地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第27回「姫路市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第27回は「姫路市」です。

兵庫県にある「姫路市」の人口は2019年9月時点で約53万人と、東京都八王子市に次いで国内25番目です。そんな「姫路市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「姫路市」について

兵庫県にある「姫路市」は、近畿地方の西部、同県の南西部に位置する中核市です。

市域面積は約534平方キロメートル、推計人口は2019年9月時点で約53万人で、県庁所在地である「神戸市」に次いで、県内第2位の人口を有する播磨地方の中心都市です。

また、「姫路市」は、東西を貫通する山陽自動車道以北は主に農村集落で、市域の約7割を占め、豊富な自然資源に恵まれています。こうした播磨平野と穏やかな瀬戸内海の恵みを受け、県下有数の農林水産業を有しています。

そのほか、同市には、市中心部に建つ姫路城をはじめ、神社など歴史ある建物が点在しています。市街地は姫路城の城下町の町割りが残り、南1キロメートルに位置する姫路駅を中心に商業と業務機能が集積しています。

また、「姫路市」の気候は、瀬戸内海式気候に属し、年間を通じて晴天の日が長く続きます。台風などの自然災害の影響が少なく、穏やかな気候です。年に数日積雪が見られることもありますが、降水量は国内の平均と比べ、比較的少ないといえます。

>姫路市のホームページ
https://www.city.himeji.lg.jp/

「姫路市」の成り立ち

「姫路市」の成り立ちは、1889年(明治22年)4月1日の市制施行にさかのぼります。施行当初の市域は、姫路城の周辺に限られていました。その後、1946年(昭和21年)に7市町村を合併して以降、6度にわたって市域を拡大し、1968年(昭和43年)に人口は40万人を突破しました。

1972年(昭和47年)3月15日には山陽新幹線姫路駅が開業し、1996年(平成8年)4月1日に中核市に移行しました。さらに、政令指定都市への移行を目指し、周囲の市や町との合併を模索する中、2006年(平成18年)に4町を編入合併して新姫路市が誕生し、現在に至ります。

姫路市長「清元 秀泰」(きよもと ひでやす)さんはどんな人?

2019年4月から姫路市長を務める「清元秀泰」さんは、1964年1月1日に姫路市で生まれました。

医科大学大学院終了後、アメリカの大学での学術研究員を経て、香川大学医学部付属病院に勤務。その後、東北大学医学部医学系研究科に異動し、2018年4月まで同大学教授を務め、同年9月に姫路市長選挙に立候補を表明しました。そして、姫路市長となり、1期目になります。


>姫路市長公式ホームページ
https://www.kiyoraka-himeji.jp/

「姫路市」の行政プラン

「姫路市」の行政プランは、「生きがいと魅力ある 住みよい都市 姫路 」を目指すべき都市像として掲げています。そして、分野ごとに以下の4つを都市像実現のための基本目標として設定しています。

1) ふれあいと賑わいある 協働・交流都市
2) 風格と活力ある 歴史文化・産業都市
3) やさしさと信頼に満ちた 教育・福祉都市
4) 自然豊かで快適な 環境・利便都市

さらに、上記目標に加えて、以下の4つを新しい都市経営戦略である「姫路スタイル」として掲げ、都市像実現を推進するとしています。

1) コンパクトシティの推進
2) 市民共治(ローカル・ガバナンス)の実現
3) 生涯現役社会の実現
4) グローバルな視点に立った都市づくりの推進

▼参考URL:姫路市|姫路市総合計画「ふるさと・ひめじプラン2020」の概要
https://www.city.himeji.lg.jp/shisei/0000004219.html

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第27回は兵庫県の「姫路市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年9月11日時点調査または公開された情報です。
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