「公立小学校」で働くキャリア4年の「先生」の1日や給料について

公立小学校で常勤として働く、キャリア4年の「先生」によるキャリアレポートです。

今回は、その「先生」の仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

公立小学校で常勤として働く、キャリア4年の「先生」によるキャリアレポートです。

その方は、学級担任、図工主任、環境美化主任の経験があり、小学校一種、中学校一種、そして特別支援一種、幼稚園一種の4つの資格を持っているそうです。

なお、公立小学校のため、地方公務員として勤務します。

「公立小学校の先生」を目指した理由

子どもが好きで、中学生の頃から保育園や幼稚園等でボランティアをしていました。

元々は保育士志望でしたが、高校の担任の勧めで、幼稚園、小学校の免許を取れる大学への進学を決意しました。(保育士は自学で取得可能と言われたので。)

大学で実習等を経験するうちに、小学校の先生を目指すようになりました。

「公立小学校の先生」の仕事内容について

学級担任の主な仕事内容は、学習指導と生活指導です。それに、各分掌の仕事が付随します。

学習指導では、小学校なので1回の授業内容はその時限りになります。そのため、毎日準備の必要があります。年齢が小さければ小さいほど、学習内容は簡単ですが、わかる準備を目指すと、下準備が必要になります。例えば、掲示物の作成や、ヒントの用意などです。

年齢が上がってくると、学習理解に差が開いてきます。誰もが有意義な時間を過ごすためには、授業への工夫が必要です。単元ごとにこれらをどのように組み込むか、単元全体を見ながら、児童一人一人の実態を考えながら、計画、実行をしていきます。

また、学習ノートやテストを添削、評価して、振り返ります。必要があれば、学習の補充をします。

生活指導では、児童間のトラブルを解決することが多かったです。

まれですが、保護者同士のトラブルの仲裁も経験しました。(保護者から助けて欲しいと言われたため話を聞いたところ、児童の学校生活に影響があるため、対応しました。)トラブルの解決といっても、両者の言い分を丁寧に聞き取り、どうしたら解決できるかを考えさせる必要があります。そのために時間がかかります。

「公立小学校の先生」の1日の仕事の流れ

6時:自宅を出て出勤
7時:到着、着替え、事務作業
7時50分:学年会議
8時00分:教室へ。朝自習の指導、朝の会
8時40分:授業開始
10時10分:中休み(生活指導、添削等をして過ごす)
10時30分:授業再開
12時15分:給食指導
13時:昼休み(生活指導、添削等をして過ごす)
13時20分:清掃指導
13時50分:授業再開
15時30分:帰りの会、下校指導
16時10分:職員会議
16時40分:会議終了、終業時間
16時50分:学年会議
17時:事務作業
・テストの丸つけ
・学習ノートのチェック
・教室の清掃
・テスト作成
・教室環境整備(掲示物作成、掲示)
・作品へのコメント記入、評価
・明日の準備
19時30分:片付けて帰宅

授業以外の業務状況について

学級担任をしていると、便宜上休息時間として設けられている時間に休息をとることはできません。たとえ、終業時間がきても、会議が終わらないことが多く、事務作業はほぼ帰宅してから、休日返上で行っていました。

「公立小学校の先生」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、公立小学校の先生の月給は25万円(残業代込み)でした。ちなみに、ボーナスが60万円で、年収は420万円でした。

また、残業は当たり前で、休日返上での仕事ですが、給料に反映されることは、もちろんありません。むしろ、残業時間が多いと管理職、教育委員会から指導が入ります。

有給休暇は取得できますが、担任をしている責任があるので、取得しにくいです。中には気にせず、権利を行使する方もいますが…。

この仕事で、働いているときに困ったこと

保護者、地域の方の中には、言えばどうにかしてもらえると思って、学校に無理な要求をしてくる方が少なくないことが困りました。それで、早朝、深夜に電話が鳴ることもありました。

また、私の勤務校は、地域とともに開催する行事が多々ありました。それなのに、地域との結びつきが弱いために、学校が間に入らないといけないので大変でした。地域の方は、自分たちのやりたいように起案し、それが通って当たり前というスタンスなので、児童の実態に合わないこともたくさんありました。

そのほかに、運動会の時は、児童の人数が少ない学年で、何人もの児童が複数回走らないといけないことがありました。同じ種目で走る場所が異なるため、その指導もしなければならず、負担でした。

この仕事や職場でよかったこと

公務員のため、給料の保証と休暇の取得はしやすいのかなと思います。

例えば、私の知人で、私と同じように学級担任をしていたのですが、身体を崩しやすい方だったので、3年間の間に療休を3回(1ヶ月から3ヶ月)と、さらに産休、育休の取得をした方がいます。

民間だったら、クビになってもおかしくない状況なのかなと思いますが、その間の給料は保証されますし、帰る場所もあります。

別の人では、育休・産休を重ねて取得し、少なくとも6年は戻ってきていない方もいます。そのような働き方が可能なのは、女性の仕事としては恵まれていると思います。

「公立小学校の先生」の仕事エピソード

子ども達の成長を生で感じることができることは感動しますし、やりがいにもなります。

特に小学校は間接的ではありますが、1年生で担任した児童を、6年間成長の過程をみることができます。卒業式は涙なしには見られません。

また、生活指導や学習指導で苦労したエピソードがある学年、児童が、運動会や学習発表会等で活躍する姿を目にすると、嬉しくなります。

時には、以前に担任した児童が、現在担任している児童と関わることがあった時に、「あんなに手のかかる子だったのに、優しいお兄ちゃんになったのね。」と成長を感じることも多いです。

学校の先生の職場恋愛について

異業種の方と関わることが少ないので、職場恋愛は多いと思います。

職場といっても、私の採用された自治体は首都圏ですが、若い世代が多くないため、同じ校内でというよりは、研修で一緒になった方とお付き合いに発展する方が多いと思います。

職場以外でとなると、大学生の頃からのご縁や、小学校・中学校・高校時代の同級生(地元を離れた方と同窓会で再会して)、友人(異業種)の結婚式の二次会や紹介でお付き合いに発展、ご結婚された方が多いです。

まとめ ー「学校の先生」を目指す方へメッセージ

大変なことや、理不尽なことも多いですが、子ども達の成長や楽しそうな顔をみているとそんなことは吹っ飛びます。やりがいのある職です。

これから、小学校の先生の負担はさらに増えると思いますが、子ども達の笑顔をパワーに頑張ってください!

本記事は、2018年7月22日時点調査または公開された情報です。
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