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国立美術館・国立博物館シリーズ

「国立新美術館」の基本情報 - 沿革・研究・採用情報など(2019年9月情報)

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※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

目次

はじめに

今回ご紹介する国立美術館「国立新美術館」は、東京都港区にあり、2007年(平成19年)に開館された国立美術館で、収蔵作品を持たない新しいタイプの美術館です。

今回は、公務員として働く「学芸員」向けに国立美術館「国立新美術館」に関する基本的な情報について解説します。

国立美術館「国立新美術館」の沿革について

国立美術館「国立新美術館」の沿革についてご紹介します。

国立美術館「国立新美術館」は、1996年(平成8年)に立案、2002年に着工、2003年に名称決定、2006年に竣工、2007年(平成19年)に開館されました。

国立美術館「国立新美術館」の概要について

国立美術館「国立新美術館」は、独立行政法人国立美術館が運営する国立の博物館で東京都港区にあり、広さ1万4千平方メートルで、常勤役職員が2013年(平成25年)度現在で5名です。

また、2016年度の来館者数は、262万3,156人です。

参考URL:http://www.soumu.go.jp/main_content/000315916.pdf

国立美術館「国立新美術館」の施設・展示について

国立美術館「国立新美術館」には、下記の施設があります。

1)講堂
2)展示室 1A~1E、2A~2D、3A~3B
3)企画展示室 1E、2E
4)屋外展示場
5)アートライブラリー
6)研修室

このうち、2)では公募展が、3)では企画展が行われています。


公募展について

国立美術館「国立新美術館」の展示室では、下記の公募展が行われています。

・2019年4月3日(水)~4月15日(月):第78回 創元展、第72回 示現会展、第78回 水彩連盟展
・2019年4月17日(水)~4月29日(月):第105回記念 光風会展、第96回 春陽展、第35回 全国公募書道展
・2019年5月1日(水)~5月13日(月):第93回 国展
・2019年5月15日(水)~5月26日(日):第41回 日本新工芸展
・2019年5月15日(水)~5月27日(月):第115回記念 太平洋展、71回 三軌展
・2019年5月29日(水)~6月10日(月):第75回記念 現展、第90回 第一美術展、第33回 日洋展
・2019年6月12日(水)~6月24日(月):第45回記念 日本自由画壇展、第19回 国際公募国際墨画会展、第54回 たぶろう展
・2019年6月13日(木)~6月23日(日):第47回 「日本の書展」東京展、第58回 書象展
・2019年6月26日(水)~7月7日(日):第34回 日本水墨院展、第39回 日本教育書道藝術院同人書作展、第23回 全国公募 陶芸財団展
・2019年6月26日(水)~7月8日(月):2019・24th 国際公募アート未来展、第59回 蒼騎展、第46回 日象展、第54回 貞香書展
・2019年6月27日(木)~7月7日(日):千紫会 公募 万紅展
・2019年7月10日(水)~8月4日(日):第71回 毎日書道展
・2019年8月7日(水)~8月18日(日):第20回記念 日本・フランス現代美術世界展、第20回 高校生国際美術展
・2019年8月7日(水)~8月19日(月):第66回 新美術展、FAA展
・2019年8月8日(木)~8月17日(土):全国公募 第3回 日美展
・2019年8月8日(木)~8月18日(日):現代書作家協会展
・2019年8月23日(金)~9月1日(日):第36回 読売書法展 東京展
・2019年9月4日(水)~9月16日(月):第104回 二科展
・2019年9月18日(水)~9月30日(月):第83回 新制作展、第74回
・2019年10月2日(水)~10月14日(月):第83回 自由美術展、第65回 一陽展、第54回 一期展
・2019年10月16日(水)~10月28日(月):第87回 独立展、第73回 二紀展
・2019年10月17日(木)~10月28日(月):第24回 瓦・造形展
・2019年11月1日(金)~11月24日(日):改組 新 第6回 日展
・2019年11月27日(水)~12月8日(日):第15回 MAKYO芸術大賞展<国際公募>、第1回 新院 工芸部展
・2019年11月27日(水)~12月9日(月):第19回 国際美術交流会展、JAGDA 国際学生ポスターアワード 2019、第2回 カルチャー芸術展
・2019年11月28日(木)~12月7日(土):21世紀アートボーダレス展
・2019年11月28日(木)~12月8日(日):第5回 躍動する現代作家展、第69回 学展
・2019年11月28日(木)~12月9日(月):第1回 和紙ちぎり絵創作展
・2019年12月11日(水)~12月22日(日):第26回 雪舟国際美術協会展
・2019年12月11日(水)~12月23日(月):第44回 土日会展、シェル美術賞展2019、第32回 国際架橋書展、第37回 白峰社書展
・2019年12月12日(木)~12月23日(月):第48回 全書芸展
・2020年1月8日(水)~1月20日(月):第68回 独立書展
・2020年1月22日(水)~2月3日(月):第32回 平泉展、第42回 國際書画展、アジア創造美術展、第36回 産経国際書展 新春展、第24回 日仏現代国際美術展
・2020年1月23日(木)~2月2日(日):第8回 シャドーボックス展
・2020年2月5日(水)~2月16日(日):第18回 NAU21世紀美術連立展
・2020年2月5日(水)~2月17日(月):第64回 新槐樹社展、第45回 あきつ会書道展、第52回 等迦展、第44回 秋耕展
・2020年2月6日(木)~2月17日(月):第29回 全日本アートサロン絵画大賞展、第60回 日本書作院展
・2020年2月19日(水)~3月2日(月):新構造 東京展、第60回 現日春季書展
・2020年2月20日(木)~3月1日(日):平成31年度第43回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展
・2020年3月4日(水)~3月15日(日):第55回 全日本水墨画秀作展
・2020年3月4日(水)~3月16日(月):2020 汎美展
・2020年3月5日(木)~3月15日(日):第56回 創玄展
・2020年3月18日(水)~3月30日(月):第73回 日本アンデパンダン展、第96回 白日会展、公募第60回 日本南画院展

企画展示室について

国立美術館「国立新美術館」の企画展示室は、現在、下記の企画展が行われています。

・企画展示室1E

企画展示室1Eでは、「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」が展示されています。

期間は、2019年4月24日(水)~2019年8月5日(月)で、主催は、国立新美術館、ウィーン・ミュージアム、読売新聞社です。

・企画展示室2E

企画展示室2Eでは、「クリスチャン・ぼるタンスキー Lifetime」が展示されています。

期間は、2019年6月12日(水)~2019年9月2日(月)で、主催は、国立新美術館、朝日新聞社です。

キャッチコピー・シンボルマークについて

国立美術館「国立新美術館」のシンボルマークは、漢字の「新」をデザイン化したものです。

このシンボルマークは、国立美術館「国立新美術館」が「コレクションを持たない」ことや「アートの情報センターとしての役割」を担うことなどから、これまでの美術館にはなかった新規性と美術館の「開かれた美術の場」というコンセプトを表しています。

国立美術館「国立新美術館」の館長について

現在の国立美術館「国立新美術館」の館長は、「青木 保(あおき たもつ)」さんです。

「青木 保」さんの経歴は、1962年(昭和37年)に上智大学文学部独文科を卒業、
1964年に東京大学教養学部を卒業、1967年に同大大学院文化人類学専修修士課程を修了しました。

その後、東京大学東洋文化研究所助手、立教大学文学部助教授、大阪大学人間科学部教授を歴任し、1994年(平成6年)に「儀礼の象徴論的研究ー儀礼の基礎論を目指して」で大阪大学博士号を取得しました。

1996年(平成8年)に東京大学先端科学技術研究センター教授に就任、1999年に政策研究大学院大学教授に就任、2005年に法政大学企画・戦略本部特任教授に就任、2006年(平成18年)に早稲田大学アジア研究所客員教授、ハーバード大学客員教授に就任しました。


2007年に18代目の文化庁長官に就任、日本民族学会会長、青山学院大学特任教授、国立大学法人一橋大学経営協議会委員兼学長選考会議委員等を経た後、2012年(平成24年)に国立新美術館館長に就任しました。

なお、「青木 保」さんが、国立美術館「国立新美術館」の何代目の館長であるかについては、確認できませんでした。

国立美術館「国立新美術館」のアクセス・営業時間について

国立美術館「国立新美術館」は、東京都港区にあり、最寄り駅は、千代田線「乃木坂駅」です。

開館時間は、10:00~18:00までで、企画展は会期中の毎週金曜日・土曜日は20:00まで(7月~9月は21:00まで)です。

休館日は、毎週火曜日(祝日・振替休日の場合には翌平日が休館)、年末年始(2019年12月24日(火)~2019年1月7日(火)まで)です。

詳細な情報については、国立美術館「国立科学美術館」のホームページなどをご確認ください。

参考URL:http://www.nact.jp/information/inquiry/

国立美術館「国立新美術館」の入館料について

企画展の入館料は、展覧会ごとに定められ、高校生以下および18歳未満は無料です。

公募展の入館料は美術団体によって異なります。

共催展の入館料は、その都度、別に定められ、中学生以下は無料です。

なお、入館料の詳細については、独立行政法人国立美術館「国立新美術館」にお問合せください。

参考URL:http://www.nact.jp/information/inquiry/

国立美術館「国立新美術館」の職員数について

国立美術館「国立新美術館」の職員数については、確認できませんでした。

国立美術館「国立新美術館」の採用情報について

現在は募集がなく、過去の情報もみつかりませんでした。

国立美術館「国立新美術館」の財務状況について

平成30年度の、国立美術館「国立新美術館」を運営する「独立行政法人国立美術館」の運営費は、112億9,400万円でした。

その主な内訳は、運営費交付金、施設整備費補助金、展示事業等収入などです。

参考URL:http://www.artmuseums.go.jp/pub/2018/01_2018.pdf

なお、上記は、国立美術館である「国立新美術館」「東京国立近代美術館」「京都国立近代美術館」「国立映画アーカイブ」「国立西洋美術館」「国立国際美術館」との合算額です。

まとめ

いかがでしたか?


国立美術館「国立新美術館」は、コレクションを持たず、「森の中の美術館」をコンセプトにしている美術館です。

国立美術館「国立新美術館」のウェブサイトのURL

そのほかの「国立美術館・国立博物館」の基本情報はこちらです。

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本記事は、2019年10月8日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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