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砂遊びにおける遊びの発達段階 と教師が援助するポイント

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目次

砂遊びの段階

子ども達の発達段階における砂遊びの段階として5つの段階にそって、紹介していきます。

砂遊びの段階 その1:手や足を使い砂の感触を楽しむ

子どもは最初に、砂に『触れる』ことから始まります。

子どもが砂に直接肌で触れることで、「ザラザラしている」「サラサラしている!」「冷たい」「ここはちょっと温かい」などに気づくことができます。

この時教師が援助するポイントとしては、活動のねらいに合わせて砂に水を含ませ湿らせておくなど前もって環境設定しておくことが必要です。

また、腕まくりやズボンの裾をまくっておくなど、のびのびと遊べるような砂遊びの身支度についても子どもと一緒に準備しながら知らせていけると良いですね。

砂遊びの段階 その2:型抜きや砂場道具を使用しながら色々な砂遊びを楽しむ

次に、子どもは型抜きや砂場道具を使い、道具を持つ・砂をすくう、砂を入れるといった動作をしながら遊びを楽しめるようになります。

子ども達は遊びながら、”少し砂が湿っていると型抜きをしやすくなる”ことにも気づきます。

乾いた砂と湿った砂の違いにも気づけるようになるので、色々と『試す』動きが出てきます。

この時教師が援助するポイントとしては、子どもが型抜きやお団子づくりがうまくいったら喜びに共感すること、なかなか思うように作れず困っていたら教師は「どうしたらうまくいくかな?」と声掛けしながら、考えたり気づいたりするきっかけになるような“ヒント”を与えてあげることが大切です。

砂遊びの段階 その3:砂に水を混ぜ砂の変化を繰り返し楽しむ

砂遊びに使う水の量も増え、少しずつ水遊びの要素も加わった遊びに変化していくことで、子どもの遊び方もダイナミックになっていきます。

砂遊びと水遊びが一緒になり、泥水遊びに変化していく頃です。


この時教師が援助するポイントとしては、砂場道具の扱い方にも慣れてくる頃ですが、中には道具を使いこなせず自分や友達に砂をかけたり、水をかけたりする子も出てきます。

『自分がやられたら嫌なことは相手にしない』『砂はかけてはいけない』ことにも気づけるよう言葉がけをしていくことが必要です。

また、子どもが解放感を味わうことができる遊びの段階になるので、裸足で遊べる環境を設定(足洗い場までの同線を考える、タオルの準備等)するのも良いですね。

砂遊びの段階 その4:グループで作り方や手段などを相談し協力して遊ぶことを楽しむ

子どもは砂遊びを通して友達と一緒に遊ぶ中で、砂で作ったものを様々なものに見立て、レストランごっこやおだんごやさんなどのごっこ遊びを楽しむようになります。

その中で、友達と役割分担し、「どうやって作る?」「これで作ろうか」など作り方を子ども同士で考え、言葉でのやりとりを楽しみながら遊べるようになります。

この時教師が援助するポイントとしては、ごっこ遊びが盛り上がるようなテーブルや椅子などを使いやすいように設定したり、十分に遊びこめる時間を確保してあげることです。

また、ごっこ遊びのイメージが盛り上がるよう教師がお客役にまわり「~~も注文できますか?」「これはいちごのケーキ?」など具体的な声掛けをしていけると良いですね。

砂遊びの段階 その5:砂、水、道具を使い分け、立体的な構成をすることを楽しむ

この頃になると、砂や水の性質も随分と理解できるようになるとともに、山や川、ダムやトンネルなどをつなげて総合的に遊ぶようになります。

ビールケースや雨どいを組み合わせて、水が流れていくコースづくりは、試す、考える、工夫するといった遊び方ができるので、年長の頃からは特にオススメです!

この時教師が援助するポイントとしては、子どもの発見や驚きを教師も一緒に共有したり、もっと探求してみたくなるような言葉がけを意識することです。

そして子どもが工夫した点を十分に認めてあげることが大切です。

》参考URL:「砂遊び」と遊びの発達 発達を促す関わりを解説!|うこうこまーく! (mrkk97113.com)

まとめ

今回は砂遊びにおける発達段階と教師が援助するポイントについて紹介しました。

砂遊びは、どの発達段階においても、子ども達にとって必要な経験ができる遊びです。

子どもの年齢や発達の状態に合わせて、『今、自分の目の前にいる子ども達はどの段階にあるのかな・・・?』と振り返り、少しでも参考になるものがあれば嬉しいです。


本記事は、2023年6月18日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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