【学費無料】「海上保安学校」の学生の給料や休み・寮生活について

国家公務員である「海上保安官」の育成を行う「海上保安学校」。入学すると学生ですが、公務員という身分で給料が支払われます。今回は、学生期間の参考初任給やボーナスなどの給料情報や、寮生活となる学生生活を学生寮や食堂などの福利厚生についてご紹介します。


海上保安学校の学生は公務員!学費無料で、給料が支給されます。

「海上保安学校」は、国家公務員である「海上保安官」の育成を目的に設置された海上保安庁の教育機関で、この学生は、公務員として勉学に励むことになります。

教育期間は、課程に応じて、1年制と2年制に分かれています。入学と同時に国家公務員として採用され、月146,100円の給与の支給を受けながら海上保安官になるために学校に通います。また、年2回に分けて俸給4.2か月分のボーナスも支給されます。

分隊が編成され、学生寮で生活します。

全寮制で、男子学生は「仰青寮」、女子学生は「凛清寮」で生活を行い、学校教官及び先輩学生から厳しくかつ親身な指導を受けながら、日々学びます。

ここの学校の学生は、18歳から24歳まで、出身も北海道から沖縄まで、様々な環境の学生が集います。寮生活では、同じ自習室・寝室で生活する「班」としての単位があり、また、4班をもって「分隊」を編成し、同じ部屋では先輩期学生と後輩期学生が、課程及びコースに係わりなく一緒になって生活します。

土日・祝日はお休み、夏休みもあります。

原則として毎日外出は可能で、休日の前日は外泊もできます。

休日は土曜日・日曜日・祝日が基本ですが、乗船実習や訓練のため休日に授業を行うこともあります。その場合は他の日を休日に変更するため、休日は原則週二日となります。

そのほかに、夏期・年末年始等に長期の休暇もあります。夏期休暇中、希望のうえ選抜された学生は、海外交流活動としてアメリカ、イギリス、カナダ等各地で約2週間のホームスティをしながら 英会話学校で語学力を向上させるとともに、現地の海上保安関係機関への訪問などを通じ、国際感覚を養います。休日はクラブ活動の対外試合やボランティア活動、地域交流活動にも参加しています。

海上保安学校ならではの乗船実習があります。

乗船実習があり、内容は、練習船みうら及び実習船に乗船し、日本周辺海域を航海しながら船上において、各コースごと2~8日間の実習を行ないます。

この乗船実習では、慣海性を養い、海を舞台にした厳しい環境のもと業務を行なうための強い精神力、忍耐力も養います。

「みうら」は、災害対応型巡視船として建造された舞鶴海上保安部所属の巡視船です。通年、海上保安学校に派遣され、練習船として未来の海上保安官の育成にあたっています。また、大規模な災害が発生したときは、被災地において救援活動などを行うそうです。

本記事は、2017年6月16日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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