幼稚園教諭をやっていて良かったと思う瞬間~体験談~



幼稚園教諭は保育計画の作成、日常の保育、書類業務、保護者対応や行事準備など、やればやるほどキリがないくらい沢山の仕事を抱えています。 本当に大変なことが多いですが、その中でやりがいを感じる瞬間もあります。 今回は私が幼稚園教諭として仕事をしていた中で感じた『幼稚園教諭をやっていて良かったと思う瞬間5つ』についてご紹介していきます。

幼稚園教諭をやっていて良かったと思う瞬間その1:子どもの成長が目に見えてわかった時

子どもの成長は本当に早く、特に年齢の低い子ども達は1年間の成長がものすごく大きいです。

年度の始めと終わりでは目に見えて身体が成長しているだけでなく、やはりできることが増えます。

理解する力も高まり、運動面、人間関係の面、表現力や集団行動の参加の仕方も随分成長します。

今までできなかったことが『できるようになっている!』と感じるのは保護者の方が気づくことも多いですが、日中子ども達と過ごしている幼稚園教諭だからこそ見られる成長も多くあります。

自分の学級の子ども達は特に可愛いものですが、子どもの長い人生の中で一瞬の”貴重な幼児時代の成長“を間近で見られることは、幼稚園教諭のやりがいの1つです。

幼稚園教諭をやっていて良かったと思う瞬間その2:子ども達から「先生だいすき!」の想いが伝わる時

子どもと先生の信頼関係はもちろん最初からあるわけではありません。

毎日の挨拶、遊びの時間の関わり方、園生活を一緒に過ごす中で少しずつ子どもと先生の信頼関係も築かれていきます。

最初は登園しぶりを起こしていた子どもも「早く幼稚園に行きたい!」「先生に会いたい!」なんていう気持ちになってくれると、私もほっと一安心していたものです。

「せんせーい!!」と親しみを持ってくれるということは、子ども達との信頼関係を築くことができた証拠の1つでもあり、それまでの自分の幼稚園教諭としての関わり方が間違ってなかったのかなと思うことができる機会の1つです。

子ども達からの愛情を感じられるようになると、幼稚園教諭をやっていて良かったと思います。


幼稚園教諭をやっていて良かったと思う瞬間その3:準備が大変だった行事を子ども達が楽しくやり遂げてくれた時

幼稚園は行事も多く、行事を行っていく上では、企画、準備にとても時間がかかります。

通常の保育運営をすることも、1日の業務時間の中でやり遂げていくことが厳しい中、行事前になると残業や持ち帰りをすることもやむを得ない日々があります。

「なんでこんなに大変なの!?」と感じることが多く、行事前になると「またこの季節がやってきた・・・泣」「そろそろ次の行事の案考えておかなきゃ・・・」と思うことが多々ありました。

行事の中でも『運動会』『音楽会』『生活発表会』の行事に関しては、先生の事前準備がものすごく大変ではありますが、行事をやり遂げたあとの子ども達の成長の姿が大きく、先生側も見ていて感動することもあります。

幼稚園教諭自身が自分で計画してきたことを、学級の子ども達が保育の中で楽しみながら練習している姿や段々と形になってきている過程、行事当日子ども達が最後までやりきった姿を見られることは、準備が大変だった分、幼稚園教諭のやりがいとして大きいです。

幼稚園教諭をやっていて良かったと思う瞬間その4:年長児を卒園させた時

これは、就学前の1年間を預かる年長組の担任の特権だと思います。

年長組は幼稚園の学年の中でも1番大きい学年となるので、子ども達ができることのレベルも上がり、園の中での行事も中心となって行っていくことが多いです。

そのため年長の1年間は、特に先生がする保育や行事、書類準備も大変になりますが、子ども達と一緒に経験できることもたくさんあります。

また、卒園式では次年度から1年生になる子ども達というだけあって、1年生を目前に控えた幼児らしいしっかりとした姿を見ることができます。

(もちろんそれまでの経験や積み重ねがあってのことです!)

卒園式を終えると、『最後まで子ども達を無事に小学校へ送り出すことができた』という安堵感はとても大きく、幼稚園教諭のやりがいの大きな1つになります。

幼稚園教諭をやっていて良かったと思う瞬間その5:保護者から感謝の言葉を直接伝えられた時

子ども達からだけでなく、保護者から感謝の言葉やねぎらいの言葉をかけられた時もやりがいを感じることができます。

行事の後に、「とても良かったです!!」と感想を伝えてもらったり、年度末には「1年間ありがとうございました」「先生に見てもらえてよかったです」「また来年も先生だと嬉しいです」などの言葉をかけてもらえると、努力が報われたような気持ちになります。

直接一言言葉をかけてもらえるだけで、とてもありがたいですが、中には気持ちのこもったお手紙にしてくださる方もいました。

(そのため、私自身も我が子が行事を終えた時や年度末は必ず担任の先生や準備に携わってくれたであろう園の先生達に感謝の言葉を伝えるようにしています)


まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は『幼稚園教諭をやっていて良かったと思った瞬間』について私の体験談を踏まえてご紹介しました。

幼稚園教諭は本当に大変な仕事ではありますが、子ども達の貴重な幼児期の成長を間近で見られることはやりがいとして大きいです。

また、準備が大変な行事を子ども達が楽しんでやり遂げ、それを経てまた一つ成長していく姿を見られることは、幼稚園教諭の仕事ならではといえるでしょう。

幼稚園教諭の仕事を通して、このやりがいや達成感をこれからの先生達にも実感してもらいたいと思います!

本記事は、2024年2月21日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

気に入ったら是非フォローお願いします!
NO IMAGE

第一回 公務員川柳 2019

公務員総研が主催の、日本で働く「公務員」をテーマにした「川柳」を募集し、世に発信する企画です。

CTR IMG