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公立高校の家庭科の先生のキャリアレポート(仕事内容・給料など)

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目次

はじめに

今回は、公立高校の家庭科の先生についての仕事内容や給料などご紹介します。

レポート者のプロフィール

公務員としての職業・勤務先:高校の先生(家庭科)
性別:女性
雇用体系:正規雇用
所有資格:自動車運転免許、中学校一種免許(家庭科)、高校一種免許(家庭科)

「高校の先生」を目指した理由

私の近しい親・親戚など教師として働いており、資格はとっておくべきだと勧めれ教員免許を取得しました、その後、採用試験もうけるべきだということでこの道を進みました。

「高校の先生(家庭科)」の仕事内容について

家庭科の先生として、専門高校では、食物の授業を担当し、毎日調理実習の授業がありました。総合学科では、仮免許を発行され福祉基礎を教えることもありました。定時制高校では、リビングデザイン、フードデザイン、手芸、産業基礎、保育などの科目を担当しました。

「高校の先生(家庭科)」の1日の仕事の流れ

7時15分:自宅をでる
8時:到着
8時20分:職員朝礼
8時30分:ホームルーム
8時45分:1時間目
9時45分:2時間目
10時45分:3時間目
11時45分:4時間目
12時35分〜昼休み
*通常はここで休憩ですが、私の場合は4時間目の実習の片付けや放課後の部活動の準備、3年生の進路のための面接練習や小論文指導、家庭クラブの代議員会、クラスの生徒の面談などを行うため 昼食も休憩も取らずに働いています。
13時15分:5時間目
14時15分:6時間目
15時15分:7時間目
16時05分:終わりのホームルーム
16時15分:掃除
*放課後は昼休みの時間に出来なかった生徒の対応や部活動、教材研究をします。 週あたり、授業の持ち時間数は18時間です。 調理実習の買い出しは土日や放課後に行います。

「高校の先生(家庭科)」の給料・残業・有給休暇について

月給は手取り35万円、残業代はつきません。ボーナスは1回70万程度で、年2回支給されます。 年収は手取りで550万円程です。

土日にクラブ指導をすれば、4時間で1200円、8時間で2000円ぐらいです。平日部活動指導をしても残業代はつきません。 休みは、ほとんど取得できませんでした。

この仕事で、働いているときに困ったこと

子供が小さい頃、急に病気になったり入院した時でも休みを取ることが出来ませんでした。結局、両親が子供の世話をサポートしてくれました。

家庭科教員は各学校に1〜2名配置しかないため、代わりに授業に行ってもらえないケースが一般的ではないかと思います。また、調理実習となると特に時間割変更も急には出来ず、休むことが出来ませんし、また、お局様がいる場合は、何もお願いできずにひとりで抱えなければならないといったこともあるかと思います。

この仕事や職場でよかったこと

学校の雰囲気によりますが、一番長い勤務年数の学校は周りの先生と何でも話が出来る環境だったため、辛いことも分かちあえ精神的に助けられました。

公務員のため、給料が安定しているのはもちろんのことですが、企業勤務の友人たちより給料があったため、たとえ辛いことがあっても給料を考えるとなんとか踏ん張ることも出来ました。 年に1回、夏休みにリフレッシュする日を取ることも可能です。


「高校の先生(家庭科)」の仕事エピソード

感動はやはり、生徒の進路が決まった時です。

就職希望の生徒とは一緒に企業見学に行き、生徒を売り込みます。それが、功を奏し内定となった時には今までの苦労がなかったことになります。

大変なのは、保護者対応ではないでしょうか。

あまり、クレームを言われるタイプではないため逆に歩み寄られ過ぎて何でも時間も構わず携帯に電話がかかってくることもよくありました。 毎晩、子供に対する不満を3時間ほど夜中1時くらいまで話しをされることもありました。 学校に毎日電話がかかってきて子供の学校での様子を聞いてこられる方もおられました。 休みは、あってないようなものです。

「高校の先生(家庭科)」の職場恋愛について

昔は同じ学校で付き合ったり結婚することがあったとよく聞きました。最近は初任者研修で他の校種や、別の学校の初任者同士で付き合ったり結婚することがあるようです。

同業者以外で結婚している人は、大学から付き合っている人がほとんどです。 出会いがなくて婚活パーティーへ行ったり、結婚斡旋会社に登録をしている人もいます。 特に女性は、他の仕事より自立しやすい環境や待遇からか独身のままの人が多いです。 男性は、生徒と結婚している人もいます。

まとめ ー「高校の先生」を目指す方へメッセージ

ハードな仕事ですが、覚悟があれば頑張れます!

本記事は、2020年4月21日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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