「中規模出版社」の「編集部社員」に関する仕事内容・給料レポート

中規模出版社で契約社員として働く、女性の「編集部社員」によるキャリア体験談レポートです。 今回は、その「編集部社員」の仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

中規模出版社で契約社員として働く、女性の「編集部社員」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、図書館司書と、文学学士の資格を持っているそうです。

「編集者」を目指した理由

私は、本や言葉が好きで、大学では日本語の研究をしていたこともあり、学んだことをいかせて、かつ、好きな事に携われる仕事がしたいと思ったからです。

「中規模出版社の編集部社員」の仕事内容について

私は、小学生向けの学習参考書籍(テスト、ドリル、資料集、解説書など)を主に編集執筆している部署にいました。

書籍の企画にはじまり、本の構成の検討や、文部科学省の学習指導要領との整合性、教科書との整合性をまずは確かめて、内容を決定していきました。必要に応じて編集プロダクションやライターへの執筆依頼を行い、進行管理をするのと並行して、自分自身でも原稿の執筆を行いました。また、自分でラフを書いて、イラストを発注しました。

原稿が仕上がると編集プロダクションやライター、イラストレーターと検討、修正、校正を行いより良い原稿を作っていきます。必要があれば、三校、念校と修正を繰り返します。原稿が固まり次第、組版所に依頼し、原稿を読みやすいデザインに組んでもらいます。そして、組んでもらったものに原稿との相違がないか、文字化けがないか、罫線のズレはないか、色のズレはないかなどを確認し、問題がある場合は、修正を組版所に依頼します。

組版所からの原稿が完成すると、そのデータを印刷所に入稿します。場合によっては、予め色味の相談を印刷所と行い、より、イメージに近い仕上がりを目指します。ものが印刷所から仕上がってきたら、ますは、面付け(印刷の位置)に問題がないかを確認し、組版所の原稿との相違がないか、文字化けがないか、罫線のズレはないか、色味に違和感がないか、色のズレはないかなどを確認し、問題がある場合は、修正を印刷所に依頼します。ここで問題なければ、実際に印刷し、製本してもらい、商品とする仕事です。

「中規模出版社の編集部社員」の1日の仕事の流れ

7時半過ぎ:電車を乗り継ぎ通勤
8時30分頃:会社到着
9時:部署内で朝礼
9時15分頃:各自の業務開始 メール確認
9時30分頃:印刷所から上がってきた色見本が制作部を経由して自分の部署に届く 内容確認
10時30分頃~:編集プロダクション、ライター、イラストレーターへメールや電話などで連絡、進捗状況など確認
11時半頃:宅配便の午前配達で届いた原稿などの確認
12時~13時:昼休憩
13時:部署内でミーティングや情報交換
13時半頃:原稿の執筆や校正
17時:定時 残業しない日は帰宅

以下残業がある日の場合
17時~17時半ごろ:休憩 コンビニやカフェなどに外出
17時半ごろ:午後便で届く原稿の確認
18時:原稿の執筆や校正、関係先への連絡など
20時:仕事終了
21時:自宅に到着

「中規模出版社の編集部社員」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は残業代を含めて25万円程度でした。ちなみに、私の契約の形態では、ボーナスはありませんでした。

残業はあるのが普通で、定時に帰るのは、子育て中など事情のある人だけでした。一方、有給休暇やリフレッシュ休暇はとりやすく、上司や先輩も積極的にとっていました。

この仕事で、働いているときに困ったこと

採用人数が少なかったり、採用の無い年があったりして、同期や年齢の近い若手が少ないのは困りました。そのため、ちょっとした事を相談できる相手がなかなかいませんでした。

勤続年数の長い社員が多かったので、革新的な改善は受け入れられず、前年度を踏襲していけば、無難だ…というような空気のある部署もあり、新しいものや時代に応じたものを作りたいと考える人との間に温度差がかなり感じられました。事無かれ主義で、お役所仕事的な部分がありました。

この仕事や職場でよかったこと

正社員になれば、しっかりとした給与、ボーナスがあり、年齢に従って着実に、年収が増えていく会社で、長く勤めていくことができる点や、長期休暇、産休や最長3年の育児休暇などが取りやすい点は恵まれていたと思います。

状況に応じて在宅勤務や時短勤務など様々な働きた方が認められていたため、結婚や出産で退職する人は少なく、働き続けるママワーカーが多かったです。また、重要なポストにも、子どものいる女性が就いていたりと、女性でも働きやすい職場でした。

「中規模出版社の編集部社員」の仕事エピソード

自分の作ったものを実際に子どもたちが使い、学んでいる姿を見たときは感動しました。子どもたちがよりよく学ぶ手助けができることに、とてもやりがいがあると感じながら働いていました。

失敗した事は、あまり教育現場を知らずにこの職についたにもかかわらず、特に勉強せずに仕事を続けてしまったことです。私は大学で教職をとっていなかったので、入職後、教育について専門的に学べば、よりよいものが作れたのではないか、という思いがあります。

大変だったことは、常に忙しかったことです。出版業界の他社に比べれば残業はそれほど多くはなかったですが、アフター5を楽しむ余裕はなかったです。

「中規模出版社の編集部社員」の職場恋愛について

社内で恋愛し、結婚してご夫婦で働いているカップルは何組かいましたが、おもに勤続年数の長い人たちで、入職して15年以内の社員には、社内結婚の人たちはいませんでした。社内で結婚している人の多くは学生時代からの相手や、習い事が一緒の人、また、上司の紹介で取引先の方と結婚した人も居ました。

恋愛に対しては、男女共に、自由な雰囲気で、上司や先輩が年頃の社員によい相手を気軽に紹介するような、やや「昭和の会社」的な雰囲気もありました。

まとめ ー「中規模出版社の編集部社員」を目指す方へメッセージ

忙しいですが、やりがいもあり、ずっと続けられる仕事だと思います!

頑張ってください!

本記事は、2018年12月20日時点調査または公開された情報です。
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