中核市シリーズ第35回「福井市」について

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第35回は「福井市」です。

福井県にある「福井市」の人口は2020年4月1日時点で約26万2千人と、大阪府八尾市に次いで国内76番目です。そんな「福井市」とはどんな都市なのか解説します。

「福井市」について

「福井市」は、日本の中部地方に位置する福井県の県都で、JR福井駅を中心に商業・行政機能などの中核機能が集積しており、都市基盤整備が進み、道路や公園などが機能的に配置された市街地が形成されている市です。

一方、「福井市」の西方には越前海岸が広がり、東方は緑豊かな山間地に囲まれるなど、自然環境にも恵まれています。

この「福井市」は、福井県において政治・経済・文化の中心都市として発展を続け、2000年(平成12年)11月に特例市に移行し、地域の特色を生かしながら日本海側の主要都市としてまちづくりを進めています。

「福井市」の2020年4月1日時点での人口は約26万2千人で、2015年の国勢調査によると、産業人口は第一次産業が2,824人、第二次産業が3万2,932人、第三次産業が9万375人で、繊維産業や化学工業も盛んで、伝統産業は、銀杏材木工品・越前和蝋燭・福井仏壇などです。

そんな「福井市」の気候は、日本海側気候で年間を通して降水量が多いことが特徴で、比較的低緯度のため雪国としては気温が高めで、年平均気温は14.5℃で南関東郊外都市部と同程度です。

やや内陸に位置するため、冬は、沿岸部の新潟市や金沢市などと比較して積雪しやすく、降雪量や最深積雪の平年値は富山市より少ないものの、日本海寒帯気団収束帯の影響を受けて大雪に見舞われることもあります。

また、「福井市」の気候は、暖冬年と寒冬年の降積雪量の差が大きいことも特徴の一つで、真冬日はほとんどなく、東北以北のように降雪後の凍結状態が続く事はめったにありません。

旧越廼村地区などの日本海に面する地域は、北西季節風と対馬暖流の影響で冬でも温暖なため、雪より雨のことも多く、積雪も少ないなど同じ市内でも中心部とは大きな差があります。

梅雨後半は、島根県などと同様に日本海側として暖湿流の影響を受けやすく、過去には平成16年7月の福井豪雨などの豪雨に見舞われています。

>福井市のホームページ
http://www.city.fukui.lg.jp/

「福井市」の成り立ち

「福井市」の成り立ちは、町村制施行によって、足羽郡福井城下・石場畑方の区域をもって「福井市」が発足された1889年(明治22年)4月1日まで遡ります。

1931年(昭和6年)に足羽郡東安居村の一部(三橋)が編入、1936年に足羽郡和田村・足羽郡木田村が編入、1939年に足羽郡東安居村が編入、1941年に吉田郡円山東村が編入、1942年に吉田郡円山西村が編入され、人口が10万人を超えました。

1948年に吉田郡西藤島村の一部(田原下・牧の島)が編入、1949年に足羽郡社村の一部(小山谷)が編入、1951年に吉田郡西藤島村が編入、1954年に足羽郡社村・丹生郡西安居村が編入、1955年に吉田郡中藤島村が編入されました。

1956年に足羽郡足羽村の一部(大町別所・大町・江端・大島・下荒井)・足羽郡麻生津村を編入、1957年に坂井郡大安寺村の一部(南楢原・北楢原・田ノ谷・四十谷・岸水・天菅生)・吉田郡河合村が編入、1959年(昭和34年)2月1日 – 丹生郡国見村を編入されました。

1961年に吉田郡藤岡村が編入、1963年に丹生郡殿下村が編入、1967年に坂井郡川西町・吉田郡森田町が編入、1971年に足羽郡足羽町が編入、2000年(平成12年)に特例市に移行されました。

2006年に足羽郡美山町・丹生郡清水町・越廼村が編入され、2019年4月1日に中核市に移行されました。

福井市長「東村 新一」(ひがしむら しんいち)さんはどんな人?

2007年12月23日から福井市長を務める「東村 新一」さんの経歴は、日本大学法学部を卒業し、1975年に福井県庁に入庁し、2006年(平成18年)に福井市副市長に就任し、2007年に福井市長に就任、2011年に福井市長(2期)に再任、2015年に福井市長(3期)に再任しました。

趣味は、「映画鑑賞・スズムシ飼育・バレーボール」だそうです。

>福井市長公式ホームページ
http://www.higashimura-fukui.jp/050_profile/

「福井市」の行政プラン

「福井市」は、人口減少の克服を図り、将来に希望の持てるまちづくりを進めるため、2015年に「福井市まち・ひと・しごと創生 人口ビジョン・総合戦略」を策定しました。

その後、「福井市」は、引き続き人口減少対策を進めていくため、強みや特徴を活かす新たな施策として第2期「福井市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略」を策定し、下記の4つの基本目標を掲げました。

1)「交流」「対流」「還流」、福井への三つの人の流れづくり
2)一人ひとりの結婚、出産、子育ての希望がかなう環境づくり
3)新たな雇用の創出と働きがいのあるまちづくり
4)時代に合った住みよさ一流のまちづくり

さらに、「福井市」は、この4つの基本目標に基づき、基本的方向と具体的な施策を設定しました。

「交流」「対流」「還流」、福井への三つの人の流れづくり

1)福井ならではの地域資源を磨き上げて、交流人口を拡大
・一乗谷朝倉氏遺跡のスケールアップ
・賑わいと魅力あふれる、歩きたくなるまちなかづくり
・越前海岸の自然景観・文化的景観、地域資源の活用
・文化財の保存活用、日本遺産の魅力発信
・広域観光、体験型観光の推進

2)離れていても福井とつながる人口の対流を創出
・福井の魅力や地域資源を活かした人の流れ創出プラットフォームづくり
・福井を応援できる仕組みの充実、二地域活動・居住等の推進

3)ふるさとで働き暮らす。ライフステージに応じた人材還流の促進
・住みよさ一流、福井の魅力PR
・県内学生の地元定着を促進
・仕事、住まいなどニーズに応じた移住支援
・東京圏からの移住・就職を手厚く支援
・ふるさと教育の推進

4)福井への人の流れにつなげるプロモーション
・北陸新幹線の福井開業に向けたプロモーション強化
・来訪者の満足度を高めるおもてなしの推進

一人ひとりの結婚、出産、子育ての希望がかなう環境づくり

1)結婚、出産、子育ての希望がかなう支援の充実
・結婚意識の醸成と出会いの場の創出
・切れ目のない妊娠、出産、子育て支援
・出産、子育ての負担軽減

2)福井らしさに対応した子育て環境充実
・安心して子どもを預けられる環境の充実
・福井の共働きを支える保育人材の確保
・家庭や地域全体で、多くの大人が子どもを支える子育て環境づくり

3)女性の活躍促進、仕事と家庭の両立
・女性が働きやすく活躍できる環境整備
・仕事と家庭を両立できる環境づくり

4)子どもたちが未来に夢と希望を持てる教育環境づくり
・全国トップクラスの学力・体力、創造力を育む教育
・グローバル化への対応、プログラミング教育の推進

新たな雇用の創出と働きがいのあるまちづくり

1)結婚、出産、子育ての希望がかなう支援の充実
・結婚意識の醸成と出会いの場の創出
・切れ目のない妊娠、出産、子育て支援
・出産、子育ての負担軽減

2)福井らしさに対応した子育て環境充実
・安心して子どもを預けられる環境の充実
・福井の共働きを支える保育人材の確保
・家庭や地域全体で、多くの大人が子どもを支える子育て環境づくり

3)女性の活躍促進、仕事と家庭の両立
・女性が働きやすく活躍できる環境整備
・仕事と家庭を両立できる環境づくり

4)子どもたちが未来に夢と希望を持てる教育環境づくり
・全国トップクラスの学力・体力、創造力を育む教育
・グローバル化への対応、プログラミング教育の推進

時代に合った住みよさ一流のまちづくり

1)連携中枢都市圏の中心的役割を担い、圏域全体の発展を牽引
・ふくい嶺北連携中枢都市圏ビジョンの推進
・中枢中核都市への支援制度等の活用

2)住みよさ一流のさらなるレベルアップ
・快適で美しいまちづくり、住みよさ向上の気運醸成
・食品ロス削減、プラスチックごみ抑制など、環境負荷の低減対策
・空き家の利活用促進、遊休資源の活用

3)安全・安心な暮らしを守り、まちの魅力と活力を向上
・県都の玄関口にふさわしい都市機能の集積
・北陸新幹線の早期全線開業及び並行在来線対策
・全域公共交通ネットワークの充実
・中山間地域・過疎地域等の活性化、地域コミュニティの維持・活性化
・暮らしを守る社会インフラの整備、地域住民による生活安全・防犯対策

4)みんなが輝く、誰もが安心して暮らせる共生社会の推進
・外国人との多文化共生
・スポーツ、健康まちづくりの推進
・アクティブシニアの活躍の場の拡大
・地域での相談支援体制の充実
・ボランティア活動の促進

このように「福井市」は、第1期総合戦略の取組の成果や課題を検証しながら、第2期としての5年間に総合計画を推進するため、「福井市」の強みや特徴を活かした新たな施策の実現に取り組んでいます。

▼参考URL:福井市|第2期 福井市 まち・ひと・しごと創生 人口ビジョン・総合戦略(概要版)

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第35回は福井県の「福井市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年9月28日時点調査または公開された情報です。
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