オンライン幼稚園が出現!コロナショックからの新しい取り組み事例まとめ

新型コロナウイルス感染症の感染防止のために、全国の学校・幼稚園などの教育施設が休校・休園措置をとっています。そのような中で、オンラインサービスを利用したリモート幼稚園などの取り組みを始めた園があるのでご紹介します。

全国の幼稚園、小中学校などの休校。現在でも延長している地域があります

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、政府が要請した全国一斉休校を受けて、2020年3月2日から多くの幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学が休園・休校を始めました。

その後、春休み明けに学校を再開した自治体や、自宅待機日と登校日を設けて密集を避ける自治体など、自治体によって対応は様々です。

2020年4月7日には、7都府県に対して「緊急事態宣言」が出され、この対象の都府県内では多くの学校が春休み明けの休校を延長しました。

2020年4月16日には、「緊急事態宣言」が全国に拡大され、休校措置も全国に広がりました。

感染者が多い地域の幼稚園や学校については、3月初旬以降、4月末現在まで、約2か月間の休校・休園状態が続いています。

》【新型コロナウイルス】2020年3月13日 特措法成立、対策本部設置で「緊急事態宣言」も可能に

新型コロナウイルスの日本国内の感染拡大への懸念から、「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法」が国会で可決、成立しました。この特措法により可能になった「緊急事態宣言」によって、私たちの生活がどのように変わるのか解説します。

 
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幼稚園だけでなく保育園についても「登園自粛」を促す動きが広がっています

学校の休校、幼稚園が休園するなか保育園については、政府としては原則休園しない方針でしたが、自治体や施設によっては、休園にする園も出てきています。

職員や園児に感染が確認され休園になるケースや、周辺地域の感染拡大の動向を受けて休園になるケースもあります。

開園を続けている保育園でも、医療従事者など、在宅勤務できない職業の保護者がいる園児に限って「特別保育」を行い、それ以外の園児には登園自粛を求める、事実上の休園というケースもあるようです。

休園中も「Zoom」などを利用した「オンライン幼稚園」が登場

全国的な休園・休校が広がる中、ただお休みとして家庭学習に頼るだけでなく、在宅での教育のあり方も模索されています。

例えば、「Zoom」などのオンライン会議アプリを利用した教育プログラムを導入している園などがありますので、ご紹介します。

「Zoomクラス」を配信:日吉台幼稚園(千葉県富里市)

「Zoomクラス」を配信:日吉台幼稚園(千葉県富里市)イメージ画像
出典)http://hiyoshidai.ed.jp/archives/1852

千葉県富里市にある日吉台幼稚園・ひよしだい保育園では、「自宅で楽しく過ごそう!」という呼びかけのもと、Zoomを使って先生やほかの園児と交流ができるクラスを開講しているようです。

配信内容を見ると、手遊びやダンス、ペープサートなど、幼稚園や保育園で過ごしているかのようなプログラムを受講できるのがわかります。

園児達はリモート登園を楽しんでいるようです。

▼参考:日吉台学園「日吉台幼稚園・ひよしだい保育園では、4月15日からZoomクラスに取り組んでいます」
http://hiyoshidai.ed.jp/archives/1852

公式YouTubeチャンネルを開設!麗澤幼稚園(千葉県柏市)

千葉県柏市の麗澤幼稚園では、普段、幼稚園で行っている「朝の会」や自宅で簡単にできる「運動遊び」、「正しい手洗いの仕方」などを、YouTubeやInstagramなどの動画配信サービスを利用して配信しています。

動画は何度も再生できるものもありますが、ライブ配信を行って園児たちとオンタイムで一緒に活動することもあるようです。

また、幼稚園からこいのぼりや兜などの制作キットを園児たちに郵送し、作り方を動画で見てもらうといった、様々な試みを行っているようです。

▼麗澤幼稚園公式YouTubeチャンネルより 年少組こいのぼり制作

▼麗澤幼稚園公式YouTubeチャンネルのURL:https://www.youtube.com/channel/UCENgAOcd7M2saVFWEULTRTw

▼関連URL
麗澤幼稚園:https://www.kg.reitaku.jp
麗澤幼稚園公式Instagram:https://www.instagram.com/reitaku_kindergarten/

「幼児の遊び応援サイト」を開設!北海道教育委員会

北海道教育委員会は、2020年4月22日に、休園のため家庭で過ごす幼児と保護者にに向けて、主体的な活動を促す環境づくりを支援するための「幼児の遊び応援サイト」を開設しました。

内容は、「幼児教育推進センタースーパーバイザー」の立場の先生が、短時間でも親子で共感体験ができるような、散歩や庭での栽培活動、リズム遊び、体操、工作、歌、絵本、料理などの活動について具体例でアドバイスを行なっています。

また、道教委のTwitterとも連動しており、臨時休園中の毎日の更新を目指しているようです。

▼北海道教育委員会「幼児の遊び応援サイト」URL
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/yks/ouensite.htm

大手民間企業による「オンライン幼稚園」のサービスもはじまっています

休園中の園児や保護者向けのサービスとして、民間の大手企業も支援を始めています。

「こどもちゃれんじ」などで知られる通信教育大手のベネッセコーポレーションは登録不要で完全無料の「オンライン幼稚園」をYouTubeで配信しているほか、「Webチャレンジ園」というHPを開設し、幼児向けの教育・育児コンテンツを配信しています。

「オンライン幼稚園」では毎日10時から14時まで、無料配信が行われているようです。

▼こどもちゃれんじ「オンライン幼稚園」URL
https://www2.shimajiro.co.jp/kodomo/online/

また、保育園などを運営する教育・人材大手のヒューマングループのヒューマンスターチャイルドとヒューマンライフケアは、4月24日から登園を自粛している自社の保育園の園児向けに、「にこにこオンライン保育室」を開始しました。

オンライン会議システム「Zoom」を用いて、保育園と子どもたちの家庭をつなぎ、平日の午前9時から約30分の間、双方向のライブ形式で、保育士による絵本の読み聞かせや製作、ダンスなどを実施しているようです。

▼ヒューマンスターチャイルドURL
https://www.starchild.jp

まとめ

このページでは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために休園になってしまった幼稚園などで、園児や保護者に向けて休園中でも在宅で楽しく充実した時間が過ごせるよう、「オンライン幼稚園」や「リモート幼稚園」とも呼ばれる取り組みの一部をご紹介しました。

オンラインでの幼児教育のツールとしては、ZoomやYouTube、InstagramやTwitterなどのアプリを利用したものや、北海道教育委員会のケースでは新規WEBサイトの開設にまで取り組むものなど、その規模は様々です。

学校では従来の長期休みの時のように、プリントでの宿題を用意したり、新たにドリルやワークなどの紙教材を導入する例もあるようですが、幼稚園児や保育園児についてはまだ幼く、紙教材には限界がある面もあります。

そこで、保育園や幼稚園などの保育・教育現場の方々も、園児に健やかに過ごしてもらえるよう、最新のオンラインサービスを利用したコンテンツの配信など、それぞれが知恵を絞っていることがわかります。

新型コロナについての影響が広がる中、お家で過ごしながらも園に通っているような気持ちになれる、対面式の交流方法を始めた園などの事例についてまとめました。

もし取り上げてほしい取り組みあれば是非お知らせください。

 

 

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本記事は、2020年4月28日時点調査または公開された情報です。
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