はじめに
「会社」で働く「企業保健師」のキャリアレポートです。
職業・勤務先:企業保健師 / 会社
性別:女性
雇用体系:正規雇用
所有資格:看護師・保健師
「保健師」を目指した理由
小さいころから私自身体が弱く、日常生活を送るにあたって健康的に生活できるようにサポートをしたくて「保健師」という仕事を目指しました。
「企業保健師」の仕事内容について
私は会社で勤務している「企業保健師」にあたります。「企業保健師」では、定期的な社員の健康チェックから、会社全体への健康を維持するための情報を発信したり、日々の仕事中に体調不良の社員が来た時に対応をしていくのが主な仕事になります。
私の勤めている会社には医師も在中しており、基本的には、医師を補助する仕事が多いです。ですが、「保健師」として健康水準を保持できるように、今流行っている病気などに対して社員の方々に分かりやすいように資料をまとめてみたり、病気への対策手段なども広報にして社員の方へ伝わるように張り出したりしています。
また、定期的な健康診断の際には普段の体調で気になることはないかなど、気になることがあれば詳しく話を聞くようにして何か問題があるようであれば医師にも相談できるように伝達したりもしています。
「企業保健師」は、健康予防がメインになってきやすいですが、年間の病気への罹患率などまとめてみると、私から発信している情報が年間の病気への罹患率軽減につながっているのではないかなとも思います
「企業保健師」の1日の仕事の流れ
基本の1日
8時:自宅を出て、電車にて通勤
8時40分:到着
9時:カンファレンスと医務室の整理整頓や物品を確認し、随時体調不良の方の対応をしたり、今会社で流行っている病気などの資料をまとめます
12時:お昼休憩(60分)
13時:随時体調不良の方の対応をしたり、会社で今流行っている病気などの資料をまとめます
17時:翌日からの物品などに不足がないか確認していきます
18時:終業
定期健康検診の日の1日
7時:自宅を出て、電車にて通勤
7時40分:到着
8時:健康診断の採血や血圧測定の準備ができるように整えていく
9時:採血や血圧測定などの割り当てられた場所へつき随時採血や血圧測定などを行っていく
12時:お昼休憩(60分)
13時:採血や血圧測定などの割り当てられた場所へつき随時採血や血圧測定などを行っていく
17時:健康診断終了になるので片付け
18時:終業
「企業保健師」の給料・残業・有給休暇について
給料は月給35万円(残業代込) ボーナス年間100万円(年2回) 年収520万円。
「企業保健師」のため、基本的に残業はなく土日祝日休み。会社と同じような休みになるので長期のゴールデンウィークやお盆休み、年末年始も会社と同じ日数だけ休みをもらえています。 有給休暇もとりやすいです。
この仕事で、働いているときに困ったこと
会社での保険業務になるので、基本的に病気などの発見はしても、その後の病気の治療などには深くかかわることがないので、その後健康維持が出来ているのかなど気になったことはありました。一日に医務室へ来られる社員の方も沢山いるので、一人一人にその後のヒアリングが出来ずに、以後どうなったのかなと思うことはありました。
せっかく企業勤務として働かせてもらっているので、リストを詳細に作って以後も後日体調が回復したか快方へ向かったかなどヒアリングをしていけることが出来れば良かったなと思います。
この仕事や職場でよかったこと
会社で働く「企業保健師」であるため、子育てをしながらでも残業も少なく、長期連休もお休みを頂けたり会社と同等の福利厚生にも加入させていただくことが出来たので、ライフワークバランスのバランスがとても取りやすかったなと思いました。
また、基本的に病院とは違い定期的な健康診断などでは健康な方をメインに見ることの方が多いので、子育て中などは流行りの病気に触れ合う機会が病院に比べると少なかったので、自分も含め、家族の健康も守ることが出来たのではないかと思います。
「企業保健師」の仕事エピソード
時折、糖尿病などの自己コントロールを行いながら仕事をされている社員さんの体調不良などをお受けすることがあります。その時に、いつもの血糖値などの把握ができていないときなどは、情報をとるのに大変なことがありました。
ですが、病院と違って医務室は物品も病院のように完璧にそろっているわけではないけれど、医師と協力し、早期に対応できたことにより大病が見つかったりしてその後時折社員さんが医務室に『ありがとう』という笑顔とともに医務室に来てもらえることがあるのですが、そのコメントと表情をを見られたときは良かったなと思います。
「企業保健師」の職場恋愛について
「企業保健師」は基本的に独身の方であれば、社員さんとの出会いも多いかと思います。私の場合は、職場恋愛ではないので、実際に自分が実感したわけではありませんが、社員さんと仲良くなられている「保健師」もいました。
また、職場以外では婚活パーティーにいかれていたり社員さんの紹介などでお付き合いからご結婚にい当たる方も多かったです。職業柄、医療関係の方との出会いが多めになってしまうので、「企業保健師」では一般の会社員の方とご縁が多くあるので、会社員の方とのご結婚をされる方が多かったです。
まとめ - 「保健師」を目指す方へメッセージ
「保健師」にも私のように企業で働いたり、市区町村の公務員として働いたり、病院で働くこともできますが、どの職場でも健康増進への取り組みがカギになってくると思うので、ぜひ頑張ってください。
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