私立中高一貫校(広島県)の「英語の先生」の仕事内容・給料レポート

現役もしくは元・公務員へのキャリア・アンケートです。

今回は、私立中高一貫校(広島県)の「英語の先生」(女性)に回答いただきました。

仕事内容、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてアンケートしたものを編集して掲載しています。

はじめに

私立中高一貫校(広島県)の「英語の先生」(女性)によるキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール

公務員としての職業・勤務先:中学・高校の先生(英語科) / 広島県にある私立中高一貫校
性別:女性
雇用体系:常勤講師
所有資格:自動車運転免許、中高教諭一種免許、英検準1級

「高校の先生」を目指した理由

元々「人の記憶に残る仕事をしたい」と考えていましたが、教員を目指すようになったのは、高校2年時の世界史の先生の影響が非常に大きかったです。 それまでの世界史の授業は、講義形式の授業な上に、覚えるだけの苦痛な教科だったにも関わらず、その先生の説明を聞くと、まるで映画やドラマを見ているかのように、その時代に起こったことをイメージすることができ、「もっと知りたい」と思わせてくれる授業でした。(成績も平均40点から80点台まで上がりました)

そのことから「先生の授業次第で生徒の勉強意欲は劇的に変わる!」ということに気づき、「苦手な教科を少しでも楽しめる授業ができる教員になりたい」と思うようになりました。

「高校の先生(英語科)」の仕事内容について

中高一貫校なので、授業は中学・高校両方行います。私は副担任だったので、週に20時間の英語の授業、LHR、3つの会議(分掌、学年、教科)がありました。 昨年度は中2で3クラス(週13時間)、高1で1クラス(週3時間)、高2で1クラス(週4時間)を担当していたので、授業準備としては3種類の教材をもとに、準備をしていました。

また、英語に力を入れている学校だったため、英語科主催の行事(学校での英検全校受験の運営・指導、校内英語スピーチ、24時間英語合宿など)がたくさんありました。 分掌は広報部だったため、パンフレットの作成・構成・SNSでの情報発信、塾回り(営業のような仕事を年2回、教諭の先生の補助として)、学校説明会などの行事がある時期はとても忙しかったです。

日々の生徒対応や上記の仕事があったため、平日は試合前くらいしかクラブ指導(バドミントン)はできませんでしたが、土日は4時間生徒と一緒に汗を流していました。 部活の仕事としては、年に3回の地区大会(3日間)の運営、年3回の県大会の引率、練習試合などの引率(宿泊含む)、会計、保護者対応などを行なっていました。

「高校の先生(英語科)」の1日の仕事の流れ

7時:自宅出発、自動車通勤
7時30分:到着、授業準備
8時10分:職員朝礼
8時20分:朝学習、ホームルーム
8時55分:1時間目開始(45分授業) *授業がない時間帯に分掌会議、学年会議、教科会議など各種会議(週1)、授業準備
12時20分:4時間目終了、ランチタイム(45分)(中学校担当教員は、教室で一緒に食事)
13時5分:5時間目開始(45分授業)
15時40分:7時間目終了
16時:ホームルーム終了、掃除(15分)
16時20分〜18時30分:①生徒対応(再テスト、宿題未提出者の対応)、②部活指導(バドミントン)、③小テスト採点
*終業時間:17時45分
18時30分〜20時:①授業準備、②クラス雑務(学級通信など)
20時:帰宅

「高校の先生(英語科)」の給料・残業・有給休暇について

月給約25万円(残業代込)・ボーナス60万円で年収360万円でした。別途休日出勤手当(クラブ活動)で、4時間3600円が付きます。 残業は自分の能力と仕事量によってする日、しない日がありますが、しない日は基本家に持ち帰ります。20時までに離校しなければならなかったので、それまでに終わらなかった仕事も持ち帰るので、残業に含まれない仕事も多々あります。

一方で、夏休みなどの長期休暇は有給が取りやすく、平日も授業がない時間に休みを取ったり、休む場合も生徒にやらせる課題を準備していれば、代わりの先生が行ってくれたりと、融通は利きやすかったです。

この仕事で、働いているときに困ったこと

やるべきことがたくさんありすぎて、全ての仕事に注力しきれなかったことです。一番大事な授業準備(放課後の生徒対応含む)やクラブ指導で手いっぱいで、分掌の仕事は頼まれるまで何もできず、迷惑をかけていました。

私は副担任しか経験していないので、クラスに関する仕事(保護者対応やHRなど)はあまりありませんでしたが、担任を持っている先生は授業時間が少ないとはいえ、全部が中途半端になってしまったり、体力的にも精神的にもまいってしまう先生もいたので、何か学校のシステムを変えないと続かないと思います。

また、新しい授業方法を先生が学ぶ時間がもっと必要だと思います(特に英語科)が、それも日々の業務で精一杯でできなかったのが残念です。

この仕事や職場でよかったこと

私立校のため、教員の異動がありません。そのため、卒業生が帰ってきてもお世話になった先生に会えるということで、たくさん生徒が会いにきてくれます。在学中に大変な思いをした生徒も、卒業をして頑張っている姿を見ると感慨深いです。

また、管理職・理事長が柔軟な考えを持っていれば、授業の中でも色々なことが試せます。(あまり縛りがないので、生徒募集に役立てるなら積極的にやらせてもらえます) 部活で生徒を募集している学校であれば、授業よりもクラブ指導に重きを置いてくれる(出勤時間を遅らせてくれる)場合もあります。

「高校の先生(英語科)」の仕事エピソード

生徒と廊下ですれ違う時に挨拶をしてくれるだけでも元気が出ますが、努力に対して成果が出た時の生徒の顔は印象深いです。勉強面はもちろんですが、特に合唱大会やスピーチコンテスト、卒業式などの行事では、生徒の頑張りや成長ぶりに思わずうるっとくることが多いです。

私自身生徒にどのように思われていたのかはわかりませんが、生徒の「あの先生イヤ」という愚痴には、生徒に言っている事と自分がやっている事に矛盾がある(期限を守らないなど)、話が長くて何が言いたいのかわからない、などが多かったので、それを聞いて自分は気をつけようと心がけていました。

「高校の先生(英語科)」の職場恋愛について

基本的に朝は早く夜は遅くの生活なので、学校以外での出会いはあまりありません。ただ、クラブ顧問で他校の先生と交流があったり、公立では研修などで出会いがあったりするので、そういったところで出会われる方もいると思います。

私がいた学校の先生は、職場恋愛で結婚された方はとても多かったですが、そうではない先生方は、先生になる前に出会われた方(社会人を経由して先生になられた方も多かったので)と結婚された方が多かったように思います。

まとめ ー「高校の先生」を目指す方へメッセージ

大変な仕事ですが、1年終わると、大変だったことより楽しかった思い出の方が多いです。やりがいある仕事です!

本記事は、2020年4月23日時点調査または公開された情報です。
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