【コロナ明け緩和での海外旅行】改めて注意したいLCC利用のリスク アメリカでLCC利用体験談からのレポート(2023年2月情報)

渡航制限が続々と緩和され、そろそろ海外旅行に行きたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

格安サイトを使えば、飛行機のチケットやホテルを安く簡単に予約でき気軽に旅行できますが、便利さの中に潜むリスクも大いにあります。

そこで今回は、私がアメリカで海外格安航空券を利用して旅行する際に改めて感じた、気をつけた方が良い点をまとめてみました。


格安チケット比較しても圧倒的に安いLCCによる航空移動

格安な航空券をネットで購入する大きなメリットは、コンピューターやタブレットさえあれば、場所や時間を問わず自分の好きな時にホテルや航空券を検索・比較・検討できる点です。

その中でも、航空券の手配だけを前提にすれば、LCC(Low Cost Carrier)のホームページから直接個人で予約してカード決済すれば、格安チケットの予約サイトを利用するよりさらに安く購入できます。

例えば、旅行予約サイトのエクスペディアでアリゾナ州からテキサス州に行く便を検索した場合、大手航空会社のデルタやユナイテッドの往復チケットが$400から$600位なのに対し、アメリカ最大のLCC、サウスウエスト航空を使えば、大体いつでも$250以下で往復航空券を購入できます。また会員登録しておけば、期間限定のセールやお得なキャンペーン情報をメールで受け取ることができ、うまく条件が合えば、片道$59(約7670円)と、破格の値段でチケット購入することもできます。

LCCのデメリット

LCCのチケットは非常にお買い得ですが、値段が安い分、相応のデメリットも付随してきます。

一般航空会社よりLCCのチケットが安い理由は、付属的なサービスを徹底的に排除して可能な限り経費を抑えているからです。機内食やブランケットの貸し出しも有料ですし、座席指定をしても別途料金が発生します。

機内持ち込み手荷物も大きさ・個数が厳しく決められていて、近頃は機内頭上の荷物棚を使用すると料金が発生する場合もあります。気軽にあれこれサービスを追加しているうちに、思いもよらない高額なチケットになってしまうこともあります。

また会社側に理由がある払い戻しなど保証されている部分も、即座に対応されないことがよく起こります。飛行機のやりくり自体がギリギリで、遅延が多いのも残念ながらLCCの特徴です。遅延や欠航から日が進むにつれて、スケジュールの乱れがどんどんひどくなる事もあります。

とあるLCC:2022年の12月後半にほぼ欠航事件発生

昨年末記録的寒波の影響で、米国内広い地域で飛行機の欠航や遅延が相次ぎました。特にクリスマス週末の12月24、25日の2日間は、全米でおよそ6400便が欠航、15300便以上が遅延するという前代未聞の大惨事が発生しました。翌日26日に他の航空会社はほとんど通常運行に戻るなか、サウスウエスト航空だけが年末30日まで、毎日約3000便近く欠航し続けました。

また26日には運よく代替え便に乗れた乗客の荷物乗り換えが間に合わず、サウスウエスト航空の就航主要25空港中23空港にロストバゲージの山ができるという事件も起きました。乗客の中には荷物が届かないのに気付いてすぐコールセンターに電話をかけた人もいたそうですが、オペレーターに繋がるまで10時間以上も待たされ、ロストバゲージの申請を終えて数ヶ月経った今も、荷物がまだ手元に戻ってこない人や、払い戻しの返金が行われていない人が沢山いるそうです。

》参考URL:https://www.cbsnews.com/news/southwest-airlines-missing-bags-passengers/

本記事は、2023年5月12日時点調査または公開された情報です。
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