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【女性の先生の悩み】結婚・出世・子育てなど女性の教師特有の悩みについて

職員室をのぞくと多少の差こそあれ、男性と女性が入り混じって仕事をしています。教員の世界は男女で優劣がつくことは少なく、比較的平等に近い職場といえます。現代の教育的な観点からしても、いわゆる男尊女卑のような考えは少ないと思います。今回は女性教員ならではのあれこれについてまとめました。

2017年10月05日更新

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目次
女性教諭の職場環境について
女性教員の出世について
女性教員の恋愛、結婚について
その他女性特有の悩みについて
まとめ
女性の先生の悩み

女性教諭の職場環境について

女性の特性をいかした指導を求められる

先述しましたが、多くの学校では一定の割合で男女の教員が対等な立場で仕事をしています。異動や退職などの事情で男女のバランスが崩れることはあっても、どちらか片方の性別だけというのはほとんど耳にしません。性別に関係なく等しく同じ仕事が与えられますので、教科指導や学級指導、部活動、課外活動などさまざまなことをこなさなければなりません。

しかし男性と同じようにできるかということを考えると、体力的な面を考慮してもそう簡単ではないでしょう。

中学生ともなると男子生徒は特に体がぐんぐん成長し、力も強くなります。いくら年齢が上で立場が違っていても、生徒指導などで自分より背の高く力も強いであろう男子生徒に厳しく向き合わなければならない時は、恐怖さえ感じることもあるかもしれません。

学校も家庭生活の延長と考えると、男性教員は父親、女性教員は母親といえるでしょう。

もちろん厳しい生徒指導が得意な女性教員もおり活躍していますが、きっとほとんどの女性教員は女性ならではの視点で指導をしているのではないかと思います。例を挙げるとするなら、生徒指導や学級経営における男性教員のフォローや、校内の美化清掃、その他こまごまとした作業などでしょうか。

この仕事分化は男尊女卑の精神に基づいているのではなく、それぞれの得意分野を生かした形ですので、「やらされている感」は少ないはずです。

実際の現場において

私が在職中の話です。問題行動を起こす男子生徒(Aくん)が一人いました。Aくんに引きずられるように同調する生徒が二、三人。問題行動がある生徒は家庭環境が複雑な場合が多く、Aくんも多分に漏れずさまざまな事情を抱えていました。中三になったときの担任は女性教員。あれこれ問題を起こすとその都度家庭と連携しながら、日々指導に当たっていました。Aくんは身長が180センチ程度ある大柄な生徒でした。

ある頃からAくんは荒れに荒れ、ついに男性教員を殴るという行動に出てしまいました。その教員はろっ骨を骨折し、しばらく休職。私を含む残された学年の教員は対応に追われます。

まず私はたまたま骨折した教員のクラスの副担任だったため、担任の代理として業務を開始しました。進路系の仕事もちょこちょこあり、毎日緊張しながらの作業でした。

クラスにとっても担任が殴られてケガをするというのはショックな出来事のはずなので、つとめて明るく、担任として過不足なく振る舞うように意識しました。

Aくんは相変わらず荒れており、校内でタバコを吸っていたりすることもありましたが、私は体格差に気おされまともに指導することができませんでしたので、男性教員に任せる形に自然となっていきました。Aくんの担任は家庭との連絡や、男性教員による厳しい指導の後のフォローにまわることが主になっていたように記憶しています。

このように特殊な場面では、男女で役割分担を考えて学年全体がうまく軌道に戻れるようにしなければなりません。そうでないとその様子を見ていた「予備軍」の生徒たちが追随し、まとまりのない集団になってしまう恐れがあります。なにかがあった時には、教員が一致団結してすばやい行動をとることがとても大切です。

女性教員の出世について

最近では女性教員の主任や管理職も増えてきています。男女関係なく、能力のある人が役割を担うというのは自然なこととして受け入れられています。私の個人的感想ですが、教員の世界というのは良くも悪くも世間の目に常にさらされ、また世間の流れを汲んで成り立っているような部分があるように思います。そのため給与面でも役職的な面でも、一般の大手(上場)企業と肩を並べられるような水準で考えていいでしょう。

学校で管理職として実績を積んだ後に、教育指導主事などとして各自治体(教育委員会)に籍を置くことも可能です。その際は学校を外から管理する側になりますので、豊富な知識経験と豊かな人間性が必要になってくるでしょう。このように教員の世界では男女関係なく、意欲があればどんどん出世することができる環境にあります。

女性教員の恋愛、結婚について

職場恋愛が多い

続いては気になる人も多いであろう、恋愛結婚についてお話しします。教員の世界は実はけっこう狭く、外部の人と接触する機会はほとんどありません。そもそも学校に出入りする人と言えば、保護者か部活の外部指導員、旅行会社の社員(校外学習の手配を請け負うことが多く、私がいた当時はよく出入りしていました)、保険屋のおばさんくらい。

旅行会社の社員と恋愛関係にあった強者教員もいましたが、先輩教員のほとんどが職場で恋愛、結婚をしていたように思います。夫婦で同じ仕事をしている分、分かり合える部分も多くいいのかもしれませんが、私自身はまったくそんな気分にもならず、学校での出会いというものはありませんでした。人によって「仕事と恋愛を切り離したい」と考える人もいるでしょうし、単純に職場に適当なお相手がいないということもあるでしょう。

学校に配置されている教員の数には限りがありますし、どうしても年齢が若いほど同年代が少なくなりますので、その中でいい関係になれる人に巡り合うのは難しいかもしれません。同級生と結婚したり、婚活に参加したり、出会いはふとしたときに現れますので、特に教員だからといって恋愛結婚に躊躇することはないと思いますよ。

同じ職場で結婚すると

公立学校では同じ学校内での結婚はできないことになっています。

ですから付き合っているときも生徒にバレないよう注意して行動しなければいけませんし、結婚するとどちらかが別の学校に異動する必要があります。

また結婚式や新婚旅行の時期にも気を付けなければいけないかも。ふだん平日は授業、土日は部活がありますので、多くの場合は長期休業中に行うはずです。できるだけ学校に迷惑をかけることのないように、しっかり準備してのぞみたいところですね。

私立学校だと異動の必要はほとんどなく、夫婦で同じ職場にいることがよくあります。その場合は通称として夫婦別姓が可能なこともあると思いますので、必要に応じて相談してみるといいと思います。

その他女性特有の悩みについて

子育てについて

子育て真っ最中の女性教員はたくさんいます。申請すれば時短勤務も可能ではありますが、両立するのは並大抵のことではないのではないかと思います。突発的な対応がいつあるかわからず終業の時間が見えないこともまれにあったりしますし、やはり身近な人のサポートがあったほうが精神的にも楽でしょう。子育てに理解にある学校や学年なら、優先的に業務を終わらせてくれるようサポートするなど、早く帰れるような工夫をしてくれるのではないでしょうか。

またよくある話ですが教員は職業病なのか、自分の子供にも必要以上に厳しく当たってしまい、今風に言えば毒親化してしまうことも多いそう。問題を起こしてしまう生徒の親が教員だったり、医師だったり、弁護士だったり、社会的にある程度の地位がある職業であることは珍しいことではないようです。自分(親)ができることを子供ができなかったりすると、きっと想像以上にイライラしてしまう人もいるのでしょう。

子育てはどんな時でも難しいものですが、子供に過度の期待をかけすぎるのもよくないような気がします。

休暇について

女性特有というと、体調的な面での心配事があげられますね。特に月経に関連するさまざまな不調に、毎月悩まされている人も多いことでしょう。公立学校でも労働基準法にのっとって、生理休暇を取ることが可能です。ただしなかなか言い出しにくいのも現実で、特に男性管理職に月経の辛さをわかってもらうのは至難の業。申請する恥ずかしさもあるでしょう。また、ふだん一日まったく持ち授業がない日というのはありませんし、休暇を取るために教材を用意し、ほかの教員に代理で授業を頼む(自習の監督をお願いする)のもなかなかハードルが高く、実際には我慢して出勤することがほとんどです。

ファッションについて

このように書くとなんだか軽く聞こえてしまうかもしれませんが、女性教員は特にファッションに気を付ける必要があります。中学生の男子といえば思春期まっただなか。性についても大きな興味を抱き始めるころでしょう。その視線の先にいるのは女子生徒だけでなく、女性教員もということを忘れてはいけません。ファッションについては人それぞれのこだわりがありますから一概に何がダメとは言えませんが、少なくとも性的に刺激を与えるようなファッションは慎んだ方がいいと思います。また普段はカジュアルな服装を好んでいたとしても、保護者会など外部の方と接する場合には少しきちんとした格好をした方が無難です。女性でもスーツやジャケット着用が好ましいように思います。

他にもネイルやアクセサリー、香水等を愛用している女性教員も多いですが、みんな控えめにしています。ごてごてした装飾や過度な香りは教育の場にふさわしいとは言えず、保護者の印象も悪くなってしまうかもしれませんので、ほどほどにしておきましょうね。きっと教員を目指している皆さんは、こんなこと当然だと感じていることでしょう。しかし実際教員として仕事を始めると、そういった部分での自由度が上がりますので油断しがち。シンプルで大人の雰囲気を持ったおしゃれを楽しめるといいですね。

まとめ

学校において女性教員はとても重要なポジションを占めています。男性と同じ仕事ができるのでやりがいも感じますが、負担が多いこともあるでしょう。性別を超えたチームワークで、教員生活をうまく乗り切れることを願っています。

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