政令指定都市シリーズ第4回「千葉市」について

地方自治体特集 政令指定都市シリーズ第4回は「千葉市」です。

千葉県にある「千葉市」の人口は2018年12月の時点で約98万人と、宮城県仙台市に次いで国内12番目です。そんな「千葉市」とはどんな都市なのか解説します。


「千葉市」について

千葉県の県庁所在地である「千葉市」の人口は2018年12月の時点で約98万人で、全国で12番目の大都市です。東京湾に面し、千葉県の中西部に位置し、総面積は、約272平方キロメートル。東京都心から東に約40kmに位置しており、東京都市圏のベッドタウンでありながら、業務核都市としての機能も果たしています。また、多くの鉄道や幹線道路が集まり、交通の要衝となっています。

「千葉市」の海岸線は、工業施設や港で利用されている一方、千葉港に作られた人工海浜(いなげの浜、検見川の浜、幕張の浜)は、人工海浜としては日本一の長さを誇ります。「千葉市」の内陸部には緑が多く残り、大都市ながら豊かな自然と共存していることが特長です。

「千葉市」の気候は、広範囲なため地域によって異なるものの、夏はそれほど猛暑にはならず、冬も比較的温暖です。年平均気温は15.7℃、年間平均降水量は約1400mmです。

最後に「千葉市」には、6の行政区(中央区、花見川区、稲毛区、若葉区、緑区、美浜区)が置かれています。

▼参考URL:千葉市のホームページ
http://www.city.chiba.jp/

「千葉市」の成り立ち

「千葉市」の誕生は、明治6年(1873年)にさかのぼります。廃藩置県によって「千葉県」が設置され、「千葉町」に県庁が置かれ、本格的な都市となりました。明治27年(1894年)には、千葉駅が開業し、東京と結ぶ鉄道の開通によって発展の一途を辿りました。そして、大正10年(1921年)に、県内初の市制が施工され「千葉市」になりました。

高度経済成長後も「千葉市」の人口は増え続け、平成3年(1991年)に中枢都市として都市機能を担うべく、「業務核都市」に指定され、千葉都心部の整備と公共交通網の充実を図りました。翌年、「千葉市」は、国内12番目の「政令指定都市」となり、6つの行政区を設置しました。

歴史的には、縄文時代以前の遺物が出土しており、当時から人々が居住していたことが分かっています。また、都市としての起源は、1126年に「千葉常重」が当地に居住したことが始まりとされています。

千葉市長「熊谷俊人」(くまがいとしひと)さんはどんな人?

平成21年から千葉市長を務める「熊谷俊人」さんは、昭和53年2月18日に兵庫県神戸市で生まれました。大学卒業後、NTTコミュニケーションズに入社。その後、千葉市議会議員を経て、千葉市長となり、3期目になりました。

熊谷市長は、TwitterやFacebookなどのSNSを利用した情報発信を積極的に行なっています。また、毎月1日に千葉市のホームページから公式メッセージを配信しています。

▼参考URL:千葉市長公式Webサイト
https://www.kumagai-chiba.jp/


「千葉市」の行政プラン

千葉市の行政プランは、「千葉市基本構想」に定める「望ましい都市の姿」に即して、以下の5つの方向性が示されています。

・豊かな緑と水辺を活かした、自然とともに生きるまちへ
・支えあいが安らぎを生む、あたたかなまちへ
・豊かな心が育ち、新たな価値が生まれるまちへ
・ひと・モノ・情報がつながる、生活基盤の充実した安全で快適なまちへ
・ひとが集い働く、魅力と活力にあふれるまちへ
・豊かな緑と水辺を活かした、自然とともに生きるまちへ

これらを推進する上で、まちづくりを支えるための力として、市民の力が必要不可欠としています。

「市民一人ひとりから始まる、未来を見据えたまちづくり」をコンセプトとして定め、「まちづくりの方向性」に基づいた現状と課題、それに対する施策が計画されています。

まとめ

以上、地方自治体特集「政令指定都市」シリーズ、第4回は千葉県の「千葉市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2018年12月20日時点調査または公開された情報です。
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