「中小出版会社」で働く女性「編集者」の仕事内容・給料レポート

中小出版会社で正社員として働く、女性の「編集者」によるキャリア体験談レポートです。

今回は、その「編集者」の仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

中小出版会社で正社員として働く、女性の「編集者」によるキャリア体験談レポートです。

「編集者」を目指した理由

私は、幼いころから本を読むのが好きでいつか本を出す側になりたいと考えていました。

物を描くのも読むことも好きなので、自分に一番向いている仕事は本に携わることなんだろうな、と思い、この仕事を志しました。

「編集者」の仕事内容について

中小出版社ですので、自分たちの会社で発行する雑誌のほかにも、大手出版社の女性向けコミックスの編集を委託されており、その部署で働いています。

主にコミックスの編集と進行管理の仕事をしています。

編集では、まずコミックスを発刊するにあたり作家と担当編集者との打ち合わせでどのようなコンセプトにするかを決め、原稿などを依頼します。

原稿の指示、修正などを行いながら、印刷所や製版所と連携しつつ入稿までの段取りを決め、原稿を整理したり、カバーや表紙、宣伝用のポップなどの帯文を書いたり、依頼したりします。

揃った原稿からコミックス用にまとめていき印刷所と連絡の上入稿します。

入稿とは、原稿を印刷するために印刷所に渡すことです。入稿後は初稿が出るので、校正をし、作家などからの修正や文字修正などを行い再び印刷所に戻します。

カバー、表紙も同様で、これはカラー印刷なので色味のチェックなどをしながら再度各所と打ち合わせをしてチェックをしてから印刷所に戻します。カバー、原稿などを戻したのち、再校が出て再び校正をし、印刷所に戻すを繰り返してコミックスが完成します。

完成したコミックスを作家に届けて一冊が終了します。月にコミックスを10~12冊程度2人で担当しています。

「編集者」の1日の仕事の流れ

<通常勤務の時>

7時:自宅を出て電車通勤
8時30分:到着 メールチェックをしながら同僚と一日のスケジュールを話し合う 仕事開始 作家、担当編集者、デザイナー、印刷所などとの打ち合わせ、原稿整理、原稿作成など
13~15時:昼食
※時間があるときは一時間、忙しい時はデスクで5分程度で済ませることもあります。
昼食後:仕事 進行管理 原稿整理、作成 打ち合わせ など
21時:帰宅
※忙しい時は終電で帰ることがほとんどです。21時くらいに帰れる日は月に半分くらいだと思います。

<入稿前、締め切り前の時>

8時:自宅を出て電車通勤
9時30分:到着 メールチェック 仕事開始 作家、担当編集者、印刷所、デザイナーなど各所と打ち合わせ、原稿整理、チェック、校正、など
23時30分:帰宅

「編集者」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は27万円(残業代込)でした。ちなみに、ボーナスはなく(一時金のようなものはもらえたりもらえなかったりします。十万円程度)、年収は340万円でした。

残業は多いですが、フレックス制なので通勤時間も自分で選択できます。

また、比較的暇なときは有給休暇を取りやすいです。

この仕事で、働いているときに困ったこと

一人に割り当てられる仕事の量が多いので、残業続きでないと処理しきれないのが困りました。

社員の人数も少ないので他の人にやってもらうわけにもいかず、休日出勤したりしてなんとか仕事をしていましたが、体調を崩したりすると周りに迷惑をかけるのでゆとりある人員を確保してほしいといつも思っています。

また、自分の会社以外に取引のある出版社や印刷所、デザイン事務所、作家さんなどみんな夜型の生活のためどうしても打ち合わせが夜になることも多く、なかなか帰れないのが困りました。

この仕事や職場でよかったこと

中小出版社なのですが、会社の社長から社員まで風通しがよく、人に恵まれたなと思います。

上司などにも相談がしやすく、一人で何かを抱え込むということはあまりないので精神的に落ち着いていられます。

皆が激務なので、会社を挙げてイベントごとのある時には飲み会などをしながら連帯感を高めています。

職場が神保町にあるので、打ち合わせに行く際の利便もよいので環境は良いと思います。

また、信頼して仕事を任せてもらえるので、自分のペースで仕事ができるのが良い点だと思います。

「編集者」の仕事エピソード

毎回、印刷所への入稿は薄氷を踏むような思いでぎりぎりの調整をしているのですが、それでも締め切りをすっとばす作家さんなどはいて毎回説得と交渉にきりきりします。

最初の頃は、進行管理の予定を組むのを余裕をもって組んでいなかったので、よく怒られました。

少しずつ、この作家さんには、早めの締め切りを言って、余裕を持たせて印刷所にはぎりぎりの日程を出しておこうという知恵がついてくるまで、各所の調整にとても悩みました。

いろいろなタイプの人を相手にするので人を見て話をするということをしないと仕事が進まないなと思います。自分で原稿を書く際などは、色々見ているのできちんと締め切りを守るようになりました。

「編集者」の職場恋愛について

会社にいる時間が長いので職場恋愛も多いです。

社内恋愛もありますが、オープンにしている方たちがほとんどです。こちらも特に気にしていないので、そのまま結婚する人も、別れてしまう人もそれぞれあります。

会社の同僚は先日、取引先の印刷所の方と三年間お付き合いをして結婚しました。

自分の知っている範囲だと、会社の先輩は、デザイナーの勉強会で知り合った方とお付き合いをしていますし、同業者などの集まりで出会いを見つける方も多いみたいです。

まとめ ー「編集者」を目指す方へメッセージ

編集者は激務というイメージは当たっています。

でも、やりがいも楽しさもとてもある仕事ですので、一緒にがんばりましょう。

本記事は、2018年10月12日時点調査または公開された情報です。
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