地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第18回「前橋市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第18回は「前橋市」です。

群馬県にある「前橋市」の人口は2019年9月時点で約33万人と、高知県高知市に次いで国内65番目です。そんな「前橋市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「前橋市」について

群馬県の県庁所在地である「前橋市」は、同県中央部よりやや南に位置する中核市です。国内の都道府県庁所在地では海から最も離れていますが、市内には利根川や広瀬川などが流れ、その地下水が水道水として供給されており、水質の良さで知られています。さらに、前橋駅前のけやき並木やバラ園などが有名で、都市と自然が調和した空間が整備されています。

また、「前橋市」は、共に人口30万人を超える隣接する「高崎市」と比較される傾向があり、「高崎市」が、交通と商業の中心とされるのに対し、「前橋市」は、行政と文化の中心
とされています。一方、赤城山麓で営まれる畜産、きゅうりとバラなどの生産では全国トップクラスで農業都市でもあります。

最後に、「前橋市」の気候は、太平洋側気候と内陸性気候を併せ持ち、年間の気温差が大きく、四季の変化に富んでいます。降雨量は少ないですが、冬は北西の季節風の影響で数年に一度大雪に見舞われることがあります。夏は気温が高く、雷が多いのが特徴です。

>前橋市のホームページ
http://www.city.maebashi.gunma.jp/

「前橋市」の成り立ち

「前橋市」の成り立ちは、1892年(明治25年)に市制施行し、人口約3万2千人で誕生したのが始まりです。1945年(昭和20年)8月に戦災の影響で市街地の約8割が焼失しましたが、復興しながら近隣町村との合併で市域を拡大すると、1960年(昭和35年)首都圏都市開発区域に指定され、工場誘致が成功して生産都市として発展してきました。

その後、2001年(平成13年)4月に特例市に移行し、2009年(平成21年)4月に県内初となる中核市に指定されました。

前橋市長「山本 龍」(やまもと りゅう)さんはどんな人?

2012年2月から前橋市長を務める「山本龍」さんは、1959年7月4日に群馬県吾妻郡草津町で生まれました。大学卒業後、小渕恵三事務所に就職し、代議士秘書を務めました。その後、群馬県議会議員を4期務め、第18代の前橋市長となり、2期目になります。

>前橋市長公式ホームページ
http://www.yamaryu.net/

「前橋市」の行政プラン

「前橋市」の行政プランは、2027年度を目標年次とし、「新しい価値の創造都市・前橋」(市民一人ひとりが個性と能力を生かし、個々に輝くことにより新しい前橋らしさ を創造するまち)を目指す都市像に設定しています。そして、分野別にまちづくりの目標を以下のように明確化し、施策に取り組むとしています。

1) 教育・人づくり ー人をはぐくむまちづくり
2) 結婚・出産・子育て ー希望をかなえるまちづくり
3) 健康・福祉 ー生涯活躍のまちづくり
4) 産業振興 ー活気あふれるまちづくり
5) シティプロモーション ー魅力あふれるまちづくり
6) 都市基盤 ー持続可能なまちづくり


まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第18回は群馬県の「前橋市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

地方自治体特集「中核市」シリーズ 記事一覧

本記事は、2020年9月2日時点調査または公開された情報です。
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