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「兵庫県」の「公立学校で働く語学サポート職」の仕事内容・給料レポート

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公立学校で働く語学サポート職


目次

はじめに

「兵庫県」の「公立学校」で働く公務員(女性)によるキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
公務員としての職業・勤務先:語学サポート職(教育委員会付公立学校勤務)
性別:女性
雇用体系:非常勤
所有資格:自動車運転免許、独検準1級

「公立学校で働く語学サポート職」を目指した理由

父は公立学校の教師だったことと、私自身も塾講師をしており、子供と関わる仕事をしたいと考えていました。

また、語学を生かして働ける仕事を探していたところ、偶然中途の時期から募集をしているのをみて応募しました。

「公立学校で働く語学サポート職」の仕事内容について

公立学校にて外国から転校してきた児童生徒が学校生活に馴染み、日本と生まれ育った国の両方の文化を、児童生徒の母国語を使ってサポートをしていく役割です。保護者、児童、学校の間に立って、相互に理解が進むように計らいます。

具体的には授業同室での通訳・翻訳、取り出しの個別授業での補助、保護者の方宛のプリント類の翻訳、テストの翻訳、テスト補助、三者面談の通訳などをしています。教員とは別の立場ですので、直接指導をすることはありませんが、理解の補助になるように説明を加えることはあります。場合によっては他の児童との会話の橋渡しをすることもあります。

担任、学年主任、教頭、校長などと連携し、子どもとよくコミュニケーションをとり、子どもの様子を伝えます。休み時間、給食、学校行事、身体検査など、学習に関わらない時にも子どもの変化や、文化の違いによって困ったことがないかを勤務中は常に見守ってその様子を、学校、保護者の方にお伝えします。

「公立学校で働く語学サポート職」の1日の仕事の流れ

05:30:自宅を出て自転車で最寄駅まで出勤する
06:00-08:05:最寄駅に到着、電車で2県またいで通勤する(2回乗り換え)
08:05-08:30:徒歩にて職場に到着、今日の時間割を確認し、翻訳すべきプリントなどないか確認
08:30-08:50:準備、翻訳など
08:50-09:35:1時間目(算数が多い)
09:40-10:25:2時間目(音楽・理科が多い)
10:25-10:50:休み時間(プリント翻訳続き・トイレなど)
10:50-11:35:3時間目(別室で日本語の勉強が多い)
11:40-12:25:4時間目(別室で日本語の勉強が多い)
12:30-13:00:給食をご飯を子どもと教室で食べるか、翻訳の残りがあれば職員室で翻訳 13:10:退勤、駅まで徒歩
13:40:電車で帰宅
16:30:最寄り駅着
17:00:帰宅

「公立学校で働く語学サポート職」の給料・残業・有給休暇

非常勤です。週1~3回程度、時給2700円です。交通費は規定の範囲で出ます(2県をまたいでいますが全額支給されています)。

残業はありません。最初に規定された勤務日を先取りすることはできませんが、事情(児童の欠席等)がある場合は、後に送ることはできます。

この仕事で、働いているときに困ったこと

公務員とはいえ、契約は1年更新です。他の非常勤の教職の方もそうだと思いますが、直前まで次の契約の連絡はありません。

予算がある場合、年度末に勤務日数が増えたことがありましたが、適正なタイミングで最初から配分されていればもっと大事な場面で子どもの側にいてあげられたのにな、思ったことはあります。


教育委員会から学校への派遣時間は1日4時間までという規定があり、授業+放課後面談というスケジュールが組みづらいです。学校側がどれだけこのサポート制度を利用出来ているかは学校の理解度によるところが多いです。

この仕事や職場でよかったこと

いい意味で規定通りなので、契約が途中で破棄されることはありません。また、10で書いた年度末の勤務日数の増加も予算の関係があるという噂なのですが、良い意味でも悪い意味でも公務員の一面だと思いました。

学校勤務ですので、給食が食べられます。美味しいです。一人暮らしなので、栄養面がしっかりしているので助かります。はっきり言って田舎の、のんびりした学校に赴任させてもらったので、私自身も人間関係で苦労することはありませんでした。

「公立学校で働く語学サポート職」の仕事エピソード

子どもの成長には本当に感動しました。私が苦労して大人になってから取得した外国語の知識を、簡単に外国語としての日本語として習得していきます。

特に来日したばかりの時は、毎日が事件の連続です。日本人のお子さんを塾で指導したことがあるので、もちろんそういった成長を感じる機会は多々ありましたが、外国人として不安な中、日本で過ごし、日々成長していく姿を見ると自分も頑張ろうと感じます。

また、周りの子どもたちも大抵は親切で、その子とすごく仲良くなりたいと思っているのを感じられます。学校も私が通っていた数十年前とは違って色々手厚くサポートされていると思います。同じ子ども関わるようになって最初の頃、関係性が出来るまでは大変です。

「公立学校で働く語学サポート職」の職場恋愛について

前職(公務員ではありませんでした)では職場恋愛は多々ありましたが、今の職場では詳しく聞いたことがありません。職場以外でのご縁・出会いはどこにあるのかわかりませんが、職場にはご結婚されていて、お子様もいらっしゃるという方が多い印象です。

私以外の方は近郊から通勤されていて、地元の生まれ育ったところの近くで働く、という選択をしてきた人がほとんどですので、私以外の方は、色々出会いの機会は縁故関係の中にはあるとは思います。

まとめー「語学サポート職」を目指す方へメッセージ

私の勤務している県ではこのような職種が存在していますが、ボランティア頼りの自治体も多いそうです。

本記事は、2019年11月3日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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