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就学前の子ども達に身につけておきたいこと・教師が意識するポイント

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目次

就学前に身につけておきたいこと・教師が意識するポイント

就学までに子ども達に身につけておいてほしいこと、その際幼稚園や保育園で教師がどのような関わり方や声掛け、環境づくりをしていくと良いのか、意識するポイントについて7つ紹介していきます。

就学前に身につけておきたいこと その1:着替え

小学校では体操服、給食着など着替える機会も増え、短時間で立ったまま着替えるようになります。

幼稚園の子ども達は、園で体操服に着替えるところも多いかと思いますが、保育園は私服での生活のところも多いので着替えも頻繁ではないかもしれません。

ただ汗をかいたり、服が汚れたときには着替えをしますよね。

着替えの際は、『たたむ』『裏返しになったら元に戻す』などは丁寧にできるよう見守っていきましょう。

また、靴の脱ぎ履きは立ったまま行えるように声をかけていきましょう。

就学前に身につけておきたいこと その2:片付けと物の管理

小学校ではランドセルに物を入れるだけでなく、机の中や道具箱の中、配布された手紙等、自分のものを自分で管理しなくてはなりません。

幼稚園や保育園でも、『使ったら元の位置に戻す』ことを生活の中でしていると思いますが、片付けの際は「次に使いやすいように片づけておこうね」と声掛けしていくと良いでしょう。

就学前に身につけておきたいこと その3:時間の感覚

小学校では決められた時間割に沿って生活していくため、時間の感覚を身に着けておくことが必要です。

幼稚園や保育園では年長児の保育室の環境づくりの1つとして、『集まる時間』が分かりやすいよう実物の掛け時計の近くに集まる時間に針を合わせておいた“手作り時計”を掲示する方法があります。

教師はあらかじめ「長い針が”10”のところになったら集まるよ」と伝えておくことで、子ども達は自然と時計を見て行動するようになります。


また、月カレンダーや週カレンダーに園行事などをひらがなで書き込んでおき、自分達の生活に見通しを持てるようにする環境づくりもオススメです。

そうすることで「あと〇回寝たら~~だ!」と日にちの感覚も自然と身についていきますよ。

就学前に身につけておきたいこと その4:意思表示

学校生活の中で、子どもが授業中に「トイレに行きたい」「ここが分からない」と自分の思いを言葉にして言えるようになっていると安心ですよね。

伝える力をつけるためには、「相手に伝わって嬉しい」「聞いてもらってよかった」という体験をしておくことが必要です。

保育活動の中で『グループ内で自分の考えを伝える』『学級みんなの前で話をする』ような活動を計画していきます。

そして、教師は日々の関わりの中で「~くん、〇〇ちゃんが分かってくれて良かったね」と言葉にして子ども達に伝えることで子ども自身が伝わった嬉しさを実感できるようにしていきましょう。

また、教師は子どもが言いたいことや説明したい状況が分かっていても先取りすることはせず、最後まで子どもが自分の言葉で話そうとすることを聞いてあげるようにしましょう。

就学前に身につけておきたいこと その5:話を聞く

小学校で『話を聞く』、これは必要不可欠なことです。

幼稚園や保育園の生活の中で、子ども達は『話を聞いておかないと自分が困る』という体験をしておくことが重要です。

教師も同じことは何度も言わないようにし、大事なことは「先生、1回しか言わないからよく聞いておいてね」と伝えておくのも1つの方法です。

就学前に身につけておきたいこと その6:文字への興味

小学校に入るまでにひらがなが読めるようになっていると安心ですね。

年長組になるまでの保育室では、自分の持ち物にネームシールがついていたり、イラストでの掲示が多い環境であったりすることが通常です。

年長組で字が読めない子も沢山いますが、あえて『文字』を目にする環境づくりをしていきましょう。

子ども達は生活の中で自然と文字に触れ、馴染むことで読めるようになっていきます。

就学前に身につけておきたいこと その7:数への興味

小学校の授業で『数』の勉強は1から行いますが、日々の生活の中で数への興味関心を高めておけると小学校に入ってからの学びもスムーズになります。


幼稚園や保育園では集団ゲームの中で『数』を意識できるようなゲームを取り入れるようにしていきましょう。

遊びの中で物の数を数えたり、教材を配る時には自分のグループの人数を数えて取りに来てもらったりする機会を意図的に作るようにすると良いですね。

》参考URL:小学校入学前に身につけたい生活習慣。必要な力や今すぐ始めたいこと – teniteo[テニテオ]

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は就学前の子ども達が身につけておきたいこと、あわせて教師はどのようなことを意識しながら子ども達に関わっていけばよいのかについて紹介しました。

生活習慣の面は家庭での過ごし方もあるので、保護者の協力も必要になってきますね。

しかし、各家庭の考え方や家族構成、1日のタイムスケジュールは様々であるため全員に協力を依頼することが難しい現実もあります。

教師は子ども達の1日の生活の中で大きな時間を占める保育時間に子どもと一緒に過ごしている存在です。

その自覚を持ち、年長児が安心して小学校に進級できるよう、『就学』を常に見据えて子ども達に関わってあげてくださいね。

本記事は、2023年6月26日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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