高校(愛知県)の「音楽科の先生」の仕事内容・給料レポート

高校(愛知県)の「音楽科の先生」のキャリアレポートです。

今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。


はじめに

高校(愛知県)の「音楽科の先生」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
公務員としての職業・勤務先:高校の先生(音楽科) / 愛知県にある高校
性別:女性
雇用体系:非常勤
所有資格:高校教諭免許(音楽)修士

「高校の先生」を目指した理由

大学で先生の免許の試験に受かったことと 大学時代から教えの仕事をしていて 卒業後も、教えの仕事に就きたいと思ったため。両親の勧めもありました。

「高校の先生(音楽科)」の仕事内容について

非常勤なので、コマ数で働いていました。

生徒は、音楽、美術、書道の中から生徒が自分で教科を選択します。その中で音楽を選んだ生徒に音楽を教えるので、みなさん楽しんでいました。

主に、指導要綱に沿って授業をしていきますが、わたしは大学で歌を専門にやっていたので 歌の授業を中心に進めていました。生徒たちにも、受験のストレス発散をして欲しかったので器楽のリコーダー等も扱いますが、歌を中心に授業を進めました。

ときどき、他の教科の先生が有給休暇を取ったり出張などの時に声がかかりそのクラスへ行き補習授業を手伝ったりもします。自習のことがほとんどですが、生徒たちの作文の添削をしたり、たまに文化祭の出し物などのクラスの会議に自習の時間が使われたりするときは助言をしたりします。

クラスは持っていませんが、意外と生徒たちとの関わりもあって楽しいです。合唱部の顧問もやっていたので、普段の練習にたまに顔を出して大会前などは毎日のように行くと言うようなかたちで勤務していました。

「高校の先生(音楽科)」の1日の仕事の流れ

2限(10時~)からの授業の場合

2限(10時~)からの授業の場合が多かったので、そのときの流れを説明します。

7時起床 自宅を出て、電車で通勤。 たまに車で出勤することもありますが 道が混むので基本電車と歩き出す。

9時出勤 デスクに、合唱部の大会や楽譜の案内などが時期によってどっさり届くのでそれに目を通して 教室へ移動。テストなどが近いときは、生徒が相談に待っている場合もあるのでもう少し早めに行ったりしています。教科書の質問などを受けたりします。

10時 授業開始


12時半 お昼の授業終了 お昼ごはん 職員室で食べることが多いです。その後、午後授業があれば 授業をしますしない日もあるので その時はお昼ごはんを食べずに帰宅することもあります。

17時 部活 合唱部に顔を出しに行って 歌唱指導や、コンクール、楽譜の印刷、ピアノ伴奏などをします。

19時 帰宅

「高校の先生(音楽科)」の給料・残業・有給休暇について

1コマ(50分/1授業)2700円。週3回出勤で、1日あたりだいたい4~5コマ。月14万円ほどです。

サービス残業も生徒次第ではありますが、部活は何時間やっても3000円です。

ボーナスはなく、長期休暇の間はコマがないので部活のみです。

この仕事で、働いているときに困ったこと

生徒のメンタルについてですね。今は本当に悩みを抱えた子が多いのでこちらの発言次第で大きく捉えてしまったりする子もいたりで、職員会議に参加させていただいた時もそういった生徒のメンタルについての話し合いはよくされます。

あとは、俗に言うモンスターペアレントです。これは冗談でもなく、毎日必ず電話がなっています。対策として、例えば授業でしゃべっている生徒に注意をした後生徒が自宅に帰る前に保護者に連絡をし、こういった旨で叱りましたとこちらから連絡をするということをやっていました。

この仕事や職場でよかったこと

部活を任されたことです。

わたしはもともと合唱がとても好きなので、大学の時のように合唱に携われることが嬉しかったです。あまり非常勤で部活を任されることはないのですが、前任者が産休でいない間の補填で働くことになっており、前任者が合唱部をやっていたことと、校長が芸術にとても理解があったことで、顧問にさせていただけたことです。

担当させていただいている生徒たちは本当に良い生徒とばかりで、これもとても助かっていますし恵まれているなあと思います。

「高校の先生(音楽科)」の仕事エピソード

校内での合唱コンクールの開催です。

いつもは、服装で注意されたり、言うことを聞かないような生徒もみんな口を開けて歌っていると言う姿を見たときはなんだか、グッとくるものがありました。 学校の帰りに、みんなでクラスで集まって優勝を目指して練習する姿もとても胸に残ります。

始めは集まりが悪くてもだんだんと集まってきて、最後はみんなでと言うのは本当に青春を感じます。いい思い出づくりに貢献できたかなと感じます。その期間は、歌を口ずさむ生徒も多くなり学校の雰囲気も少し変わります。

非常勤でも何かわたしから思い出や、足跡を残したいと思い企画したものですが、その後も受け継がれていて嬉しいです。


「高校の先生(音楽科)」の職場恋愛について

常勤同士の恋愛はたまに聞きます。 結婚すると片方が異動になったりするので現場的には結構大変なのですが 結構あります。

それ以外は、今はアプリでと言う先生も結構多いです。仕事を上がる時間がなんとも言えないこの職業なので、仕事終わりに待ち合わせは結構怖いものがあります(笑) 時間通りにつけることはまずないですね… なのでアプリのように簡単に気の向いた時に会えるのは結構重宝します。

なんと行っても本当に常勤の先生は、大変です。そんな忙しい先生の中には、アプリで出会って結婚したと言う人もいますよ!

まとめ ー「高校の先生」を目指す方へメッセージ

毎日音楽に囲まれて、楽しい生徒たちに会えるのはとても幸せな毎日ですよ!

本記事は、2019年12月22日時点調査または公開された情報です。
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