎年定期・不定期に行われる採用試験に合格し採用されることで、就職することができます。

新卒採用や任期付き職員などがあり、新卒採用は毎年採用試験があり、その他の職種は、不定期で募集があります。

「日本学術文化振興会」の募集職種

「日本学術文化振興会」には、「事務職員」「任期付職員」「非常勤職員」「グローバル学術情報センター分析調査員」の4つの職種があります。

毎年全ての職種に募集があるわけではなく、年度によって、募集している職種は異なります。詳しくは、公式ホームページをご参照ください。

直近の・採用情報

参考までに、2019年下半期に募集のあった職種をご紹介します。

事務職員

「事務職員」は、2020年4月に入会し、定年制で「日本学術文化振興会」の様々な業務を行う職員です。


教養試験・作文試験による第1次試験と面接試験の第2次試験に合格し、採用されれば就職することができます。

なお、2020年1月現在は、すでに募集を終えています。

採用に関する詳細

上記に記載してある情報は、2020年1月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。

▼参考URL:https://www.jsps.go.jp/saiyou/index.html

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「日本学術文化振興会」は、学術の進行を図るため、学術研究の助成、研究者の養成のための資金の支給、学術に関する国際交流の促進、学術の応用に関する研究等を行う役割を担っています。

「日本学術文化振興会」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。

本記事は、2020年4月30日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 日本学術振興会は、最低でも大学院レベルで研究に携わっていないと知らないであろう組織のため、公務員の幅を実感することができました。名称は知っていても具体的な業務内容については知らず、また、ここに就職するといつ発想がこれまでなかったため、おもしろく拝見しました。

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