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自衛隊員の「結婚生活」について (女性隊員レポート)

元・女性自衛官インタビュー特集、第二回のテーマは、「自衛隊員の結婚生活について」です。

自衛隊員として働く上で、その結婚生活には女性自衛官であるがゆえのメリットやデメリットがあると言うことがうかがえるインタビューでした。

2019年06月24日更新

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目次
はじめに
結婚生活のパターン
同じ部隊での自衛隊同士の結婚
部隊の異なる自衛隊同士の結婚
一方が自衛隊員による結婚
まとめ
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はじめに

公務員総研による女性自衛官のインタビュー記事です。

現在は退職されていますが、当時のことを振り返ってもらい、今後、自衛官を目指すみなさまへ、実体験を元にした貴重なお話をいただきました。

今回のテーマは「自衛隊員の結婚生活について」です。

結婚生活のパターン

自衛隊の結婚生活については、いろいろなパターンがあります。そして、それぞれにメリット・デメリットはあります。

同じ部隊での自衛隊同士の結婚

まず、自衛官同士で結婚するパターン。自衛隊同士でも部隊が同じか違うかによっても大きく変わってきます。

メリット

同じ部隊の場合のメリットは、演習の事や休みの事が言わなくても分かるという点です。

同じ自衛隊といっても、部隊によって演習時期や内容や期間、休みのタイミングは様々です。結婚する相手が全てを知っているという点では、無駄な時間を取らずに済みますし、話もスムーズに進みます。

また、転勤に関してもメリットが多いといえます。

自衛隊は、世間でも知られている通り、転勤族です。自衛隊員である以上、転勤は避けては通れません。同じ部隊同士で結婚していると、必ずとは言えませんがある程度の融通は利く場合が多いです。部隊の上司も、なるべく同じ所へ行けるように考えてくれます。

陸上自衛隊の場合、駐屯地が多いので時期を少しずらしたりすることで、また一緒に住むことが可能です。

デメリット

デメリットにおいては、子供がいる家庭に関係します。

同じ部隊だと、演習時期が同じなので子供がいた場合に、どちらかが演習に行かずに残らなければなりません。たいていの場合は、旦那さん側が積極的に演習に参加する家庭が多いと思います。

毎回演習に参加出来ず、駐屯地に残っている奥さん側は、申し訳ないと感じているようでした。もちろん、そのことで攻めるような隊員はいません。残って事務作業や、育児をすることも大変なのですが、劣等感を感じる隊員も少なくはありませんでした。

演習ではなく、有事の際に子供を預けたりする制度も出来てきて、その為の訓練等も行われているので、これからは、夫婦揃って活躍出来る機会も多くなってくると思います。

部隊の異なる自衛隊同士の結婚

そして、自衛隊同士でも部隊が違うパターンについてです。これも、もちろんメリット・デメリットはあります。

メリット

メリットについてですが、同じ部隊同士で結婚している場合のデメリットの逆で、演習期間がかぶらないことも多いので、平等に演習に参加することができます。

大きな演習とかになるとかぶってしまうこともあるのですが、基本的に演習に参加しているので、不参加も言いやすい状況にあると思います。

デメリット

また、デメリットですが、これも同じ部隊同士の結婚の逆になってしまいますが、勤務地がバラバラになってしまう可能性が高いです。

駐屯地によって配置されている職種が決まっているので、同じ駐屯地に転勤することは難しいです。

部隊が違っても、最初に同じ駐屯地で勤務していれば最終的に同じ駐屯地になる事もありますが、最初から部隊が違って結婚した場合、なかなか同じ家で暮らすことは難しいです。

違う駐屯地での恋愛、結婚なんてありえないように思いますが、自衛隊にいれば行事や教育で違う駐屯地に長期間行くことはあります。

そこで出会って、結婚まで進む隊員たちもいます。決し珍しいことではありません。同じ家で暮らせないならと、退職する女性隊員もいます。

一方が自衛隊員による結婚

メリット

自衛隊同士ではなく、片方が自衛隊員の場合のパターンのメリットですが、自衛隊員は基本的に料理以外の事なら自分でできます。

毎日着る服は、アイロンがけしなくてはならないのですが、寮生活をしていると、毎日自分でアイロンをかけます。特殊なアイロンがけなので、隊員がやるしかありません。

掃除も、新隊員のうちにきっちり教え込まれます。床の磨き方やトイレ掃除、窓ふきもプロ級です。

また、自衛隊員同士だと、結婚前に同棲することができません。階級や年齢によっては結婚前に寮をでることもありますが、ほとんどの隊員は結婚するまで寮生活です。

そうなると、同棲したくても家が無いので、同棲しないまま結婚することになります。やはり、結婚前に同棲してお互いの生活習慣をみることは大事だと思うので、片方が自衛隊員ではないという点においてはメリットになると思います。

デメリット

デメリットは、自衛隊という特殊な仕事を理解してもらうのが大変ということです。

自衛隊員は、しょっちゅう演習に行きます。長い時で1カ月山に籠る事もあります。また、急に行かなくてはならなくなるときもあります。演習だけではありません。教育に行く場合も長期間家を不在します。携帯電話が使えない事もあるので、仕事内容を理解出来るまでは不安だと思います。

家族向けに説明会等を行っている部隊もあるので、そういったときは積極的に参加するのもいいかもしれません。

そして、なにか災害が起きた時には、真っ先に出勤していきます。例え自分の所が大変でも任務の為に行かなくてはならないのです。

大事な時に居なくなり、連絡も取れなくなってしまうので不安になると思います。少しでも不安が解消できるように、普段からもしもの時の行動についてよく話し合っておく必要があると思います。

まとめ

いかがでしたか。

女性自衛官として自衛隊員の結婚生活についてインタビューさせていただき、いろいろなパターンとメリット・デメリットがあることについて貴重なお話を伺いました。

以上、元・女性自衛官による「自衛隊員の結婚生活について」でした。

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