文部科学省所管の独立行政法人「日本原子力研究開発機構」に就職するには?

文部科学省所管の独立行政法人「日本原子力研究開発機構」は、原子力に関する研究と技術開発を行い、日本で唯一の原子力に関する総合的研究開発機関です。

この記事では、「日本原子力研究開発機構」の役割や、就職するための方法を解説します。

はじめに-「日本原子力研究開発機構」とは?

「日本原子力研究開発機構」は、日本で唯一の原子力に関する総合的研究開発機関で、原子力に関する研究と技術開発を行っています。

「日本原子力研究開発機構」のプロフィール

設立:2015年4月1日
予算:1,568億円(2017年度)
組織:文部科学省所管
所在地:茨城県那珂郡東海村大字舟石川765番地1
公式ホームページ:https://www.jaea.go.jp/

「日本原子力研究開発機構」の事業内容

「日本原子力研究開発機構」の事業内容を、3つのポイントに分けて、ご紹介します。

ポイント1:研究開発業務

1つ目は、「研究開発業務」です。

この業務は、各分野においての研究・開発や、過去の教訓を踏まえた安全についての研究を行い、平常時の備えの研修を行う業務です。

具体的には、各地に拠点や技術センター・研究センター・研修センターなどを配置し、主に6つの部門で研究開発が行われています。

1)福島研究開発部門
2)安全研究・防災支援部門
3)原子力科学研究部門
4)高速炉・新型炉研究開発部門
5)核燃料・バックエンド研究開発部門
6)敦賀廃止措置実証研究開発部門

ポイント2:研究開発成果に関する業務

2つ目は、「研究開発成果」に関する業務です。

この業務は、研究用原子炉、加速器、放射性物質の使用施設など、特徴のある施設を使った基礎基盤的な研究とそれを土台に実用化する業務です。

具体的には、研究成果による社会への貢献、イノベーションの創出、先端研究などです。

これまでの研究成果を応用とした実績としては、下記の業務があります。

・社会貢献

1)測定技術により、汚染箇所を3次元にし、放射線を可視化し、被ばくを低減する。
2)測定技術を応用し、正確にデータ把握することで放射線量を空・陸・海から監視する。
3)開発した計算モデルで高精度化し、福島県内の歌仙の放射線物質量と移動経路を推定する。

・イノベーションの創出

1)最先端技術により、ぴたっと止まって低燃費・丈夫なタイヤの創作。
2)最先端技術により、自動車などの新素材を提供し、衝撃に強い針鉄鋼材料の謎を解明する。
3)最先端技術により、画期的な冷却技術を実用化する。

・先端研究

1)異分野融合による新たな放射線化学で放射線を解析する。
2)ウランを使える技術を活用し、超伝導の仕組みを解明する。
3)電子の磁器を利用した未来技術「スピントロニクス」を利用する。

キーワードチェック:スピントロニクス

スピントロニクスとは、固体中の電子が持っている電荷とスピンの両方を光学的に利用・応用する分野のことで、スピンとエレクトロニクス(電子工学)の語から作られた造語です。

また、各図書館や検索システム、アーカイブなどの研究開発の成果情報を提供したり、年報や情報誌により、成果情報の普及に努めています。

ポイント3:産学連携業務

3つ目は、「産学連携業務」です。

この業務は、研究開発成果のなかで創出された特許・実用新案について、実用化を希望する企業等に使用してもらい、実用化協働研究開発を推進することで社会にその成果を還元する業務です。

また、開発した技術や特許を利用し、新製品の実用化・製品課を目指した支援活動や、保有する技術や研究開発・設備を利用した新分野開発のための共同研究開発などの業務にも取り組んでいます。

「日本原子力研究開発機構」に就職するには?

「日本原子力研究開発機構」には、毎年定期・不定期に行われる採用試験に合格し採用されることで、就職することができます。

新卒採用からキャリア採用まであり、新卒採用は毎年採用試験があり、キャリア採用や任期付職員の採用など、その他の職種は、不定期で募集があります。

「日本原子力研究開発機構」の募集職種

「日本原子力研究開発機構」には、新卒採用・キャリア採用・任期付身分採用などの職種があります。

新卒採用以外は、毎年全ての職種に募集があるわけではなく、年度によって、募集している職種は異なります。くわしくは、公式ホームページをご参照ください。

直近の募集・採用情報

参考までに、2020年上半期に募集のある職種をご紹介します。

新卒採用

「新卒採用」は、現在、説明会の日程が公開されています。

キャリア採用

「キャリア採用」は、2020年1月現在、「技術系職員」として「敦賀廃止措置実証部門・新型転換炉原型炉ふげん」と「核燃料・バックエンド研究開発部門 青森研究開発センター」で募集があります。

なお、応募資格・応募書類・配属先などについては、応募職種によって異なりますので、詳細については、公式ホームページをご確認ください。

任期付採用

「任期付採用」は、契約期間が定められている職員で、2020年1月現在、下記の22の職種にて募集があります。

1)技術員(原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター)
2)常勤職員(高速炉・新型炉研究開発部門 戦略・計画室 事業推進グループ)
3)常勤職員(福島研究開発部門 福島研究開発拠点 楢葉沿革技術開発センター プロジェクト管理課)
4)常勤職員(福島研究開発部門 福島研究開発拠点 福島事業管理部 調達課)
5)常勤職員(福島研究開発部門 福島研究開発拠点 福島事業管理部 総務課)
6)研究開発アシスタント(安全研究センター)
7)研究開発アシスタント(J-PARCセンター)
8)研究員(核不拡散・核セキュリティ総合支援センター)
9)研究を実施するグループリーダー(原子力基礎工学研究センター)
10)研究開発アシスタント(システム計算科学センター)
11)常勤職員(本部)
12)常勤職員(バックエンド統括本部 企画部/東京)
13)研究員(システム計算科学センター)
14)任期制職員(原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター)
15)常勤職員(原子力科学研究所)
16)常勤職員(原子力科学研究部門 J-PARCセンター 業務ディビジョン 利用業務セクション)
17)常勤職員(敦賀廃止措置実証部門 新型転換炉原型炉ふげん 安全・品質保証部 安全管理課)
18)特定課題推進員(原子力科学研究部門 原子力基礎工学研究センター)
19)常勤職員(核不拡散・核セキュリティ総合センター 能力構築国際支援室)
20)常勤職員(広報部 報道課/東京)
21常勤職員(研究連携成果展開部 科学技術情報課)
22)常勤職員(核燃料・バックエンド研究開発部門 人形峠環境技術センター 調達課)

なお、契約期間や応募資格、提出書類などは、各職種によって異なりますので、詳細については、公式ホームページをご確認ください。

採用に関する詳細

上記に記載してある情報は、2020年1月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。

▼参考URL:https://www.jaea.go.jp/saiyou/

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「日本原子力研究開発機構」は、日本で唯一の原子力に関する総合的研究開発機関で、原子力に関する研究と技術開発を行う役割を担っています。

「日本原子力研究開発機構」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。

本記事は、2020年6月22日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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