地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第30回「尼崎市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第30回は「尼崎市」です。

兵庫県にある「尼崎市」の人口は2019年9月時点で約45万人と、広島県福山市に次いで国内36番目です。そんな「尼崎市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「尼崎市」について

兵庫県にある「尼崎市」は、県南東端に位置する中核市です。兵庫県下4番目の人口約45万人を有し、2018年には9年ぶりに人口が増加しました。人口密度は、1平方キロメートルあたり8900人と県内の市町村で最も高く、国内でも30位以内に入ります。

「尼崎市」は、市南部は大阪湾に面した工業地域、中南部が商業地域、市中部から北部にかけては住宅地として発展しています。大阪市と神戸市の両都心へは、鉄道で20分以内で到達できる立地です。中部以南はベッドタウンとしての要素は薄く、市民の約半数が市内で勤務しています。南部の海岸部は、埋立地が多く、海抜ゼロメートル以下の地域が多いのも特徴です。近年は、鉄道沿線を中心とした市中南部で大規模な再開発事業に注力しています。

「尼崎市」の気候は、瀬戸内海式気候に属していて、年間を通じて温暖です。

>尼崎市のホームページ
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/

「尼崎市」の成り立ち

「尼崎市」の成り立ちは、1916年(大正5年)4月に尼崎町と立花村の一部が合併して発足したことにさかのぼります。

兵庫県下では、神戸市と姫路市に次ぐ3番目の市制施行でした。当時の人口は約3万2千人、市域面積は約8平方キロメートルでした。その後、1969年(昭和44年)にかけて、近隣の村の編入などにより市域を拡大しました。

また、1948年(昭和23年)に保健所政令市に指定され、1970年(昭和45年)には、人口が約55万4千人とピークを迎えました。2001年(平成13年)には、県下初となる特例市に指定され、2009年(平成21年)4月に県下3番目となる中核市に移行しました。

尼崎市長「稲村 和美」(いなむら かずみ)さんはどんな人?

2010年12月から尼崎市長を務める「稲村和美」さんは、1972年11月10日に奈良県奈良市で生まれました。大学院卒業後は、証券会社に勤務。その後、尼崎市長選挙立候補者の事務所スタッフを経て、兵庫県議会議員を2期務めました。そして、2010年当時、全国最年少の女性市長として第9代の尼崎市長となり、3期目になります。

>尼崎市長公式ホームページ
http://www.inamura-kazumi.com/

「尼崎市」の行政プラン

「尼崎市」の行政プランは、目標年次を2022年度とし、「ひと咲き まち咲き あまがさき」をキャッチフレーズとして掲げています。これは、「あまがさきで、人々が、まちが、花を咲かせ、実を結び、種を残し、また次の花を咲かせていく」ことを意味し、以下の4つの「ありたいまち」の実現を目指しています。


1) 人が育ち、互いに支えあうまち
2) 健康、安全・安心を実感できるまち
3) 地域の資源を活かし、活力が生まれるまち
4) 次の世代に、よりよい明日をつないでいくまち

▼参考URL:尼崎市|尼崎市総合計画(まちづくり構想・まちづくり基本計画(前期計画))
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/shisei/si_kangae/si_keikaku/1002175/1023504/

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第30回は兵庫県の「尼崎市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年9月14日時点調査または公開された情報です。
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