遊びが将来を考えるきっかけに「ライフステージすごろく」体験（2024年5月情報）

2024年8月8日

キャリア教育の一環として総勢25名の中学生がベルタを訪問

近年、キャリア教育の一環として中学生の職場体験や企業訪問が積極的に推進されています。企業訪問の目的は、実際の事業活動を行う企業を見学し、社会人と触れ合うことで「働く」ことへの具体的なイメージを持つことや、社会への移行期に直面する様々な課題に向き合うきっかけを提供することにあります。

こうした取り組みが広がる中、修学旅行の一環として都内の企業訪問を実施する学校も増加しています。この度、株式会社ベルタは日進市日進中学校、仙台市宮城野中学校、福井市明道中学校の3校からの依頼を受け、総勢25名の学生が企業訪問を実現しました。

2024年5月21日（火）にも日進市日進中学校および仙台市宮城野中学校の生徒たちを対象に企業訪問を実施し、訪問の際にはベルタが独自に制作した教育コンテンツ「BELTAライフステージすごろく」を体験してもらい、ライフステージの変化をわかりやすく学んでもらいました。

この取り組みは、こども家庭庁が掲げる「こどもまんなか社会」の実現を目指し、学生が自分の将来に対して主体的に選択・決定・実現できるよう支援することを目的としています。

「BELTAライフステージすごろく」体験

株式会社ベルタが実施した企業訪問では、中学生たちがベルタが日々取り組んでいる社会課題や活動についての説明を受けた後、彼らが楽しみながらライフステージの変化や将来の選択肢について学べる「BELTAライフステージすごろく」を体験しました。

このゲームでは、就職、結婚、出産などのライフステージにおける様々な選択肢や起こり得る出来事がすごろくの目として設定されており、プレイヤーは出た目に応じて実際に収入や出費が増減する体験をします。

さらに、「転職」や「結婚」だけでなく、「起業」や「子供を望んだが妊娠出来なかった」といった、現実に起こり得る様々なシナリオを含めることで、よりリアルな人生の選択肢について考える機会を提供しています。

ゲーム開始前には、学生たちにチームごとに「将来、どのようなライフステージを歩みたいか」を考えてもらい、彼らは「将来の自分がどうありたいか」、「どのような選択をしていきたいか」について真剣に討議しました。この体験は、学生たちにとって、将来に対する意識を高める貴重な機会となりました。

実際に参加した学生の感想

「（ライフステージすごろくが）自分たちで考えて埋めるマスも多くて、自分で人生を選んでいる感じがして楽しかった」

「企業訪問って正直話を聞いてメモするだけだと思っていたけど、そうじゃなくて楽しかったです！」

「ライフステージすごろくで遊びながら、これからの人生について考えることができた」

「（ライフステージすごろくで）自分で人生の選択をして、でも何が起こるかわからないところが面白かったです。」

こどもたちが自己選択・自己決定・自己実現が出来る世の中づくりのために

令和5年12月、こども家庭庁は「こどもまんなか社会」の実現を目指し、閣議決定したこども大綱にて6つの基本方針を提唱しました。

その中で、子どもの「自己選択・自己決定・自己実現」を社会全体で後押しすることが強調されています。職業体験や企業訪問は、学生が主体的に進路や将来の選択を行うためのキャリア教育の一環として推進されています。

「女性のライフステージの課題を解決する」をミッションに掲げるベルタは、これまで多くの人々のライフステージの変化や選択を見守ってきました。その中で、知識や経験不足により選択肢の幅が狭まっている人々の課題にも向き合ってきました。ライフステージの変化に対応してきたベルタだからこそ、学生たちに伝えられるメッセージがあると考えています。

今後も、中学校や高校が抱える課題や企業訪問に対する要望に応えながら、若者の自己選択・自己決定・自己実現を支援する教育サポートに取り組みます。