「公立高校」の「音楽科専攻の先生」に関する仕事内容・給料レポート

公立高校で非常勤講師として働く、キャリア4年の「音楽科専攻の先生」によるキャリアレポートです。 今回は、その「音楽科専攻の先生」の仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

公立高校で非常勤講師として働く、キャリア4年の「音楽科専攻の先生」によるキャリアレポートです。

ちなみに、その方は、中学校第一種(音楽)と、高校第一種(音楽)を持っているそうです。

「公立高校の音楽科専攻の先生」を目指した理由

私は、常勤の先生にはなりたくありませんでしたが、専門分野を生かして教えられる仕事をしたかったことと、複数の仕事をこなしたかったことが理由で、非常勤講師を選択しました。

「公立高校の音楽科専攻の先生」の仕事内容について

音楽科専攻の先生の主な仕事内容は、音楽科の生徒(器楽専攻生)への楽器の指導や、進路の相談・アドバイス、試験に向けての選曲、実技試験の採点などがあります。

主に定期試験へ向けての試験曲の指導や、上達に必要な基礎練習の指導をします。

また、音楽大学を志望する生徒には、音楽大学に受験できる総合的な技術や知識を生徒が身につけられるように担任教師や他楽器の講師とも連携を取ります。

基本的には授業時間内に指導をし、時間外で、使用する楽曲探しや授業で使う楽譜の準備をします。

使用する楽譜は、生徒自身が教則本や楽譜を購入してそれを使用する場合もありますが、(お金が必要になりますので)生徒と相談して購入するか又はコピーを使用するかは決めています。

学校行事以外でもコンクールへ出場するなら時間外にも指導をしますし、卒業年度には最もおおきな卒業演奏があるのでそこへ向けても時間を大きく取ります。

音楽の知識や技術だけでなく、演奏者としてのステージマナーや、さらには人前で演奏するということの厳しさや礼儀も、授業を通して生徒に伝えていくことが必要な仕事です。

「公立高校の音楽科専攻の先生」の1日の仕事の流れ

非常勤講師のため、通常授業は1日1時間(50分)です。

<通常授業:50分>

9時10分 自動車で通勤
9時30分 学校に到着
・職員室にて伝達ボックスをチェック
・出勤簿に押印
・授業で使用する楽譜をコピーする
9時40分 音楽準備室にて他の音楽講師と待機
9時50分 授業
10時40分 授業終了
※来週の時間割に変更がないか、今後の試験までの授業回数に変更はないかなどを確認して退勤

<実技試験の採点:約60分>

人数や試験曲の長さによって時間には変化があります。
9時20分 自動車で通勤
9時40分 学校に到着
・職員室にて伝達ボックスをチェック
・出勤簿に押印
・次回から使用する楽譜をコピーする
9時50分 音楽準備室にて他の音楽講師と待機、試験曲をチェックする
10時 試験開始
11時 試験終了
・生徒に講評やこれからの課題などを伝え、次回からの練習曲の楽譜を渡して退勤

授業以外の業務状況について

コンクールや演奏会に向けての指導など授業時間外の指導は多々あります。

指導できる人が少なく、生徒にこの分野を教えられるのは自分しかいないと思っていますので、生徒が一生懸命学ぶ限り授業以外の業務もこなさなくてはならない状況です。

「公立高校の音楽科専攻の先生」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、非常勤講師ですので、残業業務・残業代という概念はありません。

時給3000円ぐらいの授業料+交通費です。

正当な理由なら、自分と生徒の予定さえ合えば有給休暇を使って授業日を変えて、後日振替授業をすることもできます。

この仕事で、働いているときに困ったこと

試験内容に対して授業回数が少なかったので、試験曲の選曲にとても困る時があります。

また、場所によって音の聞こえ方が変わるので広い場所で授業をしたかったのですが、他の授業との兼ね合いで場所の制約がかかってしまうのも、音楽を学ぶ上で少し問題なのではないかと感じました。

週に1回しか授業がなかったので、突然の授業時間の変更や振り替えの文書が手元に来ない時があり、音楽科教員に忙しい合間をぬって連絡をしてもらわないといけないのがとても申し訳なく感じます。

この仕事や職場でよかったこと

学校外でも音楽講師業をしていますが「〇〇高校でも音楽講師をしています」と伝えると、しっかりした職業をしていると見てもらえることがあります。

もちろん非常勤講師だということも伝えますが、高校で先生をしているという印象を持つようです。

また、様々な音楽専攻の生徒の姿が見られるので自分の勉強不足なところを確認したり、さらに興味を持つことができたところなど新しく広い視野を手に入れることができました。

引っ越しなど各種変更があった時も、事務が然るべき手続き方法を段取ってくれたのも学校だからこそだと感じています。

「公立高校の音楽科専攻の先生」の仕事エピソード

音楽大学に受験する生徒への指導は、生徒のこれからを左右する大事な進路選択や、受験に対する対応もあり、とてもプレッシャーでした。

家庭環境や経済的事情、生徒の実力、学びたいことがその大学で叶うのかなど、たくさんの問題を担任教師や生徒と相談しながら大学を決めました。

授業としての指導では足りないので、もちろん授業時間外にもレッスンはありましたし、実技だけでなく音楽以外に関しても、前回の模試はどうだったかなどの声掛けは欠かせませんでした。

様々な音楽大学に関する知識を身につけようと勉強をしましたし、大学進学後も生徒が困らないようにできるだけたくさんのことを指導するように気を付けました。

学校の先生の職場恋愛について

学校内での職場恋愛について、私自身は体験したことがありませんが、周りから話を聞く限り多いのではないかと思います。

仕事中ということもあり職員室の雰囲気は和やかな感じはなく、静かでプライベートな会話はあまりないように感じました。

それにも関わらず職場恋愛が多いのは、教員は飲み会が多くてそこで仲良くなるのかなと考えています。

私自身は学校にはほとんどいませんので、一緒に活動している音楽仲間と知り合い、付き合うようになりました。

まとめ ー「学校の先生」を目指す方へメッセージ

常勤の先生方は毎日とても忙しそうです。

残業代がどれくらい支払われるのかなどは分かりませんが、どんなにお給料が高く支払われていても教員をすることが好きだったり、生徒が大切だったりという気持ちがないと、あの激務はこなせないのではないかと感じています。

本記事は、2018年7月30日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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