私立高校(大阪府)の「英語の先生」の仕事内容・給料レポート

現役もしくは元・公務員へのキャリア・アンケートです。

今回は、私立高校(大阪府)の「英語の先生」(女性)に回答いただきました。

仕事内容、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてアンケートしたものを編集して掲載しています。

はじめに

私立高校(大阪府)の「英語の先生」(女性)によるキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール

公務員としての職業・勤務先:高校の先生(英語科) / 大阪府にある私立高校
性別:女性
雇用体系:常勤 / 非常勤
所有資格:高等学校第一種免許、中学校第二種免許

「高校の先生」を目指した理由

元々一般企業(銀行)で働いていましたが、恩師の勧めがあって私立の高校の常勤講師の仕事に応募しました。その時に縁があり、一般企業から教員へと転職することになりました。大学卒業時に高校教諭の免許を持っていました。

はじめは教員を目指していたわけではありませんでしたが、教育実習終了時に「教員と言う道もあるのだ」という気持ちになり、人生の中で教員という選択肢を持っていてもいいだろうという気持ちはありました。何が何でもこの職業を目指したいという気持ちはありませんでしたが、転職後はこの仕事を選んでよかったなと思っています。

「高校の先生(英語科)」の仕事内容について

私立高校の英語科で働いていました。基本的には念入りに教材研究をして英語の授業をします。その学校の特色にもよりますが、進学校の場合は授業中にも小テストを細かく行ったりもします。そのときは小テストの採点と成績処理があります。再テストを行うならば、再び試験を作成して放課後に時間を設けて再テストを行ったりすることもあります。

定期考査が近づくと、問題作成を行います。その後、答案を採点し、答案返却をし、成績処理を行います。試験の点数だけでは成績は付けられないことも多いため、ノート提出をさせノートチェックをし、平常点として成績に入れることもあります。 放課後や試験期間中には、生徒の質問事項に応えたり、補習を行うなどの仕事があります。

また、常勤講師のときは進路指導や生徒指導,広報、総務などの分掌を与えられました。進路指導の仕事は模試の仕分け、実施、監督など。生徒指導は問題を起こした生徒の対応、朝の校門での立ち番、生徒の服装チェックなどの仕事があります。

広報の仕事は、担当の先生方と外部へ出張し、入試説明会などでの雑務を行いました。その学校の入試日では専任の先生方と同様、受験生の案内や入試監督、採点業務を一日中行います。 所謂、専任教員と同じような働き方をしました。学校によっては担任を持つこともありました。

非常勤講師として働くようになった場合は、英語の授業のみを主に行います。あとは定期考査作成、答案採点、返却、成績処理は常勤講師と同じです。放課後や試験期間中の生徒対応は、その先生の裁量によります。生徒対応をされる先生もいれば授業終了後にすぐに帰られる先生もいます。 試験期間中、学校より試験監督をお願いされる場合は、試験監督も行います。

「高校の先生(英語科)」の1日の仕事の流れ

非常勤講師だったときの場合

8時:車で自宅を出て子どもを幼稚園に送り、その足で出勤する
8時半:到着 9時前:午前の授業開始
12時半ごろ:昼食休憩(時間割によって変更有)
13時半:午後の授業開始
15時すぎ:授業終了
15時半すぎ:補習開始
17時ごろ:補習終了

常勤講師だったときの場合

7時前:電車で通勤
8時過ぎ:到着
8時20分:職員会議
8時半:ホームルーム教室へ
9時前:午前の授業開始
12時半ごろ:昼食休憩(約60分ほど)昼休憩の間に生徒対応をすることも多い
13時半:午後の授業開始
16時過ぎ:授業終了してホームルーム
16時半:掃除、教室で生徒対応
17時前:補習、再テストなど開始
18時:補習終了、その後教室の見回り(生徒が残っていないか巡回)
18時半:翌日の教材研究、授業準備
19時半:帰途につく

「高校の先生(英語科)」の給料・残業・有給休暇について

常勤講師のとき

月給30万弱(残業代込み)・ボーナスは全部で50〜60万ほど、年収は500~600万の間くらいでした。残業は「みなし残業代」として給料の中に組み込まれていました。有給休暇は取りにくかったです。というのも、有給を取ってしまうと他の日の時間割がきつくなったりするためです。どうしようもないときだけ有給休暇を取っていました。

非常勤講師のとき

月給20万(20時間持っていたため。1時間につき10800円)・ボーナスは1か月分出る学校もあれば、まったく出ない学校もありました。残業はその人次第ですが残業代は付きません。時間割は変更しないといけませんが、休暇は取りやすかったです。

この仕事で、働いているときに困ったこと

疑問点は自分からきく姿勢を持たないと、教えてくれないことが多かったです。始めはその点が一般企業とかなり違うので驚きました。また、きいてもきちんと教えてくれない時もありました。それが働き始めてまず困ったことでした。

また、新人であっても生徒にとっては「先生」なので、質問に対して答えられないときがあると、どういった対応をしたらいいのか迷ったことがあります。

気になったことは、やはりサービス残業が非常に多いということです。仕方ないのかもしれませんが、学校側が決まった時間が来ると、きちんと先生を家へ帰すように徹底した方がいいと思いました。ずっと仕事している先生は夜の9時や10時まで残って仕事をしていることも多いからです。

この仕事や職場でよかったこと

非常勤講師だったときのことですが、育児中の女性教員に対してとても働きやすくしてくれていました。子どもが熱を出したときも、嫌な顔一つせずにすぐに帰るように促されたこともありましたし、子どもがインフルエンザで長期休まなければいけなかったときも、代わりに他の先生が授業をしてくれていたときもありました。

子どもの授業参観や行事で休まなければいけないときも、優先して時間割変更をしてもらうことができました。その学校で勤務中にもう一度妊娠出産をすることになりましたが、どの先生も理解を示してくださり、試験監督中に気分が悪くなった場合は座ることを許されていたりしました。非常に恵まれていたと思います。

「高校の先生(英語科)」の仕事エピソード

感動したことは、一年中注意してばかりの生徒に、最後は感謝をされて花束や手紙をもらったことです。こちらが懸命に生徒にアプローチしていれば、向こうにもきちんと伝わるのだとその時に実感しました。

失敗したことは、生徒と言い合いになり、生徒を傷つける言葉を言ってしまったことです。後にきちんと謝罪し和解もしましたが、あの瞬間はやってしまったと10年経った今でも忘れられずにいます。

大変だったことは、初めて担任を持たせてもらったときのことです。自分自身も若く生徒と年齢差がほとんどない中、40人もの生徒をまとめていくのは非常に大変だったことを覚えています。また、保護者が自分よりもかなり年上のため、若い私の言葉を受け入れてもらえるのだろうか、という心配もありました。体育祭や文化祭のたびに生徒間で問題が起こったのもあり、それをまとめていくのは非常に大変でした。やり遂げたあとは、「やって本当に良かった」と思えました。

初めて担任した生徒たちはもう30歳手前にもなりますが、今でも同窓会に呼んでくれるほどのまとまったクラスになりました。一生懸命やってよかったなと思います。

「高校の先生(英語科)」の職場恋愛について

私自身が職場恋愛から結婚に至った者です。教員間の恋愛は多い方ではないかと思います。同じような環境で同じところを目指して働いていると、お互いの仕事について理解し合える部分も多いですし、恋愛から結婚に至るのも早いのではと思います。 教員をしているとなかなか時間がなくプライベートでの出会いは難しいのではないかと思いました。

職場以外でのご縁は私はありませんでしたが、友人はいわゆるコンパやお見合いパーティなどでお付き合いする相手を見つけていたように思います。

まとめ ー「高校の先生」を目指す方へメッセージ

この仕事は一般企業の仕事と違い、特殊です。自分よりも非常に年下の年齢の生徒たちと触れ合っていると、ジェネレーションギャップもかなり感じます。しかし、彼らから学ぶこともたくさんあります。しんどいことや理不尽なことで責められることも多いですが、それと同じくらいうれしいことや感動することも待っている仕事です。途中で投げ出したいなと思うこともあります。

しかし、最後に「ありがとう」と言ってもらえたら、それまでの苦労はなかったことにできるくらいやりがいのある仕事でもあります。教員を目指す皆さん、頑張ってください。

本記事は、2020年4月27日時点調査または公開された情報です。
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