政令指定都市シリーズ第7回「相模原市」について

地方自治体特集「政令指定都市」シリーズ、第7回は「相模原市」です。

神奈川県にある「相模原市」の人口は2018年12月の時点で約72万人と、熊本県熊本市に次いで国内18番目です。そんな「相模原市」とはどんな都市なのか解説します。


「相模原市」について

「相模原市」は、神奈川県北部に位置し、面積は約330平方キロメートルです。人口は2018年12月の時点で約72万人で、神奈川県内では「横浜市」、「川崎市」に次ぐ規模で、「鳥取県」・「島根県」・「高知県」の人口を上回っています。

東京都心までのアクセスが良いことから、東京のベッドタウンとして人口が増加しています。中でも、大規模な公園が点在し、自然にめぐまれていることなどから、若年世帯の流入が目立っています。鉄道や道路などの交通網の利便性により、県内他市より東京の多摩地域とのつながりが強い都市でもあります。首都圏南西部の核として、業務核都市に指定されています。

また、市内や周辺都市には多くの大学が点在し、学生の街としても発展しています。同時に、「宇宙航空研究開発機構」(JAXA)があり、国内の宇宙科学の研究拠点としても知られている都市です。

政令指定都市の「相模原市」には、現在3の行政区(緑区、中央区、南区)が置かれています。

>相模原市のホームページ
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/

「相模原市」の成り立ち

「相模原市」の成り立ちは、1954年(昭和29年)11月20日に市制が施行されたことに始まります。当時、人口8万人で、複数の自治体の合併ではなく、純粋に戦後に市制施行された都市の中では最も人口が多いとされています。

その後、2007年の2町の編入合併により、人口は70万人を超え、全国の市で18番目の規模になりました。2010年には、全国で19番目、非都道府県庁所在地では5番目、戦後に市制施行された都市では初の政令指定都市となりました。そして同時に、3区制に移行しました。こうして、「相模原市」は、神奈川県の3番目の政令指定都市になりました。

相模原市長「加山俊夫」(かやまとしお)さんはどんな人?

平成19年から相模原市長を務める「加山俊夫」さんは、昭和20年2月18日に埼玉県で生まれ、幼少期に現在の相模原市に移住しました。昭和38年に相模原市職員となり、その後、相模原都市部長や助役を経て、第7代の相模原市長となり、3期目になりました。 座右の銘は、「至誠一貫」(最後まで誠意を貫き通すこと)だそうです。

>相模原市長公式Webサイト
http://www.kayamatoshio.net/

「相模原市」の行政プラン

「相模原市」の市政プランは、平成30年相模原市市議会定例会で、加山市長により公表されました。市政運営にあたり、以下の3点を重視し、更なる発展に向けた施策に取り組むとしています。

1)「誰もがともに理解し、支え合うまちづくり」
2)「夢と希望があふれるまちづくり」
3)「将来にわたり、活力と魅力に満ちたまちづくり」


さらに「相模原市」の平成30年度の重点的な取り組みとして、下記の5つの基本目標を掲げています。

1) 「誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市」
2)「学びあい 人と地域をはぐくむ教育・文化都市」
3)「やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市」
4)「活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市」
5)「市民とともに創る自立分権都市」

まとめ

以上、地方自治体特集「政令指定都市」シリーズ、第7回は神奈川県の「相模原市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2019年2月27日時点調査または公開された情報です。
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